派閥は不滅<本澤二郎の「日本の風景」(3785)

<三人寄れば派閥が生まれる=安倍お友達内閣=安倍派>

 自民党きっての名門派閥というと、宏池会である。70年代、80年代の派閥全盛期に日本経済興隆の背景といえる。宏池会三代会長の大平正芳の名言の一つが「人間は三人寄ると派閥が生まれる」というものだ。


 人間は弱い、弱すぎる動物である。よって「寄らば大樹」に傾倒する。信仰の仲間や政党の仲間、企業や地域、役人の仲間に潜り込んで、人々は少しでも安逸をむさぼろうとする。


 新聞テレビは、こぞって安倍の仲間をお友達と表現しているが、正確には安倍派そのものである。


 人間は本当に弱い。権力に立ち向かえる言論人も、ほとんどいない。怪しげな記事でもって、世論操作の仲間となって、小銭をつかんでほくそ笑んでいる。当たらずとも遠からずだろう。特に右翼的な人間に目立つ現象である。

 「一身独立・一国独立」に程遠い日本国でもある。



<派閥不健全が今の自民党全政党没落の実態>

 かくして人は、群れて行動力を高めようとする。発言力を高めようとするものだ。小さな新聞の派閥記者20年の記録保持者の目には、実によく見えて分かる。


 平和軍縮派の宇都宮徳馬に惚れた理由の一つが、彼の独立自尊・政界の一匹狼、そこからの正義の主張と行動だった。彼は戦争犯罪者の岸信介を、生き抜いて反撃の手を決して緩めなかった。


 三木武夫は小派閥を足場にして、佐藤栄作に牽制球を投げ続けた。知恵のある大平は、田中角栄と連合して岸勢力を撃破して、中国との国交正常化を勝ち取った。そのことで右翼台湾派の恨みを買い、40日抗争の末、力尽きた。角栄は、ワシントンからのピーナツによって、とどめを刺されてしまった。


 岸の実弟で、安倍の叔父・佐藤栄作長期政権は、それでも「独裁」と呼んだ言論人はいなかった。なぜか、宏池会や三木派が常に監視を怠らず、牽制球を投げていたからだ。


 小選挙区制は、党首の地位を格段に高めた。人事と金を独占したことから、派閥の衰退を招来させて、独裁政治が生まれた。派閥不健全が、政治の活力をそいでしまった最大の原因である。独裁は、不正と腐敗の宝庫となる。補完するのは、公明党創価学会・電通大魔神・NHKということになる。


 自民党のみならず、全政党が沈下している現在の日本、そこにコロナ襲来となっている。



<派閥健全であれば独裁は生まれない>

 反対に派閥が健全であれば、政党・議会人の言論が自由化するため、政治は活力を取り戻すことが出来る。そこでは独裁は生まれない。


 したがって、消費税8%や10%の民衆いじめの悪法も実現しない。電通やNHKの暴走を、派閥が止めてしまう。独裁など生まれようがない。


 小選挙区制強行に突っ走ってきた石井一が、最近の「月刊タイムス」で、自分が戦犯だと反省し、国民に謝罪している。河野洋平や小沢一郎らは、この犯罪的選挙制度のA級戦犯として逃げることはできない。



<現在は派閥の弱体が日本政治の混迷原因>

 文字もろくろく読めない家庭教師付きの愚か者の独裁が、日本政治の内外政の混乱・混迷の根本原因である。


 自民党幹事長の二階、総務会長の鈴木、政調会長の岸田は、まるで借りてきた猫のようにおとなしい。国民は彼らの存在を見ることも、知ることもできない有様である。政党が死んでしまっている。野党の民主党さえも、ミニ政党レベルで存在感ゼロに等しい。これに不正選挙を掛け合わせると、自民公明の独裁は、まだ継続するかもしれない。


 政治家の基本的要件である廉恥の人がいない。与野党議員共に金集めに走って恥じない。修身斉家の政治家群によって、政治は活力をみなぎらせることが出来るのだが。それが霞が関にもいない。家に例えると、土台も屋根も腐ってしまっている。雨が降ると、屋根からの雨漏りと土砂崩れに耐えることが出来ない。


<たとえばPCR検査をしない五輪利権優先の自公・日本会議内閣>

 具体的事例を紹介すると、昨年暮れからのコロナ騒動の対策である。早期発見・早期治療が必定だが、依然として回避している。

 東京都でさえも、PCR検査をしない、ろくろくしていない。多くても1日3000件前後とお粗末である。毎日数万、数十万件の検査で感染者特定が不可欠である。感染者が、自由自在の東京と列島なのだ。


 東京五輪はやれない、中止であるが、そうなると、安倍の野望の戦略が崩壊してしまう。電通や新聞テレビの利権が破損してしまう。日本経済が撃沈してしまう。まるで漫画・幻想の世界を浮遊している日本である。


<新聞テレビ界・企業にも派閥は存在する!>

 本日のテーマは、信濃のソプラノ歌手の素朴な質問に答えている。美しい声と美しい自然からの、真っ当すぎる右顧左眄のない質問である。

 派閥はどこにでも存在する。せめて悪党の仲間に入らないことである。新聞テレビ界など人が集まるところ、派閥は存在している。


本澤さま

永田町一筋の政治記者でいらした本澤さんの「日本の風景」。

いつも興味深く読ませていただいています。

ところで、随分前、派閥はなくそうということになったように記憶しているのですが、シッカリ堂々と残っているのですね。というと

漢字を読めないリーダーが続いていますが、せめて漢字を正しく読める人に代わってほしいものです。

近藤


 政治は命がけの職業である。そのために国民は、人事院を経由して莫大な血税を支払っている。それでも、正義を全うしなければならない法務検察も、腐って信頼を喪失してしまった。正義不在の日本である。


 警察も腐っていて、やくざの配下に成り下がっている。近く公開するつもりである。

2020年7月15日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

知らないと恥かく派閥の怨念<本澤二郎の「日本の風景」(3784)

<リベラル憲法重視・宏池会VS改憲軍拡・清和会の攻防史>

 今の電通支配下の新聞テレビは、昨年7月の参院選広島選挙区で、勃発した河井案里と溝手顕正の死闘ともいえる広島戦争について、表面的にしか伝えていない。それは安倍に忠誠を誓わされている宏池会の岸田文雄、岸田が後継者と甘言する安倍の虚言に翻弄されている。同時に、ひ弱すぎる岸田の性格も関係している。


 過去にも前例がある。7年8か月の佐藤栄作長期政権に屈した、前尾繁三郎を想起させる。このときは、宏池会の若手・田中六助などが決起、大平正芳と交代させて、低迷派閥の復活に成功した。

 大平は、佐藤派を離脱、独立する田中角栄と提携して、悲願の日中国交正常化を実現した。後者は金脈問題で退陣、その後に襲い掛かったローキード事件では、不条理な検察の捜査によって腰を折られてしまったが、大平は屈せず、福田後の政権を手にした。


 このことからすると、岸田は宏池会会長の座を譲る場面である。いやなら宏池会の伝統を死守して、安倍を追撃する先頭に立たねばならない。保守本流・総裁派閥宏池会の宿命的立場は、ここにあるのである。


 河井夫妻を利用しての安倍の宏池会崩壊作戦に甘んじるばかりの岸田であれば、即刻、会長の座を降りるしかない。老いた古賀誠もどうかしている。


 憲法尊重のリベラル派と改憲軍拡派の攻防・死闘は、敗戦後からである。政治理念は水と油・正反対なのだ。


<吉田茂VS鳩山一郎、池田勇人VS岸信介、前尾繁三郎VS佐藤栄作>

 敗戦後の第一回総選挙は、戦争推進派だった鳩山一郎の自由党が第一党となったが、組閣寸前の場面で、占領軍総司令部(GHQ)が鳩山を追放(パージ)した。

 軍国主義下の英米派外交官の吉田茂が浮上、鳩山と交代した。吉田は労せずして政権を手にした。荒れ果ててしまった敗戦日本の経済復興を成し遂げた吉田の最も重要な成果は、大日本帝国憲法に代わる平和と民主を根幹とする日本国憲法を誕生させたことである。今日の日本は、紆余曲折はあっても、ひとえに戦後憲法のたまものである。平和を維持できたことに日本国民は、憲法に感謝すべきだろう。憲法を存続することが、日本とアジアの平和と安定の基礎である。

 河野洋平ではないが、改憲など論外である。

 余談だが、鳩山自由党の選挙資金を用意した人物は、なんと上海で陸軍の児玉誉士夫率いる児玉機関だった。同機関が侵略地区で略奪したプラチナなどの軍需物資。これを敗戦直前、軍用機で東京に持ち込んで、それを札束に替えた。河野一郎ら鳩山側近は、児玉の略奪物資を売却して札束に代えた。

 後年、吉田内閣で参院議長を歴任した松野鶴平の政治後継者で、小泉純一郎内閣のご意見番・頼三が筆者に打ち明けた秘事である。

 児玉の略奪資金に手を出した戦前派の鳩山の後継者が、安倍の祖父・A級戦犯の岸信介である。

 敗戦で人材が枯渇していた中で、即戦力となる官僚を引き抜いた吉田派と、戦前派で戦争推進派となった追放解除組の確執が、保守合同後の宏池会リベラル派と清和会改憲軍拡派の攻防となってゆく。


 吉田政治の後継者・保守本流の池田勇人と、保守傍流の岸信介の争いは、ひたすらワシントンの指令に従うGHQ主導の60年安保改定、そのための警職法をめぐって対立した。結果、岸退陣を必然化させたものだが、そこで宏池会創設者の池田の出番を確実にした。この60年安保闘争の国会デモに参加した当時の学生が、のちの宏池会をリードする。池田行彦と加藤紘一である。

 日中・日米戦争推進派が、GHQワシントンに従順というのも不思議ではある。今の岸の孫がそうだし、改憲軍拡派はワシントンの防護服を着て飛び跳ねている。


 岸の実弟・佐藤栄作が政権に就くと、宏池会の劣勢が際立つ。優柔不断の前尾繁三郎を今の岸田が演じているようで、派内の空気は澱んでしまっている。

宏池会が弱くなると、岸の勢力は長期間、政権を担当する。リベラルが衰退すると、必然的に財閥優先で国民生活は疲弊する。


<大平正芳VS福田赳夫、宮澤喜一VS安倍晋太郎、加藤紘一VS森喜朗>

 宏池会第三代会長となった大平は、田中角栄と深く提携することで、厚い壁を乗り越えてゆく。前尾の教訓を生かしたのだ。

 大平の立派過ぎる実績というと、それは中国との国交正常化に尽きるのだが、そのために田中内閣を誕生、外相になると、一気呵成成し遂げてしまった。首相として北京を訪問するや、政府開発援助を約束、中国の経済成長の基礎を完結させた。

 これに抵抗した岸の息がかかる福田内閣は、それでも背後の岸を攻略して日中平和条約を締結する。立役者は自民党幹事長の大平だった。蟄居中の目白の田中は、福田派の園田外相に側近の愛野與一郎を、政務次官として送り込んで外相攻略を成功させた。


 福田再選をかけた党員選挙で大平が勝利すると、福田はあっさりと政権を投げ出した。中国経済の起爆剤となったODAは、大平自ら北京に足を運んで、鄧小平に約束した。

 日中侵略戦争への反省と謝罪を込めた、大平らしい日本国民によるすばらしい貢献となった。残るは北朝鮮だ。宏池会政権なら、真っ先に手を付ける外交課題であろう。


 岸の政治力で、福田の後釜となった安倍晋太郎は、岸の娘婿、晋三の父親である。中曽根後継人事で、宮澤喜一と争うことになったが、中曽根は金のかかる「世界戦略研究所」設立資金を用意した竹下登を指名した。

 国家主義者の中曽根は、岸と同じく護憲リベラルの宮澤を嫌った。徹夜マージャン好きの晋太郎は、きつい外相生活でガンに倒れてしまった。

 だが、竹下後継者の小渕恵三の急死すると、当時、自民党幹事長の清和会・森喜朗に出番が回ってきた。といっても、官房長官の青木幹雄ら一部幹部の密会で押し切ったものだ。当時自民党の総務会長だった、宏池会の池田行彦を外しての決着、すこぶる不明朗なものだった。せめて議員選挙をすべきだった。「サメの脳みそ」で知られる森政権誕生で、改憲軍拡のカルト教団・日本会議の出番を作って、とどのつまり安倍内閣を誕生させ、歴史の駒を逆転させてしまった。この森退陣を迫ったのが、加藤紘一だった。

 森は目下、五輪開催の中心人物となって、電通利権の先頭に立っている。


<岸田文雄VS安倍晋三=広島安芸VS山口長州>

 小泉純一郎の尽力で首相の座を射止めた晋三は、一回戦で矢尽き倒れたものの、二回戦では宏池会の岸田を懐柔作戦で、自民党内に敵なしの言論封鎖体制を構築して、長期政権を実現している。対抗馬は石破茂のみだから、職権乱用の犯罪を次々起こし、他方で戦争三法やカジノ法を強行、ワシントンにとことん忠誠を尽くしている。


 電通を暴走させて、言論統制にも成果を収めている。そうした背景を武器に、広島戦争に点火した。ただし、宏池会撲滅寸前で1・5億円事件が発覚、流れは逆流しているのだが。岸田が生まれ変わって田布施を退治できるのか。死闘は夏へと向かう。

2020年7月14日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

稲田検察の最後っ屁<本澤二郎の「日本の風景」(3783)

<亀井秘書300万円収賄もチャラ、それだけではない広島戦争>

 腐敗横行の醜悪な官邸・自民党本部・信濃町を象徴する広島戦争は、まだ何も終わっていない、というべきか。それでも、安倍・自公・日本会議主導の総選挙に対抗できないバラバラ野党だ。


 二流どころか四流、五流国家の日本ということになろう。その元凶は出鱈目な法務検察にある。議会・司法・官界も売国奴為政者群に占拠されていた。これこそが日本の真実というべきか。


 それにしても手口がひどすぎる。雑魚ばかりの収賄事実をあげつらいながら、逮捕も起訴もしない、広島地検と東京地検特捜部である。300万円の収賄事実さえもチャラにするお目こぼし捜査は、捜査に値しない。素人でも理解できるだろう。稲田検察の最後っ屁と断罪したい。


<安倍事務所4人の収賄額は数百万どころではない>

 「参院選直前の2019年6月に安倍は、河井克行と二度も密談している。その直後に1・5億円の特別巨費が、党本部から河井夫妻に送金された。安倍の宏池会撲滅作戦ゆえに、安倍は4人もの秘書に総裁秘書の名刺を持たせて、公然と陰謀選挙に投入させた。官房長官と自民党幹事長も動員しての宏池会壊滅作戦は、官邸と自民党本部が総力を挙げた、過去に前例のない派閥戦争・死闘だった」


 以上の事情通の分析からいえることは、安倍秘書4人に対する大接待と収賄額が半端な金額でないことが、容易に想定できるだろう。

 「亀井サイドへの300万円から想定すると、安倍秘書には数百万どころか、数千万円単位と分析できるだろう。しかし、稲田検察はこれも捜査をしない。黒川弘務レベルの安倍番犬でしかなかった。安倍にも還流しているだろう」


 稲田検察のいい加減・出鱈目捜査を、小学生でも理解できるだろう。新聞テレビは、真相を報道しない。官邸と大魔神・電通に操作されている証拠だ、とも断じたい。

 

<公明党創価学会への収賄額も半端ではない>

 まだある。手弁当・無報酬で、上からの指令に素直に従う公明党創価学会の集票作戦のことである。誰でも知っている、無知蒙昧の徒としての宗教票に対する謝礼金のことである。

 自民党関係者であれば「無報酬ということは100%ありえない」と誰もが指摘するわけだから、これまた相当の巨費が支払われているだろう。常識人間であれば、頷ける理屈である。


 「信者は無報酬でも、組織を動かす責任者には大金が流れている。人物も特定できる。その金がどこに流れるのか、公明党本部か創価学会なのか。買収資金の処理は秘密口座なのか」


 稲田検察のお目こぼしは、この点だけでもひどいことが理解できるだろう。悪党放任の検察である。黒川のにたつく表情が浮かんでくるではないか。

 

<統一教会がタダ働きであるはずがない>

 岸信介以来の古い安倍家の仲間たちとして知られる反共教団・統一教会もまた、手弁当支援組でよく知られてきている。


 「岸とつながる議員事務所から開始された、統一教会・勝共連合の政権与党掌握作戦のことは、自民党関係者ならよく知っている。さすがに宏池会関係組織には関与できなかったようだが、右翼的な事務所は軒並み彼らを受け入れてきた。選挙ともなれば、それ相応の謝礼をはたいている」


 「河井が統一教会の幹部だとすると、全国的規模で応援したはず。運動員の食費・宿泊費では済まない。これまた大金をはたいているだろう」


 以上の指摘も頷けよう。


<安倍菅の官房機密費投入額、二階支援金も巨額でないはずがない>

 自民党の名門派閥・宏池会撲滅作戦の仕掛け人は誰なのか。河井本人か。参院選後、自ら法務大臣就任を売り込んだであろうことから予想できる。

 法相就任で本人自ら「これで法務検察の上に立てた」と豪語したという自信は、数か月後に破綻した。宏池会の反撃に安倍が驚いて、河井を引きずりおろしている。


 昔なら殺し合いの世界だ。現在は、それはないが、何事も金で処理するし、それで始末をつける時代である。

 安倍が河井案里の手を握り、高く掲げている映像をネットで見ることが出来る。そこに岸田文雄の姿まであった。溝手顕正の怒りはいかばかりであったろうか。敵に塩を送る宏池会会長なのだから。

 菅は何度広島に首を突っ込んだのか。安倍も菅も自腹を切ることなどしない。血税である官房機密費を使う。宏池会つぶしに血税投入というのも、これが死闘であることを証明していようか。


 案里は二階派に所属したということから、二階の広島行きは何度なのか。政党助成金1・5億円はさらに追加されているかもしれない。


 1・5億円の金権選挙を上回る、壮大なる一大金権選挙だったことが分かる。なにゆえか、宏池会撲滅作戦の敢行ゆえである。

 

<ないないづくしの稲田検察と森本特捜部の出鱈目捜査>

 首相・官房長官・自民党幹事長が、官邸と党本部の金庫を、大掛かりに活用・投入しての名門リベラル派閥解体作戦だったことが、よくよく見えてくる壮大なる買収選挙だったと総括できるだろう。


 稲田検察に期待した筆者も、ずっとごまかされていたことになる。猛省するばかりである。稲田検察と東京地検特捜部の、ないないづくしの、出鱈目捜査を容認することは出来ない。


 正義と平和を重視するリベラルは、これに屈してはならない。決起せよ、と叫ぶしかない。


<法務検察の信頼回復・再生はゼロ>

 黒川排除で法務検察は、国民の信頼を取り戻したと思ったりもしたのだが、どっこいそうではなかった。

 稲田や林も森本も、50歩100歩に過ぎなかった。広島の溝手の奮起に期待したい。父親を戦場で亡くした元幹事長・古賀誠は、憤死する覚悟で宏池会再生に決起すべきだろう。名門・宏池会の中興の祖は誰なのか、早く知りたい。


<広島で議員研修会、捲土重来してリベラルの時代構築の時>

 宏池会は、直ちに広島で研修会を開いて、態勢を整え、捲土重来、政局夏の陣に応戦せよ、である。リベラル・池田勇人や大平正芳や宮澤喜一の生まれ変わりが、必ずや登場するはずである!リベラルの世紀に舵を切れ、である。

2020年7月13日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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