「くだらない」<本澤二郎の「日本の風景」(3351)

<血税166億円の祭祀、祭祀の政教分離違反>

 信頼した人権派弁護士に、何かを問うと、言下に「くだらない」と一蹴されたものであるが、いまの日本には、このくだらないことが多すぎる。多くの日本人がそうであるように、天皇制に無関心を決め込んできたが、春先から始まった皇位継承という奇怪な宗教儀式なる祭祀は、まさに「くだらない」典型であろう。口には出さないが、国民の多くはそう感じている。

 空前絶後の借金大国の日本である。天皇交代は1日で十分であろう。それを半年以上もかけて、しかも血税166億円を投入する。実にくだらない。日本は古代の卑弥呼の時代に生きている証を、世界に発信している?


<皇室の失墜と前近代の日本を象徴>

 「166億円を貧困世帯に配れないものか」と誰しもが思っているに違いないわけだから、本当に「くだらない」のである。

 皇室を押しつぶそうとの国家神道の陰謀なのか、と考え込む日本人もいるかもしれない。

 よく宇都宮徳馬さんは「50、60は鼻たれ小僧。男盛りは真っ八十」と言っていた。平成の天皇交代劇をすっかり忘れてしまっているのだが、今は時間的にも余裕があるため、一連の祭祀なる政教分離違反の儀式を「くだらない」と言下に一蹴することができる。


 まるで、戦前の国家神道に生きる日本そのものではないか。岸信介を尊敬した森喜朗の「神の国」を印象付けたいのであろうが、逆効果もいいところであろう。新聞テレビが宣伝しようが、国民の心は笑って、かつ嘆いている。

 半年もかけての交代劇が、この地球に存在しようか。これ一つ見ても前近代を象徴していて「くだらない」のである。


<くだらない右翼の五輪劇>

 311放射能汚染を隠し、嘘をついて、かつ関係者を買収して獲得した2020東京五輪に大義はない。「くだらない」のであるが、これを推進した連中は、みな右翼のくだらない人物ばかりである。

 ヒトラーのベルリン五輪を見習っての東京五輪に相違ないが、とても拍手する気にはなれない。NHKを先頭にして五輪宣伝に躍起となっているが、これまた、実にくだらない。

 NHKも落ちるとこまで落ちてしまった。


 166億円と五輪経費を、東北復興や54基の原発廃炉や、貧困家庭救済に使うまともな善政が全く聞こえてこない。政治も落ちるところまで落ちてしまっているのである。


<史上最低の首相を支える国家神道と創価学会の異様>

 古代と前近代が混在する21世紀の、現在の日本である。違うだろうか。

 確か古代の天皇でも「民のカマドの煙」に注目していたという。現在、それも見られない。

 史上最低の首相とは、清和会OBの断固たる主張であるが、支えているのは国家神道の復活を夢見る靖国派である。いまは日本会議という秘密の右翼団体で身を包んでいる宗教勢力であるが、祭礼で無知な庶民をかき集めることはできても、選挙での集票力は弱い。


 補完する勢力が創価学会という、これまた新興宗教団体である。これでもって3分の2議席を確保して、武器弾薬で「強国」を目指している政権だ。実に、くだらない野望なのだが、当事者は本気のようだから困る。

 財閥は願ってもない、これに熱心なのだ。軍国主義は財閥を太らせる妙薬だ。歴史の教訓は、彼らには通用しない。


 史上最低の首相は、米国の死の商人から武器弾薬を爆買いして、結果として日本を衰退させている。同時に、多くの国民を貧困化させている。


 誰が見ても、考えても、実にくだらない悪政・暴政である。

 彼らにとって幸いなことは、野党がまた、くだらない点である。バラバラ大好き政党ときている。


 ここにきて金融庁の金融審議会という専門家会議が「姥捨て山」の日本を裏付けた報告書を公表した。やくざまがいのギャンブル投資で2000万円を稼げ、と発破をかけた。

 そのための党首討論を開催したものの、たったの45分。3分の2の壁である。くだらない党首討論でしかなかった。


 くだらないまま、沈没する日本に、起始再生策はあるのか。占いの宗教勢力から、まずは政治の主導権を、理性と道義・正義・法治の主権者が取り戻す必要があるのだが。無党派が覚醒するのかどうか。若者に期待したい。

2019年6月21日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

朝日新聞点検<本澤二郎の「日本の風景」(3350)

<ナベツネ・読売化で墓穴掘る編集姿勢>

 最近新聞を読む機会がない。「中曽根新聞」に変身した読売の切り抜きを止めて、30年以上たつ。朝日の購読者を止めて、もう20年近くなる。最近の朝日は、いうなれば「読売化」で購読者を減らしてしまった。朝日は、ずっと日本を代表する高級紙だった。原点に戻ることを薦めたい。6月8日(土曜日)付の朝日新聞朝刊を、千葉県八千代市のAさんが、販売店で購入したものを郵送してくれての感想である。


<社説は1面肩で高級紙目指せ!>

 新聞は公器である。国民の声を政治に反映するという、崇高な使命を帯びている。ジャーナリストを「無冠の帝王」と称した時代もあった。反骨が記者の命である。

 したがって、権力に迎合する新聞人は、ジャーナリスト失格である。朝日も、そこへと落ち込んでいないか。

 東京タイムズの先輩で、田中角栄の秘書を歴任した早坂茂三は、田中派の新人候補に対して「朝日の社説をよく読んで、そこから公約をつくれば、当選間違いなしだ」と特訓していた。

 国民のコンセンサス・価値観を、朝日の社説が代表していたためである。昔の朝日新聞は、1面肩に社論を堂々と掲げて、読者国民の羅針盤としての役割を果たしていた。

 いまは、それがない。特にこの6年間の紙面の劣化はひどすぎまいか。


<記者教育の徹底急げ!>

 在京政治部長会の懇談の席で、後に社長になった松下さんが「試験をすると、女性が合格するので採用が増えてしまう」という話をしていた。

 それを裏付ける話が届いた。例の徳洲会医療事故を追及する友人が、4万人近い従業員を抱える徳洲会病院において、労使の勤務条件を定める労基法36条の「36協定」がないという大問題を厚労省に告発した。

 記者会見に参加した朝日新聞は、女性記者だった。この深刻・重大な記事を、朝日は没にしたといって友人は嘆いたものである。

 筆者の経験は、現在も追及する「木更津レイプ殺人事件」を、朝日新聞千葉支局の木更津通信部記者に伝えたものだが、殺人鬼がやくざ浜名と告げると、尻尾を撒いて逃げてしまった。


 記者教育を徹底することが、今の朝日には必要不可欠であろう。目の前の特ダネを逃がすというよりも、逃げてしまうようなひ弱すぎる記者の体質を、根本から改善することが、何としても求められている。


<国際面の充実>

 相変わらず、国際面が少ない。地球規模で動いている今日、日本の新聞は、アフリカや中南米の記事が少なすぎる。

 東アジアは特に重要だが、それも少ない。相手国民に寄り添うようなリベラルな記事が、極端に少なすぎよう。大陸と朝鮮半島は、従来とは一変している。それを反共主義の産経レベルで報道するようでは、国民を誤らせるだけである。歴史の教訓は、永遠に継続してゆくものである。

 国際面の充実には、英BBCとの連携を図ってはどうだろうか。東京タイムズでさえも、英フィナンシャルタイムズと提携したものであるが、BBCとの連携が好ましい。

 世界の動きを、より客観的に報道する姿勢が評価できるからだ。

<チラシで生きる新聞販売店>

 八千代市の朝日販売店からのそれは、分厚く膨らんでいた。原因は、チラシ広告である。

 チラシで生計を立てる販売店の様子がわかる。老人社会はネットが活躍する場面が少ない。スーパーに限らない。自動車や眼鏡、リフォーム、履物とチラシの量はものすごい。新聞販売員の労働も大変であろう。


 チラシ広告のために新聞を取る市民というのも、現在を反映しているのであろう。


 ところで、なぜ朝日新聞が郵送されてきたのか。理由は、山本太郎の記事が政治面に大きく掲載されたためで、感動した山本ファンが郵送してくれたものである。

2019年6月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

吹き荒れる暴政<本澤二郎の「日本の風景」(3349)

<民主主義という名のファシズム日本>

 一部の日本人は、また日が昇ると信じているが、多くの国民は「2000万円赤字家計」という真実の公文書で目を覚ました。その中に若者が少なくない。街頭に飛び出した賢明な青年男女も。真実を報道しない新聞テレビの日本を「民主主義という名のファシズムが徘徊」と定義することができるだろう。野党が結束して、永田町・平河町・信濃町で「赤いうちわ」で解散風を吹かすことができれば、悪魔を追い出すことができる。昨夜、自民党のたった一人の同士・村上誠一郎の励ます会に顔を出して、改めて感じさせられた。


<村上誠一郎励ます会で思い知らされる>

 恒例となっている村上励ます会を、ここ5,6年欠席していたのだが、昨夜は思い切って上京した。元気でやっているのかどうか、新聞もテレビも見ていないジャーナリストだから、多少は気になっていた。

 彼は元気だった。逆に「先輩!元気でしたか」と励まされてしまった。以前よりも痩せていて、行動的だった。息子の信太郎君とは名刺交換した。彼の娘が医者だということ、孫もいることも確認できた。村上水軍の末裔は健在である。


 誠一郎の勇気と信念を爆発させた励ます会は、昔と全く変わっていなかった。登壇した石破茂の話は申し分なかった。上手だ。旧田中派木曜クラブ機関紙を編集していたころの面影は消えていた。

 石破の話から、彼の自民党員人気が安倍をはるかに超えている理由がわかった。石破に村上政治が加わると、日本沈没を遅らせることができるかもしれない。石破から改憲軍拡を消すことができると、ましなのだが、果たしてどうか。遅れて登壇した政調会長の宏池会会長・岸田文雄の発言には、注目させる話題はなかった。


<特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪強行の真犯人>

 村上は、他の自民党代議士とは全く違う。自らの発言と主張を取り上げた新聞や雑誌をまとめた非買本を、参加者に配布して、人々に警鐘を鳴らすことを忘れていなかった。

 75ページを開くと、左肩に「安倍政権で決められた2014年重要政策」の一覧が掲載してある。それは2013年12月6日の特定秘密保護法、2014年4月1日の武器輸出三原則廃止、同4月11日の原発再稼働、同日約600人の官僚人事権を官邸に移行させた国家公務員法改定、同6月18日の特別養護老人ホームの入所資格の限定と利用者の自公負担引き上げを決めた介護保険制度の改定、同7月1日の集団的自衛権の行使容認を閣議決定。

 このあとに共謀罪やカジノ・ギャンブル法が続く。そして平成の幕を引いて、166億円の巨費を使っての令和の祭祀、祭祀とトランプ招待。そして野党分断下の選挙で3分の2確保。残るは平和憲法の破壊工作の強行である。

 2019年危機は着実に進行している。なぜ、こんな恐ろしい憲法違反の悪法が強行されたものか。


<公明党創価学会の偉大なる実績と成果>

 自民党単独では、その力はない。国家神道の末裔の神社本庁も無理だ。400兆、500兆円を保有する財閥にもない。


 諸悪の根源は、池田大作氏が病に倒れたあと、実権を掌握した太田ショウコウ・山口那津男ら公明党と、これに同調した創価学会の原田・谷川らが、安倍支援に走っての、かくかくたる実績・成果なのである。


 池田が倒れた信濃町が、アベ内閣とともに戦争勢力に加担した偉大なる成果と言っていい。昨日の午後、友人のナンさんに話すと、本心から頷いていた。

 アベ暴政のカギは、信濃町にある。再び3分の2という恐怖の選挙結果を手にできるのかどうか。


<「2000万円赤字」を野党一本化で攻め込めばアベ撃墜確実>

 12年前に「消えた年金」で安倍は沈没した。

 今回は年金基金崩壊を裏付けた「2000万円赤字」家庭を、ほぼ確実な数値で示したものである。立派な公文書だから、閣僚が云々しても始まらない。

 したがって参院選では、複数区でも野党が結束すれば、3分の2を食い止めることができる。衆院の小選挙区でも連携すれば、政権交代である。安倍を海中深く沈めることができる。

 ただ悲しいかな二つの民主党が夫婦喧嘩を止めない。安倍のプラス材料ではある。


<村上は「1本のローソク」を貫いて叫び続けている!>

 「2020年までに金融の世界規模の破壊」「アベノミクス破綻=財政SOS=金融緩和SOS=株価対策で逃げるアベ内閣」「2020東京オリンピックSOS=原発汚染水対策SOS=台湾・韓国は日本食料品輸入禁止」

 「生まれたときから900万円の借金」「財政は危機的状況」「ジャーナリズム喪失」「官邸独裁を許せるか」ー。村上誠一郎は健在である。

2019年6月19日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員会員

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反安倍で先鋭化「前川喜平氏」、安倍さんは元号も私物化したので私は令和を使わない!

6/19(水) 6:02配信

デイリー新潮

 6月28日より、新宿ピカデリーほか全国公開される映画「新聞記者」。原案は、菅義偉官房長官の天敵、東京新聞の望月衣塑子記者(44)の著書「新聞記者」(角川新書)で、謳い文句は“官邸とメディアの裏側を描く、孤高のサスペンス・エンタテインメント!”とか。

 その公開記念としてシンポジウムが東京で開催されたのだが、そこには望月記者と共に、あの前川喜平・元文部科学省事務次官(65)が登壇。

「5月から私は元号は使わないことにしている。安倍さんは元号まで私物化した」
「内閣情報調査室は安倍さんの私兵と化している」
「読売新聞は安倍さんのプロパガンダ紙」

 と言いたい放題。講演慣れしているためか、口跡も滑らかな前川氏、反安倍のプロパガンダを行っていた――。

 ***

 デイリー新潮が「講演会は大盛況! 前川喜平・前文科省事務次官曰く『日本会議は害虫の巣』だって」と、前川氏の講演の模様をお届けしたのは昨年(18年)4月のこと。17年1月、文科省OBの再就職等規制違反の責任を取る形で辞任して1年余り。この時、彼はこう語っていた。

「えー、皆様にお願いがございます。あと1年経ちましたら、私の顔と名前を忘れていただきたい、と。もう名前と顔が売れて困っております。私は芸能人でも政治家でもございませんので、あまり売れたくないんでございます」

 あれから1年以上が過ぎたわけだが、その間に著書「面従腹背」や対談本などを出版した前川氏はますます意気軒昂である。この日の「映画『新聞記者』公開記念 『官邸権力と報道メディアの現在』を語るシンポジウム」のチケットは完売で、およそ700名の観客を前に、望月記者と“反安倍トーク”に花を咲かせたのだった。その刺激的なところを抜粋してみよう。

司会:映画「新聞記者」原案となりました「新聞記者」の著者であり、東京新聞社会部記者の、官房長官会見でご存知の方も多いと思います、望月衣塑子さんです。続いて、元文部科学省事務次官、現在は現代教育行政研究会代表として教育問題に取り組んでいらっしゃいます、最近はTwitterも始められました前川喜平さんです。

前川:あのね、始めたっていうのは正確じゃないんです。私、Twitterを始めたのは2012年の12月なんです。これは第2次安倍政権ができる直前です。総選挙の結果がわかって、「あー、これはもう安倍政権ができる」と思った時に、「どうしよう、何か本音がしゃべれるところが欲しい」と思ってTwitterに呟き始めたんです。その時は、前川喜平という名前はもちろん出してはおりません。「右傾化を深く憂慮する一市民」と言う名前でですね、やっておりました。一時は非公開にしたこともありましたが、ちょっと思うところございまして、6日ほど前に心変わりしまして、いまはもうボロクソに言っているわけです。

望月:「思うところ」って何があったんですか? 

前川:いや、ふと思っただけです。こういうのって、もういいやって感じでね。とにかく「この政権マズいよ」という気持ちになっちゃった。

司会:選挙に出るなんて声もありますが? 

前川:全然、それはないです。私はとにかく、永田町から離れられたということがものすごく嬉しくて、いまはもう第二の人生を謳歌しているわけですから、またあんなところに戻るなんて、あの政治家の群れの中に入るなんて、考えただけでゾッとするわけです。

――第二の人生を謳歌しているそうで、なによりである。話題は「老後は年金以外に2000万円が必要」と金融庁が作った報告書に及ぶ。


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