兄貴分と弟分<本澤二郎の「日本の風景」(3672)

<歴史と政治の分野で韓国は日本の先輩国>

 7年有余の安倍・自公・日本会議の右翼政権下、隣国を卑下するような日本人が急増した。偏狭なナショナリズムが災いしたものだ。韓国嫌いに対しては申し訳ないが、政治は言うまでもないが、歴史的にみても、韓国は日本の兄貴分である。


 ずいぶん前になるが、誰かが「韓国人は日本を弟分と呼んでいる」と口走った時、さして気には留めなかったが、現在はなるほどと肯定したい。一部の尊皇派はどうか?天皇家のルーツ・源流は朝鮮なのだ。


<象徴天皇の祭祀なる占いダンスは21世紀にそぐわない>

 新天皇が即位・就任して、昨日1年経ったという。その日に、皇居の奥深い祭壇のような部屋で「祭祀という占いダンス?をした」と聞いた。

 韓国の歴史ドラマにも、大きな事態が発生すると、王朝の祭礼が繰り広げられるが、こちらは巫女たちだ。中国の皇帝も、天と地の神に祈る行事をした。これを朝鮮の王も見習い、日本の天皇も朝鮮王朝儀式をそっくりまねている、と理解すべきだろう。


 雅楽などの音楽も、天皇家と朝鮮王朝のそれがそっくりなのに、当初は驚いた。10年ほど前、日本のテレビで韓流映画を見て以来、俄然、歴史ドラマに興味を持つようになると、史上、日本と朝鮮が一卵性双生児なのだということが分かってくる。


 半島の人たちが、日本を弟分と称する理由がわかる。むろん、中国も朝鮮・韓国も、もう旧制度は廃止して存在しない。日本だけが敗戦でも生き延びた。しかし、天皇象徴であって、それ以上のものではない。したがって、占いダンスは21世紀にそぐわない。第一、天皇皇后も、原始の占いをしたいわけではないだろう。「祭祀を止めれば、神社本庁の日本会議の影響から離脱できる」との指摘もあるのだから。皇室改革の時期でもある。


<在京政治部長会の訪韓と自衛隊・対馬基地視察>

 昭和天皇の葬儀を目撃した韓国大使館広報官に「李王朝の葬儀とそっくりなのに驚きましたよ」と声をかけられたことがある。

 国会記者会館を管理する在京政治部長会が、韓国五輪実施の直前に訪韓団を編成したさいの韓国大使館員の発言だった。当時は、半島の王朝についての理解が全くなかったため、その鋭い指摘を呑み込めなかった。


 当時の韓国は、盧泰愚という軍人大統領である。青瓦台で恐る恐る「北朝鮮との貿易など交流する考えはありますか」と質問するのがやっとだった。「もちろん、考えていますよ」というコメントに飛び上がるほど喜んだものだ。

 ソウルから、歴史が眠る慶州へ足の延ばした。寺院や遺跡、遺品の数々を見学したが、それが何を意味するのか、その時は理解できなかった。そもそも、ハルビン駅頭で伊藤博文を暗殺した安重根について、産経の政治部長から「安重根は英雄なんだよ」と教えられて、ほうと感心する始末だった。韓国・朝鮮半島について無知も極まっていた。


 ところが、その後に政治部長会に対して、防衛庁から「対馬基地視察」が舞い込んだ。対馬というへき地に多少の興味があっての参加だったが、なんと対馬で発掘されていた遺跡や遺品が、慶州のそれとそっくりだったことから、半島と列島の結びつきを認めないわけにはいかなかった。

 ちなみに、韓国の歴史ドラマには、倭寇として日本の海賊がしばしば登場するが、倭寇の基地が対馬だったらしい。中国史にも登場する倭の国が、いつ日本名称へと変更になったのか?これもはっきりしないが、そもそも誰が倭の国を誕生させたのか、卑弥呼なのか?分からないことだらけである。人々を歴史の真実から遠ざける、作られた明治以降の皇国史観教育であることが、以上のことからも理解できるだろう。


<元三重県警本部長・渡辺一太郎氏の「天皇は朝鮮人」に驚愕>

 今では、天皇は朝鮮人・渡来人ということにためらいはない。しかし、渡辺一太郎さんに言われたときは、当然、半信半疑でとても信じられなかった。不思議なことをいう元内務官僚だ、ぐらいで、気にも留めなかったが、今は彼の指摘に頷くばかりである。


 渡辺さんとは、死の直前まで交流した。敗戦直後に三重県警本部長、それから千葉県警本部長、千葉県副知事、自民党川島正次郎派から政界入りした。秘書の石井正子、運転手の並木さんも、よくしてくれた。茨城県の温泉の湧いているゴルフ場で、珍しい魚も食べた。

 「天皇は朝鮮人だよ。三重県警本部長の時、伊勢神宮を何度も視察している。資料も読み漁った。その結論だ。間違いはない」

 興味があれば、伊勢神宮を徹底研究すれば、誰でも理解出来るだろう。


<出雲大社など島根の無数の神社・地名は渡来人の実績>

 関東の人間は、関西・中国・山陰の土地柄について詳しくないので、渡来人という言葉にも、ややもすれば抵抗を感じてしまうのだが、先日、島根県の名士と電話でおしゃべりしていた時、彼が「この辺の神社は、みな渡来人が建てたものばかり」と口走った。出雲大社の巨大な鳥居は半島に向いている。しめ縄は、蛇の交尾だと地元の案内役から聞かされた。納得できる。


 以前、地元の新聞記者が「このあたりの地名は、韓国名が多い」とも教えてくれた。島根には、鉄文化の発祥地でも知られる。朝鮮半島の人と技術が入り込んだ中心地なのだ。その成功者が天皇家であろう。出雲から大和、ついで京都、明治に江戸にやってきた。参考までに、韓国の釜山からは、船を浮かべれば、海流に乗って列島に着く。半島の政治亡命者の安住の地が日本なのだ。焼き物師だけではない。

 朝鮮・韓国の人たちが、日本人を弟分と呼ぶのは、十分な理由がある。


<安倍・岸家の先祖も渡来人、昭恵夫人も>

 現役の記者時代は、まったく考えも及ばなかったが、政治屋の中に先祖が渡来人という人たちが少なくない。かなりいるらしい。彼らは太い人脈で結ばれている。経済界にも、おそらく官界・学界にも多数いるのであろう。


 勉強嫌いの安倍は、半島人脈に乗って首相になったものだろうが、一般に朝鮮・韓国人は、勤勉でよく勉強する。出世志向は、物凄く強い。当然、社会の支配層に入る割合は高い。昭恵夫人も、その末裔として安倍家に嫁入りしたのであろう。

 戦前の高等文官試験は、中国の科挙制度が朝鮮に入り、日本の明治になって採用された。現在は国家公務員試験上級職だ。占い・祭祀の神社信仰のルーツは、大陸の道教が半島を経由して、列島に入ったものと思われる。


<住居・布団・枕の生活風俗もそっくりさん>

 韓国の歴史ドラマには、庶民の家庭生活の様子も映し出してくれる。それは日本の貧しい時代の生活環境そのものだ。

 土壁・茅葺屋根・障子・布団・枕・箸はそっくりだ。敗戦後の農村そっくりの様子を知ることが出来る。同根である。


<政治は三権分立の先輩国>

 韓国の検察は、堂々と不正を暴く。三権分立が確立している。民主主義の先輩国である。説明不要であろう。


<兄弟仲良く、その前に弟は大きな過ちを深く詫びて詫びて>

 韓国と日本は兄弟国同士だ。仲良くが最善。ただし、日本は大変な過ちをしでかしてしまった。とことん謝罪するほかない。100年、200年かけての覚悟が必要である。天皇も首相も首を垂れる、許してくれるまで。それしかない。「中国は日本の先生、尊敬すべし」とは宇都宮徳馬さんの叫びだった。「韓国・朝鮮も兄貴分として尊敬すべし」であろう。


 新型コロナウイルス対策にしても、日本はまねるべきである。まずは検査検査で早期発見、早期治療で沢山の命が救われる。やはり肝心なところで、兄貴は立派である。

2020年5月2日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

破局の日本か<本澤二郎の「日本の風景」(3671)

<隣国の教訓を学ぼうとしない国家主義・イデオロギーのコロナ禍対策>

 落ちるところまで落ちるしかないのか。昨日の国会の様子を、しばらく聞いていての感想である。杞憂であればいいのだが、依然として新型コロナウイルス対策のぶざま過ぎる日本会議政治に辟易してしまった。


 昨年の12月、いや11月から表面化した疫病対策について、安倍・自公・日本会議の、国家主義・イデオロギー政治の弱点が露見していると断定できるのだが、極論といえるのかどうか。


 結果は、まさにそうである。世界各国の成功失敗例は、誰でも知ることが出来る。日本政府は、いまも東京五輪に頭が向いていて、コロナ禍に突進していない。問題があれば、それは「憲法が悪い」という世論操作に掛けているらしい。


 コロナ成功例は、韓国や中国にある。ドイツは韓国の早期発見・早期治療を学んで、死亡者を減らしている。歴史の教訓を蹴散らしてきたイデオロギーが災いしてきた日本は、隣国の成果を学ぶどころか、否定してしまい、事態を大きく表面化させている。昨日の国会審議からも読める結論である。


<早期発見・早期治療でしか被害を最小限に食い止められない>

 日本政府の対策は、重症化した患者に対してのみ、PCR検査を実施するという間違った方法を、今も継続している。加藤勝信と安倍晋三の国会答弁

の骨子である。

 「患者は医師にも接近できない。(無能な)保健所で抑え込まれる」という現状認識が、まるで議会で空を切っていた。悲劇である。

 PCR検査体制が、もう半年にもなるのに出来ていない。別の病で駆け込む無症状感染者によって、病院の医師も看護師も、一般の患者も感染するわけだが、それが列島のいたるところで繰り広げられている。怖くて病院に行けない国民も哀れだ。


 中国には養生という漢方治療がある。免疫力を高めることで、軽い患者は助けられる。重症の患者は、ICUを必要とするが、これさえも対応できていない今の日本の医療現場である。国会では「金くれ」質疑ばかりで、聞いていて気が滅入る。

 数年前、首相を辞めた福田康夫が「日本は破局へ突っ込んでいる」と予見したが、コロナ禍で一挙にそれが現実味を帯びてきた。


<戦前は戦費調達、今は株価維持のハイパーインフレの恐怖>

 敗戦時の日本国民を襲った恐怖は、ハイパーインフレであった。円が紙切れになってしまった。物価は70倍に跳ね上がった。


 侵略戦争と日米戦争は、財閥と軍閥の連合軍が、神に祭り上げた天皇の下で、教育勅語と国家神道で、国民を徹底的に戦闘員に洗脳して起きたものである。官僚機構は、軍備調達のための商工官僚と、戦争反対派を懲らしめる内務官僚が、政治の主導権を握った。

 ちなみに、岸信介は商工官僚で、中曽根康弘は内務官僚である。

 商工官僚は現在の経済産業省だ。最近までは通産省を呼んでいた。安倍政治の骨格は、この経産省主導、すなわち財閥主導である。戦前体制の復活を裏付けていよう。そこに自民党神社本庁と公明党創価学会が付着している。国家主義イデオロギー体制そのものであろう。

 これがコロナ禍にも災いしている。経済政策にも。アベノミクスなる用語で国民を躍らせてきた犯人は、中央銀行である日本銀行・日銀である。やっていることは、株価の維持である。そのために命がけで「福沢諭吉」を印刷して、危険すぎる株のギャンブルに懸命である。


<日銀が株博打に円刷りに特化する異様>

 中央銀行が、円を刷りまくって日本の価値を落下させている。財閥はすでに500兆円余の内部留保金という莫大すぎる金を保有しているが、投資先が見つからないため、眠らせているだけである。

 その価値を維持するために、国家主義に傾斜した安倍政治は、なんと国民の唯一の資産である年金基金に手を突っ込んで、株の博打・ギャンブルに特化してしまって、年金を搾り取っている。

 「飛行機は飛んでいないのに株価は2000円、2400円の高値。本来であれば数百円なのだが。黒田・日銀の行く先はハイパーインフレ必至だ」と事情通は怒り狂っている。破局を証明する日銀なのだ。


<国会はおねだり審議で財政放任の支出競争>

 戦前の翼賛体制と化した議会は、たまの予算委員会で、日ごろ出番のない政党代表者のストレス発散の場となる。有権者向けの「おねだり・金くれ」審議で、ハイパーインフレの危機などどこ吹く風である。

 それでも、莫大な金のある財閥にも金を用意する予算の存在に市民は怒り狂うが、国家主義予算はスイスイと成立した。破局へとまっしぐらか!

2020年5月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

泥棒猫<本澤二郎の「日本の風景」(3670)

<落ちぶれたり信濃町の公明党創価学会>

 戦争遺児が、太田ショウコウの特定秘密保護法強行に強く反発した2013年12月のころから、俄然、信濃町ウオッチャーの一人となってしまったのだが、このところのコロナ禍にかこつけての、一律10万円支給やら安倍マスクにまで食らいついている公明党創価学会の様子をみていると、池田大作が指揮棒を振っていたころとは、雲泥の差があることを認めざるを得ないだろう。

 ストロング・ナショナリスト安倍晋三に波長を合わせているのであろうが、大衆の目はきつい、泥棒猫に成り下がった信濃町と、負の評価をする国民が増えてきている。

 このことは、彼らもまた、安倍同様に、国民を愚民視してること、さらには国民の側が油断していることが、ことの元凶なのだ。


<一律10万円でやくざや死刑囚、億万長者にも>

 困窮者・貧しい人々に血税を投入することが、真の平等である。

 女性を強姦、その生き血を吸って左うちわのやくざにも10万円、監獄の死刑囚にも10万円、年収億円以上の富裕層にも10万円を、断じて政治の公正公平の観点から理解できない、善良な市民は多い。


 コロナでも、1円たりとも毀損せず、非正規社員と比べると高給を食んでいる恵まれすぎている議員族や公務員にも10万円である。泥棒猫の社会を象徴しているが、それもこれも信濃町の公明党創価学会の、立派すぎる?成果である。


 税務署サイドの資料だと、創価学会の首脳部の給与は5000万円以上である。衆参議長や最高裁長官ら三権の長と肩を並べている。


<そして安倍マスクにも食らいついていた!>

 各戸に二枚のマスクを、血税を使って支給するという、安倍マスクにも驚く。予算額466億円と超高額である。

 発注業者のうち三社について公表した政府に対して、残る一社を社民党のフクシマ党首が追及した。なんとそこに現れた数人社員のフクシマ所在企業、定款を急遽変更してのベトナムからの輸入マスクだという。

 「業者はなんとなんと公明党創価学会だった」というものだから、政界雀は「太田ショウコウと山口那津男の利権稼ぎ」と酷評している。

 落ちるところまで落ちてしまった公明党創価学会なのか。公正な発注という義務を、安倍・自公・日本会議の政権が違反したものだ。

 466億円の莫大な血税疑惑に東京地検特捜部は動くのか、会計検査院はまともに検査するのであろうか。国会議員は、豊富な血税で恵まれた生活を保障されている。国権の最高機関としての責務を果たす義務があろう。国民が油断していると、血税は湯水のごとく利権化してしまう安倍・自公・日本会議の政府と断罪したい。他方、民度も問われている。


<まともな信濃町だと巨大金庫を吐き出し>

 信濃町の豊富すぎる金庫については、国税庁だけではない、全国民がみな知っている。北京など海外でも有名である。

 世の肩書は金次第であることも、信濃町は天下に証明している。


 原資は、自民党のように?血税をくすねるような蓄財ではない。数百万人の創価学会員の浄財・平和資金である。

 その金も、よく聞いてみると、夫に隠れての1000万円献金、はたまた高利の消費者金融から借りての献金と、それはそれは社会規範に触れたり、家庭騒動を招来させたりの、問題や悲劇を伴っているようだ。

 会長の原田に詰問したい。「一律10万円の血税よりも、金庫をはたいて12兆円吐き出してはどうか。全国民が信濃町に感謝すると思うが、考え直して実行できないのか。福島のマスク業者?の後押しするよりも、本当に困窮している会社であれば、信濃町の金庫から提供してはどうか。それなら池田さんも喜んでくれるはずだが、どうだろうか」

 

<施設をコロナ感染者治療に提供してはどうなのか>

 武漢や欧米の都市などの悲惨な様子を見ていると、医療の物資だけでなく、治療する施設がない。そのために、多くの病院に患者は駆け込んでいる。そうして医師や看護師が感染、これによって院内感染が多発している。

 このさい、武漢のような野戦病院が必要不可欠である。

 そこで提案だが、創価学会は全国に大きな施設をたくさん所有している。これを治療のために開放してはどうか。そうすれば、他の宗教施設も同じようにするだろうから、治療施設はいっぺんに解消する。これは知恵である。


<戦争三法強行を国民とアジア諸国民は忘れない>

 太田ショウコウと山口那津男と原田に言っておきたいことがある。平和を愛する全国民は、安倍の戦争三法が公明党創価学会によって、強行実現したことを永久に忘れない、と。戦争遺児の叫びなのだ。

2020年4月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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