利権狂いのバッハIOC<本澤二郎の「日本の風景」(4041)

<五輪強行大損害のツケを電通とIOCに支払わせてはどうか>

 電通利権そのものの東京五輪強行実施に突っ込んでいる、日本の右翼政府とIOC会長のドイツ人・バッハの、束の間の日独二人三脚に対して、日本の新聞テレビも利権の一部にぶら下がっているため、ブレーキを踏むことが出来ない。日本の通信社は、コロナ禍の五輪を「東京モデル」などと吹聴して、強行突破を容認・推進しているほどだ。


 規模を縮小するというが、それでも選手・アスリート1万人も終結する。五輪運営関係者と医療従事者を含めると、もうそれだけで新たに数万人を超えるのだという。


 それどころか五輪強行策で、東北の復興は大幅に遅れ、血税はやくざとゼネコンの談合に吸い取られた。肝心の福島の原発処理は一歩も前進していない。廃炉にあと100年、核爆発した東芝製3号機の放射能被害の実態調査も蓋したままの政府と東電・東芝である。


 コロナ対策も影響を受けている。さっさと中止して、その資金を本来の必要な分野に回していれば、貧困や福祉・医療・教育に貢献できたはずである。結果、電通五輪強行による安倍暴政とバッハのIOCに対して、本気で損害賠償を求めようとする大衆も現れるかもしれない。

 

<「東北復興五輪」に騙されてはならない!ピカドンの福島に変化なし>

 安倍・黒田のコンビによる円価値の急落による株バブルで、数億数十億も溜め込んでいる超富裕層が現れた。適切な増税策を実施すべきだ。野党は声を上げる責任がある。


 菅・橋本・小池らの「東北復興五輪」というまやかしの宣伝に主権者・大衆は、騙されてはならない。新聞テレビ報道を信用してはならない。


 真実は、電通五輪強行策によって、東北の復興は莫大な損害・被害を被ってしまっている。原発被害の住民を、安全地帯である1000キロ離れた場所に移動させるという、安住の地を提供することさえも、いまだに政府も議会もしていない。徹底した健康管理も怪しい。


 人間は原発と共存することは出来ない。誰も分かっている。それでも新設だ、再稼働だとわめく、財閥主導の政治と行政が、いまも主導している。


 東芝製3号機は、広島や長崎と同じ核爆発・ピカドンである。死の灰がどこに降ったのか、それさえも隠している日本政府と東電・東芝である。断じて許すことは出来ないだろう。もう一度、10年前の311に戻って、科学的対策をやり直すのが、人間政治の道である。この世に神仏などいない。科学的に完璧に調査し、計画的に処理するしかない。五輪は福島隠しである。東北復興隠しではないか。


 極右化した自民党や公明党に期待は出来ない。これこそが311の悲劇であろう。「一度日本でも共産党に担当させてはどうか」という元自民党本部職員も出てきている。


<コロナ第4波による集団感染に菅・橋本・小池に対応策なし>

 どうやらコロナは第4波に突入、五輪放映権を握る米NBCでさえも「聖火ランナーの狂乱」を止めよ、と報道している。

 厚労省役人23人の居酒屋騒動に大騒ぎしている現在だ。新潟で600人の集会を開いた安倍講演会はどうなのか。彼らの健康診断がどうなのか、本当に感染したのか、していないのか。これらのことが知りたい。


 なぜ安倍が新潟なのか。お分かりか。広島戦争は、1972年の日中国交を正常化させた宏池会の本拠地、そしてもう一つが新潟の田中角栄の本陣である。岸の怨念の地を、孫が壊滅しようとしているのである。


 戦前の国家神道・森喜朗の「神の国」で、広島と新潟を叩き潰そうとしている!成功するだろうか。NOである。主権者の行動いかんで、安倍はお縄にかかる運命にあるのだから。


 安倍後継者の菅は、コロナ4波に打つ手はない。橋本の黒幕の森にも、東京の小池も、三者ともコロナの池にはまってしまっている。抜け出す方法はない。自滅するしかないだろう。


<大スポンサーのコカ・コーラとトヨタに不買運動の動きも>

 事情通の連絡だと、聖火ランナー応援に電通五輪の大スポンサーのコカ・コーラが、大型の改造車を投入して暴走しているという。


 「コカ・コーラ不買運動を開始しなければならない。ついでにトヨタもだ」と決めつけた。財閥の暴走に対抗する手段は、不買運動が一番効果的である。筆者は東芝不買運動の先頭を走って、大衆の共感を得ている。泣いて喜んでいる人もいるとの報告があった。

 過ちを放置する市民・大衆だと、生活基盤である社会を滅ぼすことになる。世のため人のためが最善、人の道である。


 桜花爛漫も花吹雪に代わってきている。自然も、全ての生き物も変わっていく。大衆は、日本政治の大掃除に期待している。

2021年3月31日記(東芝不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

国際オリンピック委員会(IOC)のトーマス・バッハ会長(67)=ドイツ=は「7月23日の開幕を疑う理由はない。問題は五輪が開催されるかではなく、どう開催するかだ」と中止を想定せず、国際パラリンピック委員会(IPC)のアンドルー・パーソンズ会長(44)=ブラジル=も共同通信とのインタビューで「五輪とパラは共同歩調を取る。最悪のシナリオである中止や代替大会の選択肢は考えていない」と強調した。逆風が吹く世論との隔たりが埋まらない中、不完全な形でも開催を目指す新たな「東京モデル」とは―。1兆円を超す巨費が投じられ、巨大ビジネスを背景に揺れる「平和の祭典」の現在地とリスクを両会長のコメントから探った。(共同通信=田村崇仁)

やくざ支配の日本<本澤二郎の「日本の風景」(4040)

<安倍が仕掛けた宏池会壊滅作戦の主役は地元やくざの大親分>

 「アサ芸」の特ダネ記事は、日本の政財官の闇の正体を見事に暴いて余りあるだろう。新聞テレビが報道できない中身である。安倍晋三が、手元に引き寄せていた宏池会の岸田文雄の足元を、その実、やくざを使って破壊する過程を、主犯の地元やくざの大親分が真相を打ち明けた。この情報の価値は、政財官の目的実現には、必ず仲間のやくざ暴力団を動かしていることを、見事に証明・裏付けている大ニュースである。


 河井案里夫妻の役目は、宏池会の参院議員の現職・溝手顕正攻略の鉄砲玉である。そこへと安倍と二階は、1・5億円を投入、安倍は4人の秘書を河井支援に投入した。


 菅の方は、公明党創価学会の政治部長?の佐藤浩に命じて、学会票を河井支持に一本化させて、見事に河井当選を実現した。河井の勝因は、1・5億円の賄賂攻勢と、やくざ暴力団・公明党創価学会の支援だったことになる。


 1・5億円の政党助成金(血税)は、公明党創価学会とやくざの懐にも流れたことになる。もちろん、安倍の4人の秘書も大金を手にしたろう。


 古くをさかのぼると、この極右・清和会とリベラル・宏池会の死闘は、安倍の祖父・A級戦犯の岸信介と宏池会生みの親である池田勇人からである。池田は、いまの岸田と全然違った。60年安保強行のため、警察の取り締まり強化のための警職法改悪の場面で、岸内閣の閣僚を放り投げて、反岸に転じたことで政権を手にしたものだ。池田はひ弱な岸田と違った。

 岸の警職法改正は、やくざ退治のためとは真逆の、市民拘束を容易にするものだった。現に岸の周辺には、児玉誉士夫や笹川良一ら右翼暴力団がまとわりついていて、60年安保デモ規制に突っ込んでいった。


 池田の側近・大平正芳は、石橋湛山が果たせなかった日中国交回復のために、真っ先に池田内閣を誕生させ、岸の反中路線を軌道修正した。続く田中内閣の外相となって、抵抗する岸の台湾派を振り切って、1972年9月に悲願を果たした。

 岸の復讐劇は、最初に田中内閣を、文春を使ってスキャンダルまみれにして退陣させた。対抗する田中は、大平内閣を誕生させたが、岸は森喜朗ら青嵐会右翼を動かして、大平内閣を40日抗争に持ち込んで、大平の命を奪った。


 同じ自民党を名乗っていても、リベラルの保守本流と傍流右翼の攻防は激しく、それなりに政治的均衡を図ってきたのだが、田中・竹下の後継・小渕恵三首相が急逝、森喜朗が政権を担当するや、日本の政治は「神の国」へと極右転換した。彼らは遂にNHKなどの報道を、内閣の広報宣伝に変質させることで、7年8か月の安倍内閣、次いで現在の菅へとバトンタッチさせた。


 そんな清和会にぶら下がって、戦争法制にまで手を出した公明党創価学会に、主権者はようやく気付いた。彼らの裏の裏に、やくざが跋扈するという、民主主義を根底から突き崩す、暴走ならぬ暴政が敷かれていたものである。


 政治は、選挙によって左右される。右翼政権の不正選挙は、今では日本だけではあるまい。アメリカも、である。曲者は開票機器にある。手作業にしなければなるまい。その選挙を左右する決め球は、候補者の腐敗・スキャンダル・嘘情報をまき散らすことである。ここでは安倍に限らず、自民党右翼候補はやくざを使って、選挙での勝利を手にする。


<「溝手のスキャンダルを探せ」にやくざ主導の河井事件全容判明>

 「ケチって火炎瓶」という言葉が一人歩きしている。何のことか理解できなかったのだが、安倍が地元の首長選挙で、やくざを先頭に立てて、ライバル候補を打ち破った。ところが、やくざに約束していた金を少なくした。これにやくざが怒り狂って、地元の安倍邸に火炎瓶を投げ込むという事件が表面化した。


 「半島流儀なのか、目的のために手段を選ばない」が極右の荒業であるのだろうが、房総半島などでもこれが日常化してきた。やくざが主導する選挙戦なのだ。信じたくないが、今回の広島戦争で、そのことを当事者のやくざ親分が告白した。


 アサ芸の特ダネ記事は、そのニュース価値からすると、文春のそれをはるかに上回るものである。選挙だけではない。以前、厚労省役人の不正を暴いた「霞が関の犯罪」(リベルタ出版)を執筆した際、彼らは右翼暴力団を使って取材妨害を始めた。初めての経験なので内心驚いた。やむなく警視庁の暴力団担当の警察官と連携して対応した。

 仰天したことは、筆者の携帯電話に右翼が直接電話してきたことだった。出版前後には、妻の車のタイヤ4本に穴があけられた。東と南の窓ガラスの2か所にも、空気銃で穴をあけられた。友人弁護士が「急いで警察に被害届を出せ」といわれて、そうしたのだが警察は、本腰を入れて捜査をしなかった。


 溝手と河井の参院選は、やくざに対して「溝手のスキャンダルを探せ」という指令から始まった。いわば消音銃の号砲に違いない。被爆地・広島でのやくざ主導の選挙戦に仰天するばかりだが、安倍の宏池会壊滅作戦の行方は、今後とも注目を集めることになる。今回、岸田自ら防御のためか、自民党広島県連の会長に就任した。槍衾を受けて立つ気構えと見たい。


 他方で、宏池会は安倍の足元で、参院議員の林芳正が、安倍と二階派幹部の河村建夫攻略に始動している。宏池会と清和会・反宏池会との死闘は、次の総選挙に持ち越される。


 ここで清和会OBの解説を紹介したい。清和会も二つに割れている。岸の流れを汲む安倍と森喜朗らは「清和会ではない清和会」という。福田赳夫は、安倍の実父・晋太郎を全く信用していなかった。「福田は私のいる前で、二度も安倍晋太郎を非難・面罵している。塩川正十郎が、安倍は清和会の人間ではない、と言ったことは本当のことだ」となる。「安倍も小泉も清和会の事務所を使って総裁選をしていない」「晋三は閥務をしたことがない。派閥としては町村を擁立している」と。なるほど安倍は、清和会候補の町村を破って総裁に就任した。金力で。


<宏池会ブレーン・安田正治の遺言=改憲は清和会との決戦しだい>

 現役のころ、アメリカ大使館前にある自転車会館には、よく足を向けた。官邸前の国会記者会館から坂を下って、溜池を通り抜けるとすぐである。運動にもなった。


 事務局長の木村貢と宏池会ブレーンの安田正治が、いつも応対してくれた。後者は京都新聞記者を辞めて、宏池会二代会長の前尾繫三郎の秘書になった。以来、大平・鈴木善幸・宮澤喜一の内閣で、宏池会ブレーンとして大活躍した。


 大変な知性派で、おしゃべりしていて勉強になったものである。木村は、池田勇人の秘書からだから、宏池会の生き字引である。彼は大平・鈴木の政務秘書官を歴任した。大平の最期の場面では、毎日連絡を取り合ったものだ。


 安田の遺言のような話は「憲法をめぐっては、国家主義の清和会と中曽根派とのリベラル・宏池会との最終戦争いかんだ」と厳しい認識を明かした。戦前派・保守傍流の改憲軍拡右翼とリベラル・憲法重視派の宏池会の決戦の行方が、その鍵を握るとの予言である。


 民意を重視する宏池会・アジアの平和と安定を希求する宏池会、対する戦争の出来る日本にしたい岸の清和会右翼の決戦が、いま広島と山口でゴングが鳴り響いているのである。河井事件の真相は深い。溝手と河井の対決という見方は、表面的皮相的で間違いである。


<「木更津レイプ殺人事件」犯人やくざ強姦魔を逮捕しない千葉県警の闇>

 政治屋とやくざと公明党創価学会という奇妙な組み合わせが、やくざ浜名の「木更津レイプ殺人事件」から読み取れる。

 強姦魔殺人やくざを、結果的に擁護?する公明党創価学会と千葉県警もまた、不思議な組み合わせなのだ。目の前の犯人を逮捕しようとしない千葉県警と所轄の木更津署の対応もまた、日本の政治宗教史の1ページを彩ることになるのだろうか。


 まことに不思議千万である。強姦は殺人に相当する重罪である。しかも、命をも奪った性凶悪犯罪事件である。報道管制で迷宮入りさせるつもりなのか?


 市民の勇気ある告発状を門前払いにした木更津署である。告発者は、その理由を文書にせよ、と強く抗議している。戦前の「おいこら警察」が今も継承しているのであろうか。


 春秋の筆法を持ち出さなくても、木更津署の判断ではない。千葉県警だ。千葉県警に圧力をかけた警察官僚は、警察庁にいる人物なのか、それとも国家公安委員会なのか。さらにてっぺんの官邸なのか?

 TBS強姦魔もみ消し事件とも共通している?


 捜査妨害の犯人は、相手を見誤まったと警告したい。

2021年3月30日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


https://demo-mansion.viewn.co.jp/book?book_id=0000057940


<安倍の東北復興五輪の成果を外国人カメラマンが撮影、一見に如かず>

これがフクシマのイマだ。ポーランド人の写真家が撮影したリアルフクシマな33画像が世界に衝撃を gataro (asyura2.com)


http://www.asyura2.com/15/genpatu44/msg/318.html

アジアに立つ!<本澤二郎の「日本の風景」(4039)

<自民公明は岸の孫レベルの歴史無知・自立不能の属国容認派>

 人間は歴史を学ぶ、歴史の教訓を生かす動物である。ただし、侵略戦争に加担したA級戦犯の岸信介と、その孫の後継者・神社神道「神の国」論者は、全く違った。日清・日露戦争の背景と教訓を、無視して恥じない靖国肯定論者たちでもある。


 欧米のアジア戦略は、自ら血を流さない。どうするか?賢い手を使う。アジア人同士を戦わせて、双方を疲弊させる。これくらいの史実を分からない日本人は、自宅の柱に頭をぶつけて思考するといい。


 日本を支援して、日本と中国、日本とロシアを戦わせて、漁夫の利にありつくのが、欧米のアジア戦略である。戦前の大英帝国が用いた手口を、戦後のワシントン、現在のバイデンのアメリカ・産軍複合体が興味を示し始めている。死の商人が、ほくそ笑んでいるのが分かるだろう。


 正解は、日本はアジアに立つべし、である。宇都宮徳馬の「アジアに立つ」(講談社)は1978年に出版されている。図書館で探して「読め」といいたい。マッチ一本で燃え尽きる鉋屑(カンナくず)のような、清和会のポチに騙されてはなるまい。


宇都宮は生涯、A級戦犯の長州の岸と対決、許すことなく一歩も後退しなかった。古くは、実父・佐賀藩の太郎陸軍大将と、長州の軍閥・山形有朋との対決と、いうなれば二代にわたっての思想戦は、けだし見ものであろう。

それにしても、敗戦後は戦勝国・ワシントンの謀略機関・CIAに媚びを打ってまでして政界に復帰にこだわり、さらに彼らの物的支援を受けてまでして、政権に執着するという、政治家としての矜持、恥じも外聞も捨てて、権力を掌握した岸であった。ワシントンのポチを演じて、60年安保を強行した。孫も、これを正当化しようとしてきた。


<米国の巧妙な罠=バイデン侮り難し=日本に攻撃基地要求か>

 ワシントンの主は、不動産屋の共和党トランプから 、民主党の古参派のバイデンに交代した。老練な後者は、なかなかずる賢い。側近に軍産複合体の、柔軟でかつ、したたかな戦略家が多い。北京の頭の固い単細胞の戦略家では、太刀打ちできないかもしれない。


 「飛んで火にいる夏の虫」よろしくワシントン一番乗りに満足する、知能指数が安倍レベルの、菅義偉の大名行列一行を、バイデンがコロナ禍のワシントンに喜んで招待する狙いを、深層深く分析すれば、米産軍体制のアジア戦略の巧妙さを、少しは理解できるであろう。バイデン戦略は、場当たり的なトランプ戦術の比ではない。というよりも、登用した産軍体制のスタッフの力量がしたたか、かつ不気味で、北京のそれを、はるかに上回っているように感じられる。


 「中国の台湾武力攻撃は5年以内」などと宣伝する当たりは、その悪賢さを物語っている。4年任期のバイデンの再選戦略と絡めている。「いま米中戦わば、アメリカ敗北」というイカサマ情報も発信して、同盟国を慌てさせている。軍事問題に明るくない国民大衆は、まんまとこの情報戦に引っかかるだろう。


 世界の超軍事大国の、ワシントンの物騒なバイデン・産軍体制作戦は、一石二鳥、三鳥作戦を狙っている。

 「ワシントンはもう辺野古に感心は薄い。海兵隊の基地でしかないのだから。それよりも、大陸と潜水艦攻撃のためのミサイル基地を作ろうとしている。表面化すれば、大変な政治問題となろう」との指摘も頷くほかない。


<中国の海軍力はまだまだ?潜水艦探知能力は日米が優に先行>

 尖閣・南沙・台湾での攻防戦が具体化すれば、そこで主役を演じるのは海軍力である。事情通が持ち込んできた分析は、的を得たものだ。

 「海での戦闘は潜水艦の能力いかんだが、中国やロシアの潜水艦を、日米は容易に探知することが出来る。対して中ロの潜水艦は、日米に劣る。アメリカが敗北するというデマは、同盟国を戦闘に巻き込もうとする、米産軍体制の高等戦術の一つに過ぎない」


 中国には、まだ原子力潜水艦はない。空母2隻で、海軍力はかなり遅れている、とも分析している。軍事に明るくないが、確かに理屈ではある。


<東アジアに軍拡の嵐で米産軍体制ぼろ儲け>

 既にトランプの時代から、日本や韓国・台湾の軍拡は、ワシントンによって大掛かりに繰り広げられている。日本では海か山か不明な「イージスアショア」を10兆円もかけて設置しようとした。安倍の大罪は、これだけでも分かろう。


 バイデンを操る産軍体制は、より巧妙で確実性が高い。中国のミサイル基地のみならず、空と海からの攻撃を撃破するミサイル基地の建設を、日本政府に要求すると見られている。


 場所は沖縄周辺の無人島に狙いを定めている、と事情通は指摘、結果、東アジア全体を軍拡の嵐に巻き込んで、米産軍体制は天文学的な暴利を懐に入れようというのである。「コロナで痛みつけられた米国経済立て直しに、例によって武器弾薬でカバーする作戦でもある。相変わらずの日本を、ワシントンのポケットにする作戦でもある。日本の財政はとうの昔に破綻寸前、福祉も医療・教育も壊れてきているが、ワシントンの戦略家は、日本事情などお構いなし。中国脅威論をがんがん流すことで、経済再生を図ろうとする。大馬鹿な菅は、そんなワシントンに飛び込んでいく。漫画であろう」という分析も脱帽である。


<アジア同士の争いは、戦前の日清・日ロ戦争でおなじみの欧米戦略>

 とうの昔にロシアは衰退、代わって中国が急速に経済・軍事力ともに伸びてきている。そんな中国を叩くワシントン戦略と、戦前の国家主義を引きずる日本政府・清和会も、これに大賛成という危険な構造が、いまの東京とワシントンである。

 韓国は、中国との関係に柔軟に対応する政権だが、経済不況で国民の支持率は低い。ワシントンの過大な期待は、まず菅を篭絡させようという魂胆だ。

 安倍も菅内閣の防衛相の岸信夫も、日本を代表する蔡英文支援の台湾防衛派で知られる。「中国は一つ」という国際常識に対して、最近は公然と太い腕を、台北に突っ込んでいる有様である。


 ワシントンにとって、東京の権力は、まことに好都合で説得する必要もないくらいである。北京の対日研究の衰退の反動かもしれないが、ワシントンは可能な限り、自衛隊を前面に立てての作戦に期待をかけている。自衛隊の集まりがあると、必ず出席して檄を飛ばしてきた安倍の行動を、菅も踏襲している。


<日本の立ち位置はアジアの平和・安定に不退転の決意が道>

 日中関係は、先人たちの言語に絶する戦後外交最大の成果である。二度と同じ過ちを繰り返さないという、両国人民の悲願の結晶だ。

 アジアに立つ日本を確認した、国交正常化と平和友好条約の締結であって、東アジアの平和と安定を確保してきたものである。ここで日本国憲法を破壊するような、国家主義の極右の面々によって、破壊されてはたまらない。


 課題は、話し合い・外交で決めるというルールを放棄してはなるまい。政府・霞が関・議会に猛省を促す必要があろう。断じて、ワシントンの犬になってはならない。福田赳夫に心酔した清和会OBは「世界の物笑いになる菅の訪米を阻止すべし」と叫んでいる。

2021年3月29日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

<ワシントンのポチに徹する岸信介の孫・安倍晋三をアジア諸国民はNO


 安倍晋三前首相は27日、新潟市で開かれた自民党新潟県連会合で講演し、日本を含むアジア地域が米中両国対立の最前線になっていると指摘した。対中国政策を巡って「インド太平洋地域がフロントラインになってきたとの認識と覚悟を持ち、外交・安全保障政策に取り組む必要がある」と述べた。

 中国の軍事力台頭や東・南シナ海での一方的な現状変更の試みにも言及。バイデン米大統領が最初の対面による首脳協議として菅義偉首相との会談を4月上旬に調整していることについては「米国の外交・安保戦略上の重要地域がインド太平洋に移った。日米安全保障条約が本当に重要になってきた」と語った。(共同)


http://www.asyura2.com/21/senkyo279/msg/789.html


NHKバイデン会見抜粋)習近平国家主席について「頭のよい人だ。民主主義は機能せず、専制主義がこれからの潮流だととらえている」と評し、米中関係については「21世紀における民主主義の有用性と専制主義との闘いだ」と位置づけました。
そして効果的に中国に向き合うために、国内の労働者や科学分野への投資を通じた最先端技術の強化、日本など同盟国との関係の再構築、自由、人権といった価値観の追求の3つを実行すると説明しました。

米議会上院 日米同盟 重要さ強調する決議案 提出

4月予定されている菅総理大臣のアメリカ訪問を前にアメリカ議会上院で、超党派の議員らが日米同盟の重要さを強調する決議案を提出しました。(NHK)


米上院軍事委員会は23日、インド太平洋軍司令官に指名されたジョン・アキリーノ太平洋艦隊司令官(海軍大将)の人事承認に向けた公聴会を開いた。アキリーノ氏は、中国による台湾への軍事侵攻を「最大の懸念」とし、有事が訪れる時期については「多くの予想より身近にある」との見解を示した。

本澤先生、また安倍晋三が新潟でほざいています。新潟の自民党も馬鹿?が多いんですか?八千代、青柳Baby's in Black @肉球新党さん(@babyisblackifee)が0:28 午前 on , 328, 2021にツイートしました:大病を患って総理大臣を辞任したお人が元気に講演ですか⁉️
憲法違反を繰り返してきた人間が改憲を訴えるなど笑止千万❗️ https://t.co/RmF2ybalc1
https://twitter.com/babyisblackifee/status/1375832177145868293?s=03

昨日までのブログ3本をツィーターに上げました。

民主党が発足以前より凄い人気のあるブロガー「きっこ」当時10万を越えた断トツの一位の方のツィーターを貼り付けます。八千代、青柳

https://twitter.com/kikko_no_blog/status/1375782490883858435?s=06

東芝製3号機に潰される日本<本澤二郎の「日本の風景」(4030)<米原子力専門家も天を仰ぐような深刻極まりない東芝製3… 赤かぶ (asyura2.com)
安心・安全と真逆の日本<本澤二郎の「日本の風景」(4038) : jlj0011のblog (livedoor.blog)


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