2019年危機は目前!<本澤二郎の「日本の風景」(3373)
<空母「出雲」+F35B=シンゾウの列島行脚>
国民の怒りのヤジを恐れて、有権者の目を逃れるようなシンゾウの全国行脚は、一国の指導者として情けない。しかし、乗っているのは巨艦・空母「出雲」である。艦載機はロッキードマーティン社のステルス戦闘機F35だ。賢明な日本人は、この標題から「2019年危機目前」であることが理解できるだろう。嘘ではない。右翼政権が具体的に推進している軍事戦略である。空母「出雲」とF35B?いったい何のために?東アジアの危機を予感させる材料である。
https://www.youtube.com/watch?v=HT6IYQs8uDM
<166億円の祭祀+100億円のG20=空前の事前運動>
筆者はずっと2019年危機を叫んできた。シンゾウとナツオの野心・野望を見て取ったからである。そのための十分すぎる布石から、そのことを確信した。
皇位継承という憲法違反の祭祀に166億円の巨費を投入した。
目前のG20に100億円近い巨費を投入して「世界の心臓」を印象付けた。これら二つの血税投入は、7・21選挙での3分の2確保作戦である。野党を壊滅させる、空前ともいえる事前の選挙運動費だ。
バラバラ野党がこの巨大な渦巻きに呑み込まれているのに、の野党ゆでガエルは認識できなかった。以上の不安が杞憂であれば、どんなにかうれしいだろう。それは東アジアの平和と安定のためになるからである。
<ナツオの叫び=政治の安定=改憲3分の2確保作戦>
ナツオとシンゾウの叫びに注目したい。
それは「政治の安定」である。その心は、平和憲法を解体するためには、3分の2議席が、どうしても必要になる。3分の2議席を確保したい。成功すれば、創価学会公明党とアベ自民党が協力して、軍国主義日本改造を実現できる、と多くの識者は理解している。
だが、困ったことに、多数国民は「善人の沈黙」でしかない。
案の定、各紙世論調査の数字は自公圧勝と出ている。
<ヨシマサ=池田先生と真逆=未来永劫救われない>
これに対抗する人物は、ひとり「れいわ新選組」のヨシマサである。おそらく空母「出雲」とF35Bの、その先に本格的な戦争国家・軍国主義の日本が見えているからだろう。
彼は戦争遺児の木更津市のK・T子さん同様に、平和憲法を破壊するために、信濃町指導者は、師の教えを裏切っている、と確信しているためであろう。沖縄の勇士としての池田親衛隊の第一人者だ。
ヨシマサは「ナツオがこれまでも、これからも推進しようとしていることは、池田先生の教えとは真逆である。許せない」と都内で叫び続けている。彼の雄たけびに対して、ナツオは「ニセモノだ」と反撃している。
ヨシマサは「創価学会公明党が平和憲法の破壊者になったら、それこそ未来永劫救われない」と繰り返し絶叫している。これは正論だ、大義ある雄たけびであろう。池田と周恩来の友情を知る創価大学とそのOBも、同じ思いで選挙戦を戦っていると思われる。
「原田と谷川に更迭された正木前理事長のグループも、背後で支援している」と事情通は語っている。ヨシマサがナツオに勝利すれば、未来永劫の信濃町の汚名は、消えてなくなる。いうなれば、この参院選最大の天王山は、首都東京選挙区での、臥した池田を軸にした善悪の戦いといえるかもしれない。
ヨシマサの思いが都民に伝染すると、日本は救われるかもしれないが、上部の指示に従うだけの学会員は、今も少なくない。戦後最大の名勝負ではある。
<トランプ=自衛隊派兵してタンカー防衛しろ>
すでにワシントンの産軍体制から速度の速い直球が飛んできている。日本船籍のタンカー攻撃をよいことに、トランプは「ホルムズ海峡のタンカー防衛にアメリカが面倒みるのは筋違いだ。それぞれが負担しろ」と叫ぶと、ダンフォースは、米軍の最高指揮官として「有志連合の結成」をぶち上げた。
選挙中なので、自衛隊派兵はマイナスになるため、官房長官は口を濁しているが、3分の2議席を確保すれば、日常的に空母「出雲」が、日本海・南沙諸島・インド洋・ホルムズ海峡を、艦載機F35Bと共に出動することになろう。
<日本船籍のタンカー攻撃はアメリカの謀略?>
翻って見ると、日本船籍タンカー攻撃は、シンゾウのイラン訪問に合わせて行われた奇怪な事件だった。
即座にアメリカは「犯人はイラン」と決めつけ、これにイランは強く反発した。
冷静に見てみると、どうやら空母「出雲」出動を想定した、日米の産軍体制の計略と読めるではないか。
3分の2確保を狙うナツオとシンゾウ、対するヨシマサの一戦、ここに2019年危機が集約されているだろう。
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山本太郎が参院選に擁立した創価学会員、公明党と学会を批判して“村八分状態”
政治2019年7月12日掲載
潰すしかない
「公明党はもう一度、平和福祉という立党の原点に戻ってもらいたい。権力にしがみついてそれができないのであれば、潰すしかありません。これは池田先生が掲げていることです。公明政治連盟という、公明党の前身でありますが、そういう組織を立ち上げたときに、池田先生は、公明党が将来おかしくなって、権力の側になびくようになって、国民をいじめるようになったら、潰しなさいと言われています」
野原氏は浦添市出身。琉球大大学院修士課程修了後、塾講師などを経て昨年から運転代行アルバイトをしていた。野原氏が公明党に見切りをつけたのは2014年。安倍政権が集団的自衛権の行使容認を閣議決定し、公明党が追随したのがターニングポイントになったという。昨年の沖縄県知事選では、公明党が支援する佐喜眞淳候補の対抗馬となった玉城デニー候補を支援した。
街頭演説の後、支援者と一緒に記念撮影をしている野原氏に話を聞いてみた。
「1カ月前に、山本太郎さんから直接をいただいたのです。れいわ新選組から参院選に出てみませんかというので、びっくりしました。最初はいたずら電話かと思いました」
野原氏は、昨年の県知事選で一緒に戦ったメンバーに相談したところ、
「100年に1度の大チャンスと言われて、みんなが出馬を勧めるので、電話のあった3日後に出馬を決めました」
何故、沖縄ではなく東京選挙区なのか。
「東京には血縁も知り合いもいませんが、学会員が公明党以外で出馬したということでメディアで大きく報じられたので、東京の方が話題になるだろうと思ったのです」
創価学会から、嫌がらせはなかったか。
「県知事選で玉城氏を応援してからは、もう村八分状態です。創価学会の会館には出入り禁止になるし、学会員は道で会うと視線を合わせない。完全に無視されています。ただ、まだ除名になっていません。まあ、除名すると、マスコミが騒ぐからではないでしょうか」
地盤のない選挙戦、どう戦うのか。
「創価学会員の票を切り崩すしかありませんね。学会員の中には、今の公明党や創価学会に不満を持っている方が多くいると思います。そういう方たちを説得したい。学会員には原点に戻って欲しいですね」
と語る野原氏。池田大作名誉会長についてもこう語ってくれた。
「池田先生は脳梗塞で倒れましたが、今は、私の個人的想像ですが、悪くて寝たきり、良くて車椅子だと思います。昭和54年4月24日に、池田先生は会長を辞め名誉会長に就任しましたが、これは、学会執行部によって辞めさせられたのです。ハイジャックですよ。以来40年間、創価学会は執行部が舵を取り、公明党の集票マシンになってしまった。池田先生はカリスマとして、執行部に利用されているだけです。聖教新聞には、公の場に姿を現さなくなって以来、池田先生の写真が掲載されていますが、あれは合成写真ですよ。池田先生が実権を握っていれば、今のような公明党、創価学会にはならなかったはずです」
19年7月13日記
(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)