安倍・菅体制に亀裂<本澤二郎の「日本の風景」(3861)

<老体・麻生太郎財務省にかみついた喧嘩好きの武田良太総務省?>

 国会は、国民生活どこ吹く風で、毎日血税高給で、腹を膨らませて昼寝ばかり、国民のための国会を開く気配がない。6月18日から今夏しっかり休んで仕事をしない。したがって霞が関も仕事をやめて、電通に事業を丸投げして遊んでいる。せめて10月1日からの秋本番に開くだろう、と想定した国民は多かったろう。


 昨年挿し木をした朝鮮の花という木槿(ムクゲ)が、白っぽいピンクの美しい花を、百日紅(サルスベリ)に負けないで、まだまだ咲いてくれている。初めて知った。わが日本の国会は、しかし目を覚ましてはくれない。コロナも驚いているに違いない。


 下旬に用もないのに歓迎必死のベトナム・インドネシア訪問日程を入れて、さらに長い休息の時間を取ろうとしている。せめて野党が怒り狂うと思っていたのだが、今の野党は自民の森山国対に歩調を合わせて、これまた遊び惚けている。


 この間、何が変わったのかというと、自民党本部人事で二階派が中枢を握ってしまった、という報告が届いた。これも珍しい。内閣は安倍菅、党は二階という力学で動く。してやったりの二階の党高官低体制である。


 そして早くも二階側近で、麻生太郎嫌いの武田良太の総務省の、個人情報審査会が、森友関連の情報非公開でやり過ごしてきたことに対して「違法」と財務省に答申した。当たり前の答申であるが、果たして麻生がどう迎え撃つのか。安倍・菅体制に亀裂が生じたことになる。



<森友関連の財務省情報非公開は違法と答申>

 森友事件に限らず、加計孝太郎事件、TBS強姦魔事件などなど、政府の情報隠し・公文書捏造・嘘答弁に、日本国民はいら立ちを深めて数年たつ。それでも電通配下の世論調査会社は、安倍と菅を喜ばせる内閣支持率を公表して、国民と言論人、識者文化人を惑わせている。


 特に森友事件の霞が関の勇者というと、財務省の公文書偽造で国税庁長官に大出世した佐川である。検察はこれが開示されれば、再捜査をしなければならない。


 審査会答申に強制力はないというが、世論が監視している。麻生が、口を曲げて否定しても逃げ切れるかどうか。自死した近畿財務局職員の赤木夫人の執念は、主犯の安倍晋三を追い詰めることにもなる。いま安倍夫妻は、どのような活動をしているのであろうか。


 夫妻に安眠の機会は与えられそうもない。



<自民党の党本部人事はおおむね二階派が制覇>

 安倍だ、菅だとマスコミが騒いでいる間に、幹事長の二階は、党本部の新人事を強行していた。蓋を開けると、安倍の二階監視人の稲田が消えていた。


 幹事長室を抑え込んで、200億円前後の金庫を完全掌握した二階の顔は、見なくてもほころんでいる様子が感じられる。安倍に媚びを売って、テレビその他で暴利を懐に入れてきた言論界の御用と名のつく輩は、目下、軌道修正を余儀なくされている。


 新聞テレビに変化を期待したいが、それは無理か。筆者のネットブログに蓋をかける悪党は誰か、昨夜は沖縄から警戒警報が飛んできた。電通と信濃町の連携に注目が集まっている。


 日本は開かれた社会である。悪党の秘事を蓋してはならない。自由民主とは、公開が原則である。言論人の正念場は、今も継続している。正義には勇気が不可欠である。裏でこそこそは、ドブネズミの手合いで、容認できない。太陽を存分に浴びて、大地をいじることが、人間精神に不可欠である。



<仮病で退陣した細田派の安倍派衣替えは不可能か>

 仮病を理由に首相を降りた背景が、いまだ不明である。法務検察との闇取引なのか?昨日の林真琴検事総長の訓示(信頼回復の定着)が気になるではないか。


 林検察に期待するほうがおかしい。安倍晋三・上川陽子・林真琴の三者、それに菅義偉の四者の動向を監視せよ、なのか。


 先日の細田派集金パーティーに姿を見せた森喜朗と安倍の、五輪腐敗コンビに関心が集まったという。そこで森は「細田派から安倍派」への転換を求めたのだが、そう簡単な話ではない。

 清和会監視人によると、内情は複雑で「安倍は一度たりとも閥務をしていない。清和会の町村を排して総裁選に出ている。福田康夫や小泉純一郎でさえもしていない。安倍派への衣替えはナンセンス。安倍晋太郎以来、清和会との関係は切れてしまっている。安倍晋太郎のお庭番の加藤六月の娘婿の加藤勝信はいま竹下派である」というのだ。


 「清和会を防護服にして林検察を抑え込む」という乱暴な手口など、菅も二階も大反対であろう。

 以下の記事は、朝日新聞を抜粋したものである。1面トップ記事に相当するだろうに。


森友学園との国有地取引をめぐる行政文書の情報公開請求で、請求に不備があるとして「不開示」とした財務省の決定は取り消すべきだと、総務省の「情報公開・個人情報保護審査会」が財務省に答申した。答申は28日付。取り消しの答申が出たのは、改ざん前の決裁文書が残されていた職場のパソコンの個人フォルダーにあ…

2020年10月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


中曽根・血税2億円葬儀の愚<本澤二郎の「日本の風景」(3860)

<原発推進・ロ疑獄事件の巨悪・反省謝罪なしに資格なし!>

 この世は、富者・悪人が権力を握り、人民を絞り上げるという構図が、常に付きまとっている。格差社会・差別社会が、民主主義の下でも公然と繰り広げられている。正論は、ネットの世界でさえも押しつぶされて、人々の目に触れられない。その悪役の先頭を切っているのが、電通と断じることが出来るだろう。


 そこで、今話題の大勲位・中曽根康弘の葬儀に触れたい。政府と自民党が2億円もの巨費をかけて合同葬儀をするという、悪辣な血税乱費のことである。自民幹事長の二階俊博は、田中角栄の恩義さえも忘却して「当然だ」と傲慢無礼な態度を貫いて恥じない。


 311の東電原発大惨事も、元をただせば中曽根主導の原発・核推進政策に遠因がある。この時でも、中曽根は反省しなかった。安倍・自公内閣は、原発再稼働を国民に押し付けて、現在も民意に反したままだ。


 戦後最大の疑獄事件というと、国民誰しもがロッキード事件を想起するが、巨悪は右翼の親玉である児玉誉士夫と、彼とつるんでいた中曽根康弘で、そこに投入された21億円である。


 このような巨悪に、財政難と大不況とコロナ禍の三重苦にあえぐ危機的状況下で、国民の反発は強まっている。新聞テレビが評論しないため、あえて論評を加えなければなるまい。 


<右翼の親玉の靴磨きから武器利権でのし上がった売国奴>

 戦後最強の右翼の親玉は、戦前、上海などで暗躍、財宝などを収奪、敗戦直前に東京に持ち帰った児玉誉士夫である。彼は岸信介と共にCIA協力者となって、岸内閣を誕生させ、内閣の裏方として軍事利権に、岸と共に手を出して暴利を稼いだ。その後は、戦争屋と皮肉られた国家主義者の中曽根を操作しながら、ついには中曽根内閣誕生の捨て石となった。


 中曽根は、岸の手口を学んだのであろう、児玉を「先生」と呼んで敬愛する一方、木下藤吉郎をまねて、児玉の靴磨きまでした。中曽根と同世代の中馬辰猪の証言である。ついでに言うと、現在の自民党国対委員長の森山は、中馬の秘書だった。本人は「農協の職員」とも打ち明けている。


 海軍主計中尉だったという中曽根の自慢話は、何度も聞かされたが、インドネシアでの現地の女性を拘束して、兵士の慰安所を作って喜ばれた、という話題は、残念ながら聞けなかった。

 「天皇の軍隊」経験者は、原発利用の核兵器にこだわってか原発54基に汗をかく。発電所の建屋は、親類先の「鹿島建設」に発注させての原発利権アサリと、そして防衛族として武器弾薬の国産化にも執念を見せていた。


 潜水艦を察知するための対潜哨戒機PCの国産化を、中曽根はとことん固執、自民党内の防衛族を主導していた。これを食い止めるためのロッキード社の秘密工作資金21億円だった。したがって、これの発覚は、当時三木内閣の自民党幹事長の中曽根にとって、彼の人生最大の危機となった。だが、政府の意向を受けた東京地検は、5億円の民間航空機(ロ社のトライスター)汚職に矮小化して逃げた。いうところの国策捜査で、児玉と中曽根は救われた。悪運の強さは、政界随一といえる。


 中曽根を児玉に紹介した人物が、ナベツネである。当人が自慢げに本で紹介している。同じ右翼の笹川良一は、競艇ギャンブル利権で蓄財、反中曽根の福田・清和会に潜り込んでいた。



<ロッキード社の日本工作21億円は中曽根P3C国産化阻止>

 当時、三木内閣の福田赳夫副総理の秘書をしていた中原義正の、官邸内からの証言でも、ロ事件の本丸は中曽根・児玉だと断定している。「21億円の大半が中曽根に流れた」とも。

 21億円の賄賂資金は、そのためのものだった。当時、防衛庁長官をしていた山下元利からも、ほぼ同様の指摘を受けていた。


 ニクソン大統領と田中の日米首脳会談でも、ロ社の工作は執拗を極めていたようだ。軍事利権について関係したことがなかった田中は、児玉への21億円が、中曽根工作であることを認識、そのことを田中六助経由で、盟友の大平正芳に伝えていた。


 筆者は、直接六助から聞かされていた。案の定、中曽根内閣で六助は自民党幹事長に就任した。口封じである。中曽根にとってロ社のP3Cは、眠れない重大問題だったことになる。


<田中角栄5億円は三木内閣法務検察の国策捜査>

 田中への5億円は、丸紅経由で秘書に渡った。トライスターを全日空に売り込んでくれた謝礼だった、と検察は認知した。


 ロ社のトライスターのライバルは、マクドネル・ダグラス社のDC10。三井物産が攻勢をかけたが、敗れてしまった。これには裏があった。先述の中原によると、自衛隊は65機ものヘリコプターを購入している。三井物産が間に入った。


 このころ、ワシントンから中原に「坂田道太防衛庁長官に会わせてほしい」という連絡が入り、まもなく「レアード国防長官が来日、坂田と密会した」というのである。


 ワシントンの産軍複合体は、競争をしながらも、結果は双方とも利益を確実に得ていることになる。属国日本や韓国・台湾もまた、似たような事態に置かれているというのが、偽らざる実像であろう。米産軍体制のための餌は、東アジアなのだ。岸CIA路線は、安倍の7年8か月でも具体化した。日本危うしである。



<児玉秘書の太刀川を第一議員会館最上階で目撃した星島二郎縁者>

 児玉と中曽根の子弟の関係は、児玉の秘書か書生なのか、太刀川という人物を介して裏付けられている。


 神戸外語大学で英語を学んだ中原は、卒業すると、自民党本部職員になろうと決心、縁続きの衆院議長経験者の星島二郎の門をたたいた。試験が始まる前に星島の国会議員会館の事務所に出向いた。そこは第一議員会館西端最上階の7階にあった。


 一番の西奥が大野伴睦(亡くなると中川一郎)、次が星島、その隣が中曽根事務所だった。「星島事務所には女性秘書がいなかったため、よく中曽根事務所の女性がお茶くみの手伝いをしてくれていた。その時に児玉の秘書の太刀川が働いていた」という。


 中原が自民党本部職員試験に合格して本部職員になったのは、1962年のことである。ロ事件発覚の10年ほど前だったことになる。中曽根事務所には当時の議員会館秘書は島村宜伸、まだ与謝野馨はいなかった。筆者は72年からの政治記者だったため、既に島村は国会議員になっていた。そこに太刀川はいなかった。


<「平成の妖怪 大勲位中曽根康弘」に中曽根言論弾圧>

 この小論を書くきっかけは拙著「平成の妖怪 大勲位中曽根康弘」(健友館)

を見た友人が「葬儀の招待状が届きましたか」という問合せによる。彼はこの本が、TBS強姦魔の安倍よいしょ本と思ったらしい。とんでもないことで、この本は中曽根の悪行をまとめたもので、亡き恩師・宇都宮徳馬さんの墓前に捧げたものである。


 その証拠に、この本の出版社はまもなく倒産させられた。編集長が在庫本を自宅に送ってきてくれたものだから、この本は名刺代わりに、今も活用している。産経新聞の阿部政治部長が、日本記者クラブの会見の最中、偶然隣り合わせた際、格別に「よく書けている」と誉めてくれた。以前の産経にはリベラルな記者が沢山いた。


 いうなれば、出版社を倒産させる行為は、言論弾圧の最たるものであろう。同時に、当時読売の多田実政治部長が、その後に二松学舎大学で教鞭をとっていた関係で、後釜に筆者をまず非常勤講師として呼んでくれていたのだが、このポストも体よく外されてしまった。


 中曽根の執拗な言論人攻撃によって、改めて「平成の妖怪」本の成果を証明してくれたことになる。幸い、糧道を絶たれても、わずかな年金が入るので、なんとか生きている。波乱万丈の知られざる人生もまた、楽しである。


 繰り返すが、国民の目線からだと、中曽根もまた安倍ほどでないにしても大金を懐に入れている。血税を投入する葬儀としては、その適格性が全くない。安倍・菅政治の体質を露呈して余りあろう。善良な日本国民は、血税投入の葬儀に中曽根NOである。

2020年9月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

創価学会・池田親衛隊=野原善正健在<本澤二郎の「日本の風景」(3858)

Youtube「野原善正希望創造の会」で不当除名処分に真っ向反撃>

 昨日9月27日の公明党大会で、山口那津男がなんと7選、同党の危機的状況の原因である、人材難と改憲軍拡政治責任を、再び回避するという弱点を、改めてさらけ出した。党員活動家の多くは70代以降の会員という。


 他方、2019年7月の参院選で、池田裏切り人の山口に挑戦した、沖縄の池田親衛隊・平和軍縮派の野原善正を、昨夜Youtubeにアクセス「野原善正希望創造の会」を開くと、彼の雄姿と意気軒高な語り口が飛び出した。


 彼の話では、安倍軍拡改憲路線に肩入れして、池田路線を放棄してきた創価学会執行部が、とうとう野原を除名処分にしようとしている、いかがわしい様子が分かった。「池田の平和軍縮派・憲法尊重派会員を排除する」というような、傲慢で強引な行動に打って出ていた。

 信濃町自ら墓穴を掘る行動とみていい。


<平和軍縮・池田大作の教えに反する信濃町裏切り執行部に対抗>

 創価学会執行部も落ちるところまで落ちたのか、そんな印象を受けてしまった。「師の教えを破った破戒の徒である創価学会執行部に対して、憲法が保障する言論の自由でもって、事実を指摘したところ、驚いたことにそれを誹謗中傷だとこじつけて、破門・除名だという破憲そのものの言い分は、安倍事件から逃げる安倍の開き直りに似ている。こんな不当なことは、民主主義の法制下では全く通用しない」という野原の言い分が正しいに決まっている。


 安倍路線は、小泉純一郎流にいうと、こちこちの守旧派である。安倍の祖父・岸信介は、戦争責任者・A級戦犯として拘束された。CIAに泣きついて政界復帰、反共主義を貫くことで政権にも就いたが、彼の正体は戦前の国家・国粋主義者。安倍もが、欧米の分析でもある。


 この7年8か月の安倍は、岸路線を踏襲してることから、大々的に改憲軍拡を主導してきた。しかし、民意である平和軍縮の正義の潮流を破ることが出来ないまま、無念の退陣をした。現在の菅内閣は、いわば安倍・自公・日本会議の残党による暫定政権である。


 小沢一郎のいう野党が結束、さらに新聞テレビの一部が、日刊ゲンダイのように覚醒すれば、言論弾圧機関の電通支配に屈することはない。これまでは国民の大敵、人々に災いをもたらす大魔神・電通の姿を確認できなかったことが、3分の2を許した原因である。

 しかし、コロナ禍の今は変わってきている。東京・中日新聞や朝日新聞、地方のブロック紙、沖縄などの地方新聞など、日本と日本人の防護服である憲法9条死守に、覚醒するようになってきている。筆者の目には、電通五輪と共に地獄に突っ込んでしまいかねない事態を、メディアの一部は回避しようと躍起になっている様子が見える。


 太田ショウコウや山口那津男の池田裏切り行為、創価学会会長の原田の野望に抵抗する動きも表面化してきた。「日本人の平和主義はいい加減なものではないよ」との亡き宇都宮徳馬の声も鳴り響いてきている。


 沖縄を、元の「平和の島」にしようとする声なき声は、今の玉城知事が代行している。



<言論の自由・集会の自由を否定する創価学会執行部>

 純朴・純真な野原に対する原田執行部の「邪魔者は排除する」という強権主義は、開かれた民主の社会で、通用するわけがない。天下に恥をさらす原田の暴走を、政教分離の憲法と日本国民は反対である。


 除名理由の中には、野原が反執行部の集会に参加したことが問題だと、切り捨てているという。これも原田執行部のこじつけ理由である。


 以前、創価学会エリートの本部職員3人が解雇されたという報道を目にしたが、彼らが平和の原点である沖縄で集会を開いた。そこに野原が顔を出したことが、除名の理由であるとも、これまたこじつけているという。


 「憲法の集会の自由に反する創価学会執行部でいいのか」という野原の反論に、どうこたえるのであろうか。原田は言論の自由と集会の自由についての認識を示す義務があろう。


 ひょっとして創価学会執行部は、独善と独裁と全体主義にまみれているのであろうか。そうだとすると、反憲法団体・反人権主義の宗教組織を、認可当局がどう判断するのか。自ら墓穴を掘っているのだろうか。


 安倍もそうだったが、原田や谷川という創価学会執行部は、民主のルールを、この日本では適用する義務がある。



<秘密主義で押し切る反民主の理不尽・問答無用の狂気手法>

 野原を除名にするための創価学会執行部の手口は、常識では考えられない狂気の沙汰である。このような悪魔のような教団の存在に驚くばかりだ。


 「処分する前に数人の学会幹部と弁護士が、除名したい人物を一人だけ呼びつける。第三者の同席を認めない。これは警察や検事が犯人を取り調べる反民主的な手口である。日産のカルロス・ゴーンが逃亡する原因もこれだった。しかも、個室に押し込めての訊問のようなことを、悪徳弁護士が詰問して終わり、という21世紀の世界では、到底容認できない手口で排除しようとする」というのだから、聞いていて呆れてしまう。


 彼はまた、既に除名された仲間の報告から知ったという学会執行部の不当な、公序良俗に反する秘密主義でもって、反執行部の意識の高い善良な会員を除名しているというのである。


 それこそ前世紀の狂気の手法で、悪が善を追い出している。どれくらいの被害者がいるのであろうか。


<支援者は不当な除名処分無効の訴えで反撃開始か>

https://www.youtube.com/watch?v=4G-elZy6osw


 組織も個人も追い詰められると、手段を選ぶことはしないものだ。7年8か月の安倍政治がそうだったが、公明党と一体関係にある創価学会が、このありさまでは、池田の護憲平和を放棄して、戦争党に衣替えした理由もわかる。


 「木更津レイプ殺人事件」の犯人やくざ浜名こそ除名処分にしたらいいが、こちらはどうやら、公明党が警察に手を回して擁護しているらしい、との事情通の見方が浮上している。


 「除名になってすっきり」という信者も多いかもしれないが、これは不当な除名処分無効の裁判対象となる。裁判で原田やナツオ、太田ショウコウらを法廷に呼び出せば、面白い宗教政党演劇が見られるかもしれない。法廷と言えども、民主の日本では、公開の原則が貫徹されるのだから。

 意気軒高な野原とのパソコン対話を実現したいものだが、どうも我がパソコンが言うことを聞いてくれない。

2020年9月28日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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