赤木さん殺し真犯人判明?<本澤二郎の「日本の風景」(3636)

<「大阪地検の山本真千子特捜部長だ」と事情通が通報>

 コンビニで立ち読みでもいい。発売中の文春を読んだという事情通が、早朝に電話をしてきた。「近畿財務局の赤木俊夫さんの自殺の真犯人は、大阪地検である。山本真千子だ。赤城さんは山本に殺されたようなもの。赤木殺害の真犯人は山本地検特捜部長であることが分かった」と一気にまくしたててきた。


 理由が大ありだ。


<内部通報者を保護する義務違反、逆に追い詰めた!>

 森友事件の国有地払い下げに関する公文書改ざんについて、赤木さんと上司の池田靖氏は、大阪地検に改ざんの経緯を詳しく報告した。二人は内部告発者・内部通報者であろう。


 まともな国であれば、勇気ある英雄のはずだった。検察は、二人を身の危険から、保護する責任があった。逆に赤木さんに対して、山本検察はとことん追い込んでいった。保護する義務を放棄して、反対に問い詰める捜査に徹した。


 山本特捜部長の恐ろしい人間性と、背後に控える山本を操る大阪高検と、法務省事務次官ということが、容易に想定される。


 英雄賞のはずが、逆に犯罪者を強いられてしまった。身動きが取れない中で、哀れ赤木さんは苦悶の末、自殺したものであると断定できそうだ。



<大阪地検は正義の検察ではない、大出世の山本>

 真実を吐露した犯罪事実を隠ぺい・握りつぶした山本・大阪地検は、安倍ー黒川ラインを狂喜させたに違いない。


 結局のところ、森友事件のタダ同然の国有地払い下げに絡んでの、安倍夫妻の売国奴のような暴政によって、森友夫妻をも罪に追い込んだだけでなく、公僕に徹した赤木さんをも箱詰めのようにした。

 想像を絶する安倍夫妻の犯罪である。森友夫妻と赤木俊夫さんの両者を犯罪に仕立て上げ、その過程で赤木さんを死に追い込んだものであると、これまた断定できる。


 「私と妻が関係していれば、首相も議員も辞める」との安倍の国会答弁は、大阪地検の恐ろしい悪魔捜査が、見事に成功、今も首相の座を離れようとしていない。検察に正義はなかったことになる。


 多くの国民は検察と無関係であろうから、こうした検察の犯罪について、理解が進まないのかもしれないが、ともあれ赤木さんを殺したような特捜部長が栄転している。これが安倍・自公内閣の正体なのである。

 何度でも断罪したい。


<「女検事は男以上に出世にこだわりを見せる」とも>

 筆者は、自立しない日本の女性、やくざが跋扈する日本、レイプ文化の日本という真実を、2014428日の「木更津レイプ殺人事件」の徹底取材で知ってしまったジャーナリストである。


 したがって、女性の人権意識の高揚に重大な関心と、擁護に努める言論を展開してきている。山口強姦魔にも関心が強い。これに対抗して屈しない伊藤詩織さんの健闘を、ペンで支援している。東京新聞の望月記者にも頭が下がる。日刊ゲンダイには、峰田記者ら数人の女性記者の活躍にも、いつもジャーナリストの先輩として、高く評価している。


 だが、何らかの資格を取得した女性の正義と人権意識は、官邸や自民党本部で活躍してきた御仁の視覚だと、残念ながら著しく低い。最近では森雅子である。人間として最低であることさえも、本人はわかっていない。

 役人の出世欲は半端ではないが、特に男よりも女の方が強い。そのためには蛇の道にも、平気で渡る。山本がその典型だと理解できる。



<黒川ー山本検察は万死に値する>

 事情通はこう決めつけた。「検察は万死に値する。黒川検察・山本検察が大手を振るような日本になると、日本から正義と法治は完全に消えることになる。独裁政治を保護するための検察は、その実、自分のための検察であって、国民のための正義の公僕ではない」というのである。

 ぜひ異論・反論を、参考までに聞かせて欲しい。


 政治から自立して、関与しない検察が、この7年間、まったく機能しなくなった。それでも国民は、彼らに生殺与奪の権限を付与している日本である。

2020年3月26日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

安倍・五輪「賭博」は中止が正義<本澤二郎の「日本の風景」(3635)

<ギリシャに返上、原点に戻って対応するのが筋>

 世の中は動いて変わる。物事の見方、価値判断も。そこで五輪に焦点を当てると、初めから不正と腐敗がこびりついていた。やくざ用語だと、胴元の清和会の政権延命策として浮上したものだ。石原慎太郎・森喜朗の元青嵐会コンビが元凶であろう。今では安倍・自公内閣が胴元となって、7月から賭博開帳に執着する姿勢を貫いていた。新型コロナウイルス対策といっても、検査をしないことで、真実に蓋をかけていたものの、他方で、世界各国は政権と国家の存亡をかけてコロナ戦争を展開、五輪博打に参加できなくなって、とどのつまりは7月開催を断念した。


<「胴元」のご都合主義で1年延期?年内にコロナ収束?>

 とうの昔にギリシャで誕生した平和の祭典は、利権賭博に変質してしまっている。その価値は半減どころの話ではない。若者の夢ではない。異常な競争力を掻き立てての五輪は、さしずめギリシャ・ローマ時代の剣闘士レベルに落下してしまっている。そこでドーピングは日常茶飯事である。


 どうしてもやりたい、というのであれば、博打五輪を廃止して、ギリシャに返上して、本来の健全で健康的な、平和の祭典として再スタートすべきである。

 今回の1年延期は、胴元の都合が先行したものであって、合理的科学的な根拠はない。「年内にコロナ戦争に勝って完全に収束する」という希望的なご都合主義を前提にしたものだ。


 あわよくば、カジノ賭博大好きな安倍・清和会政権の延命策につながる、との思惑も秘めている。


<利権博打五輪にスポンサーも青息吐息>

 欧米先進国は、スペイン風邪のような、恐ろしい疫病と、生死をかけた戦いの真っ最中である。「暖かくなったら勝てる」というインフルエンザではない。感染力が非常に強いコロナウイルスである。


 7月開催が消えたことで、その収拾策に関係者は翻弄される。数兆円の損失にスポンサー企業でさえも、青息吐息の状態である。およそ80社といわれるスポンサーの耐力は著しく落ちている。


 それは欧米先進国のスポンサーにも同じことがいえる。経済先進国のアメリカでは、巨大企業のボーイングが墜落、その救済に莫大な税金が投入されるようだが、それらのトランプ救済大型予算に議会は、反対している。1%救済に対して、与党内からも批判されている始末だ。


<人類は生きるか死ぬかの局面>

 ニューヨーク株式市場の大暴落は、まさに1929年の大恐慌を連想させている。当然のことで、各国の生産活動は窒息する状態にある。


 当然、エネルギーである原油の需要が無くなって、1バーレル100ドルを超えていたものが、いまでは20ドル前後に落ち込んでしまっている。資金をぶち込めば、元気になるという病ではない。

 米国が誇るシェルオイルは、50ドルでないと採算はとれない。企業活動の大元がこのありさまだから、金で解決するものではない。人とモノが止まってしまった世界の恐怖である。


 「人類は生きるか死ぬかの瀬戸際」という表現は、あながちオーバーではない。そんな場面で、利権と政権延命をもくろむ胴元の1年延長に、どれほどの説得量があるだろうか。価値はマイナス以下である。


<生活が安定しなければスポーツどころではない>

 スポーツは人々の生活に楽しみや感動を与えるものだが、しかしながら生活困窮者には、そうともいえない。何かの原因で不安を抱えている人にとって、スポーツは関係が薄い。まだ映画の方が、影響を与えるだろう。


 すなわち、生活が安定していることが、何よりの大前提である。世界一の高給を、国民の税金で、懐を温めている永田町族にとって、五輪は相応の楽しみを与えるであろうが、それでもスポーツに莫大な税金を投入する価値は、現時点では極めて低い。


<人々は清和会・令和五輪賭博に興味なし>

 はっきりと言わせてもらうと、善良な日本国民は、安倍胴元のような清和会・令和五輪賭博に興味などない。大金を払って観戦したいとは思わない。1%族には、それによって大金が入るのであろうが、99%国民の大半はうんざりである。


<地球温暖化・医療福祉・貧困者救済・フクシマ汚染東北復興・防災対策に目を向けるのが善政>

 コロナ検査を受けられる医療体制の構築が急がれる。そこに目を向ける政治が正義・善政である。

2020年3月25日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

検察官適格審査会の活用<本澤二郎の「日本の風景」(3634)

<赤木遺言を握りつぶして出世した山本真千子・大阪地検特捜部長>

 今朝ほどの情報によると、森友事件の国有地払い下げにからんで、財務省の公文書改ざんを強要させられて、自殺に追い込まれた近畿財務局の赤木俊夫さんの遺言手記を、当時の大阪地検特捜部長は、証拠として押収していた。つまりは、佐川理財局長の犯行を承知していて、不起訴にして、佐川と共に出世した女特捜部長を、心ある国民は法務省の「検察官適格審査会」に訴えなければならないだろう。


 安倍の五体の、どこを切り刻んでも犯罪だらけと、国民は理解しているのだから、これ以上の検事の暴走を許してはならない。お金はかからない。誰でもこの審査会に訴えて、小野の正体を暴くべきだろう。小野に指示した人物も見えてくるに違いない。


<安倍の番犬・黒川弘務・東京高検検事長も>

 正直なところ、裁判官の適格を審査する機関の存在は承知していたが、検事に対しても、それが法務省内に設置されているということを知らなかった。


 早くから知っていれば、東芝病院医療事故死事件を不起訴にした、東京地検の松本朗を、ここに提訴すればよかったと、今は反省中である。


 小野に次いで、現在、安倍が政府の番犬として、次期検事総長にしようとしている黒川弘務・東京高検検事長も、正義を重視する市民・野党は、この審査会にかけてみるのも一つの手段ではないか。

 500万円賄賂事件がまとわりついている人物が、日本の検事総長というのは、誰がどう見ても納得できないだろう。

 

<今の野党追及は甘すぎて見て居られない>

 赤木遺言は、森友事件の核心的証拠である。これに対する安倍と麻生の、鼻であしらうような答弁に、野党は押しつぶされている。


 昨日は、テレビでもラジオでも、見たり聞いたりしていた善良な国民を怒り狂わせた。悪党が証拠を出しますなどということは、100%ありえないわけだから、

言ってみれば野党のアリバイ作りでしかない。

 与野党ともなれ合いの芝居を、主権者に演じているだけであろう。これでは国民は納得しない。野党は、命がけの勝負をするしかない。信念のある政治家集団でないと対応できない。どうするか。



<第一に安倍夫妻・麻生・佐川の証人喚問>

 森友事件の主要な当事者を、国会で証人喚問をするに尽きる。議会の約束事でもある。その発言に嘘があれば、偽証の罪に問われて、裁判にかけられる。


 その筆頭が安倍夫妻である。そして国有地払い下げの財務省のトップ、麻生太郎である。もう一人が改ざんを強要した佐川である。

 まずは、この4人の証人喚問を要求する。与党との激突が開始される。国会の審議は、すべて止まることになろう。


 本来であれば、これを衆議院でやれば、予算を人質にして政府を追い詰められるのだが、その覚悟が、今の野党にはまるでない。国会をゲームのように理解している、サラリーマン議員が大半である。


 犯罪首相が、嘘の連発で逃げ切りを図るのは、毎度のことである。


<第二に野党議員全員の議員辞職>

 最後の手はなにか。

 野党議員が、全員議員を辞職することである。国会を機能不全に追い込む。「自由と民主主義を確立するため」という大義を掲げて、決起するのである。


 相手はストロング・ナショナリスト、独裁政権である。歴史を逆転させることに専念、ひたすら1%のための、アベノミクスと戦争三法・カジノ法の強行で、本来、国民の生命と財産を守るための善政に、逆行してきている。


 この手を使えば、政府与党を解散に追い込むことが出来る。暴政の張本人である自公議員を、ほとんど落選させることが可能である。


<時代の大変革期・帆船日本丸の船出へ>

 右翼の評判は悪いかもしれないが、日本丸は武器弾薬を海中に沈め、太陽や風で航海するのが一番である。世界各国との良好な関係が、最高の強みとなる。財閥1%は、たとえ存在しても主役になることはない。

 日本丸の主役は、善良な国民である。格差のない安定した社会である。消費税はなしだ。ゼロである。適当な価格で消費する、人々は質素だが、心は豊かである。もう、それもまじかに迫ってきている。幻想ではない。確実に、一大変革期の訪れの音を聞くことが出来る。

2020年3月24日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

↑このページのトップヘ