都知事選異変<本澤二郎の「日本の風景」(3732)

<東京五輪廃止論の山本太郎候補に人、人の波>

 熱心な山本太郎応援団のAさんが、彼の様子を電話やメールで連絡をくれる。「これまでと全く変わっている。友人に電話をすると、自民党に投票していた者までが協力してくれる。それが一人や二人ではない。都民の政治感覚が、間違いなく変わっている。世論調査は産経フジばかりではなく、すべて狂っている。ムサシのインチキがなければ、太郎はいい線いく」と胸を張っている。


 都民の多くは、コロナ禍の五輪は廃止されると感じている。そこをズバリ廃止だ、と主張する太郎に期待が集まるのだろう。五輪廃止で浮いた金を、コロナ禍対策に回せばいい。太郎演説に人が集まっている!


 慌てた官邸は、昨日、自民党の五輪推進派?らしい人物を呼びつけて「予算確保」を陳情をさせた。襲い掛かる犯罪接近におびえる日々の安倍は「成功させたい」といって「成功させる」と言えなかった。


<参院選で注目を集めた学会・池田親衛隊の野原善正も応援>

 そこに新たな応援が入った。沖縄の野原善正である。平和から戦争党に舵を切った太田ショウコウ、山口那津男、北側一雄と学会会長の原田らを、池田裏切りの者と糾弾したきた沖縄の平和の戦士だ。

 昨年の参院選では、東京選挙区から出馬して1か月足らずで20万票を獲得した池田親衛隊だ。学会の勇気ある人物が、いま1年ぶりにマイクを握って、声を上げられない沈黙の学会員に向かって叫び始めた。


 彼は次期総選挙でバッジをつける可能性が高い。さっそくAさんに連絡を取り、彼が千葉県から出馬する三井義文に頼んで接触を試みたところ、うまく成功した。


 沖縄に行く機会があれば、いつか会ってみたい人物である。世の中には、池田大作を毛嫌いする人物もいるが、池田の平和理念を評価する人たちも少なくない。池田を裏切った現在の公明党創価学会執行部に嫌気をした会員は、ゴマンといるだろう。

 悲しいかな沈黙して動かない。野原は動いた勇者である。


<木更津市の戦争遺児「太田ショウコウ裏切り」断罪を知っていた!>

 彼に確認したいことがあった。それは太田ショウコウの懐を、途方もなく膨らませた原因とされる戦争三法の第一番手を飾った特定秘密保護法の2013年12月の時点で、行動を起こしたかどうか。

 もし、決起したとすると、木更津市の美人栄養士と同時期に、池田裏切りを直感していたことになる。筆者はこれまで、池田親衛隊の一番手は戦争遺児の栄養士と報じてきた。


 これは正確だった。特定秘密保護法の恐怖を、多くのジャーナリストは知っているが、国民の多くはまだ理解していない。戦争遺児の場合は、それゆえに学校の教師上がりの平和運動家と連携していたことから、戦前の治安維持法である特定秘密保護法を批判していた。公明党が潰すと信じていた彼女は、太田の行動に衝撃を受けた。安倍は、その太田を昨日、官邸に呼んだ。


 改めて2013年12月に「太田ショウコウの裏切り」を断罪した戦争遺児の叫びは、野原らと池田親衛隊史に名を残すだろう。無念にも、翌2014年4月28日に怪死した。犯人は富津市出身の浜名である。

 浜名は、木更津市巌根でデーサービス「かけはし」を経営しているが、これは表の顔であることが、取材で判明している。「木更津レイプ殺人事件」について、野原に聞くと、筆者のブログで知っていた。

 ネット社会はすごいと思う。


<やくざ浜名の強姦殺人事件はネットで列島に知れ渡っている!>

 沖縄の人たちは、この悲惨すぎる強姦事件を知っていた。ということは、東北の子育ての秋田県由利本荘市でも、そして北海道の人たちも知っている。


 やくざが跋扈する日本列島を裏付けている。一部のやくざは、正業に就いているという表の顔と、本業である裏の顔をもって、特に魅力的な女性を狼の目で狙いを定めながら生きている。時に信仰者の顔つきも。


 コロナ第二波が秋から冬にかけて本格化する。ワクチンはできるか。サーズのワクチンでさえ、完成しなかった。来年の安倍・電通の五輪は、物理的に不可能である。東北復興資金や東電福島の甘すぎる除染に賭けた血税は、やくざの懐に多く流れている。


 自民党護憲リベラル・宏池会のすばらしい伝統は、池田勇人以来、右翼やくざを寄せ付けず、排除したことだ。れいわ新選組にも要求したい。やくざ暴力団排除が、列島に戦争遺児の叫びとなって響いている。

2020年7月2日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

政界地図異変<本澤二郎の「日本の風景」(3731)

<政治家がいない、見えなくなった永田町は政治屋ばかり>

 恥ずかしいことに20年余の政治記者時代には、何かで覆われていた永田町の心臓部の正体に気付かなかった。自民党の派閥全盛期で、相応の活力が満ちていたせいかもしれない。民意が相応反映する中選挙区制が幸いしたものだろう。自公による99年体制以降、特に悪しき極右改憲派の安倍内閣の下では、政治家が一人もいなくなった。どこを見ても政治屋ばかりで、国権の最高機関である国会議員は、不思議と石ころばかりで、名前さえ特定することが専門家でさえ困難になった。


 官邸や裁判所を監視・監督しなければならない国会が、全く機能していない。金かねの永田町では、10年間、ほとんど何もしない最高裁長官の夏の手当てが577万円を筆頭に、衆参議長535万円、国会議員319万円、霞が関の事務次官328万円、自主返納組30%の首相でも404万円、20%返納の閣僚337万円が、昨日、さも当然のように支給された。人事院の出鱈目は、女性が仕切っているらしい。自立しない女性の悪しき実績である。


 冬にも同じ手当が支給される。役人の35才平均でも68万円、45歳だと91万円、さらに家族一人に10万円が支給された。ついでにいうと、三文作家の石原慎太郎が、息子たちを次々と政界入りさせた手品師だったことも、それを許す民度に敬服するばかりだ。これらの総計・天文学的借金は、子供と孫たちの世代が100%負担することになる。


 コロナ禍で、多くの国民は塗炭の苦しみの中にほうりだされて泣いているのだが、役人天国を演出する人事院には聞こえない。国会議員犯罪者にも319万円支給の永田町・霞が関に、民の悲鳴は全く届いていない、これが日本の偽らざる実像である。日本の差別は、第一に官民格差である。



<頭角を現した半島出身者と統一教会・日本会議の面々>

 日本の政治経済構造をしっかりと研究した人たちが、いま政界官界財界に君臨している。現役の政治記者時代は、そのことを認識できなかった。いまようやく分かってきた。


 岸信介と文鮮明が仲良くしている写真を見ても、それが何だったのか、岸の娘婿が「わしは朝鮮人か」と打ち明けていたこととか、安倍の周囲のお友達が、反共右翼教団の統一教会メンバーであり、神社本庁の日本会議という右翼カルト教団ばかりだ、という事情なども、この年になって、ようやく気付いたジャーナリスト人生だった。

 それはそれでよかったのだろう。民族差別主義者にならなかったことは幸いだった、というべきか。日本国憲法は、平等・無差別を宣言しているいい憲法、リベラル憲法なのだから。


 ただし、そうした一群の政治屋によって、民主政治が捻じ曲げられている、憲法順守を反故にしている点は、ここは主権者として、無視できない許しがたい重大なことである。


 愛国主義者ゆえに、宇都宮徳馬は平和軍縮を唱え、昭和の妖怪・岸に対抗した。おなじく護憲リベラリストの愛国者ジャーナリストとして、筆者は平成の妖怪・中曽根を批判してきた。いま安倍を批判するのも、彼が民意に反する極右の国粋主義者ゆえである。

 そんな危うい安倍を、とことん支えてきている信濃町批判も、平和を愛する護憲愛国ジャーナリストの責任ゆえである。



<財閥・電通派=言論操作=改憲軍拡派=沈む護憲リベラル>

 最近になって分かったことは、電通の国民に大きな災いをもたらす大魔神そのものであるという。真実を知って驚いている。

 広告を武器に、新聞記事に横やりを入れてきているくらいのことは、昔から知っていた。しかし、言論の自由を抹殺、自在に操作する電通を知らなかった。あまつさえ血税に汚れ切った両手を突っ込んで、抜き取るという吸血鬼ドラキュラのような悪党であることは、コロナ禍が暴いてくれた。


 国権の最高機関・国会は、電通を法的に規制することを直ちにすればいい。言論弾圧を禁じ、血税から手を引かせる立法である。独禁法も活用したらいい。議員立法を、即座に実施する責任が議会に課せられている。


 東京五輪の電通利権を暴くことも重要である。財閥の意向は、即電通を経由して、新聞テレビに伝染する。改憲軍拡の潮流を常態化する言論に堕した日本である。現在がまさにそうである。


 護憲リベラルは、資金的に追い詰められることになる。


<危うい日本・東アジア>

 日本の改憲軍拡の元凶である、財閥と電通主導の新聞テレビで、国民は偏狂なナショナリズムに染まってしまっている。このことが日本にとって、由々しき一大事なのだ。


 改憲軍拡は、再び日本を亡ぼす元凶となろう。同時に東アジアの政治経済に悪影響を及ぼしていく。油断すると、世界大戦ともなりうる。誰でも予見できるであろう。いまその巻頭に立ってしまっている日本政治の現実に、99%の日本国民は気づく必要があろう。



<期待される護憲政治家=福島・辻元・蓮舫・森ゆうこ>

 この機会に、民意を重視する女性政治家4人を紹介しておきたい。

 福島瑞穂を筆頭に、辻元清美、蓮舫、森ゆうこを、日本政治改革4銃士と呼びたい。山尾志桜里には、すっかり騙されてしまった。ヤメ検に、人物はいないということを知らしめている。


 この4人が中心となった野党一本化が、実現すれば、自公のカルト極右を破壊する力が出てくる。困ったことは、女性同士の仲良しが、日本では見られないことである。男にぶら下がり、仲間の足を引きずるだけの女議員が目立つ。


 まずは4人の結束で、日本のメルケル誕生を期待するほかない。むろん護憲リベラル、民意を重視する政治家として、本気で決起して欲しいものだ。

2020年7月1日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

安里1・5億円の怪<本澤二郎の「日本の風景」(3730)

<根源は、安倍・清和会の岸田・宏池会壊滅作戦に河井カルト夫妻起用>

 首相兼自民党総裁の安倍晋三から河井夫妻に投入された血税・政党助成金1・5億円の真相は、まだ誰も口にしていない。なぜ宏池会の護憲リベラル・溝手顕正叩きに、統一教会カルト信者夫妻を刺客として送り込んだのか。


 それは国粋主義者・岸信介の孫による、護憲リベラル派閥壊滅策略のためだった!広島・池田勇人の創立した宏池会と岸の長州・田布施の後裔・清和会の確執は、派閥事情に明るい政界関係者であれば、誰でも知っている。昨年7月の参院選で、好機到来とばかりに安倍が仕掛けて、敢行したものだ。そうして溝手落選と岸田・宏池会の沈没となった。


 公家集団と揶揄されてきた宏池会は、安倍の罠にはまり込んで、落下してしまった。宏池会の黄金期には、大平正芳の盟友派閥の田中角栄派が存在したが、いまの岸田文雄には支援者不在、敵の軍門に下ることで呼吸をしてきた。そこに河井夫妻への1・5億円投入事件が爆発したものだ。誰も書けない自民党史の裏事情である。

 自民党最後の派閥死闘である。



<溝手顕正つぶしの決め球は公明党創価学会の裏切り票>

 宏池会現職参院議員・溝手顕正敗北の決め手は、いうまでもなく公明党創価学会の裏切り票による。誰も指摘しないが、事実であろう。それまで学会票は、護憲リベラルの溝手支持だったが、安倍―太田ショウコウ、菅―佐藤学会副会長ラインが強引にねじを巻いて、河井案里カルト候補に一本化した。


 地元県議・首長・市議や後援会長は、地元の新聞社の取材にべらべらと口を開いて自白証言をしているが、公明党創価学会対策費がどうだったのか。誰も口を開いていない。

 金にきれいなはずの創価学会は、下部組織だけのことで、上層部には支援を受けた自民党から金が流れている。もう30年以上前から、自民党の大物議員秘書から、内緒で聞いていた。一体どれくらいの資金が流れているのか。


 受け取った関係者の心臓は、止まりそうだという予感がしている。うまく逃げおおせるだろうか? 



<宏池会の総反撃に自民県連・中国新聞・広島地検が決起>

 安倍主導に菅と二階も悪乗りしての宏池会つぶしは、第一幕で見事に成果を上げたが、伝統的に宏池会の影響力が強い自民党広島県連が腰を上げ、反撃に転じた。

 古きを訪ねるまでもなく、被爆地広島の不運は、長州軍閥と財閥の暴走の挙句の果てに起きたことである。長州・田布施と広島の関係は、徳川の会津と長州のそれに似て、不倶戴天の敵の間柄だ。

 被爆地の広島で護憲リベラル・宏池会が誕生したのも、地政学的な事情もあろう。確か数年前の広島大災害に、現地視察をしなかった安倍だったことを想起すれば、それだけでも理解できるだろう。


 自民党県連の頭越しの案里公認の深い意図を読めなかった岸田は、万死に値する。派閥の長を降りて、一兵卒になって再起を図るしかないだろう。ワシントンのボルトンになれ、といいたい。


 護憲リベラルの中国新聞も動いた。そして広島地検も立ち上がった。それはリベラル日本国憲法の命じるところでもあった。



<対抗する安倍は河井克行の法相起用で逆襲>

 宏池会の反撃に安倍はたじろいだ。それは安倍の補佐官として、日常的に

接触してきたカルト議員と協議、反撃阻止の次なる秘策を練ることになる。


 宏池会の総反撃に対する答えが、河井克行を法相に起用することだった。

法相就任の克行が言い放った言葉は、まるで平家の平将門のような気分になったかのように「これで法務検察の上に立った」と豪語、我が世の春の気分を披歴した。


 しかし、広島地検の動きを、政権と一定の距離を保つという信念の稲田検察は、背後から支援の矢を放っていた。中国新聞、広島県連の積極的な捜査協力によって、案里の公選法違反事件は小さな花火から尺玉へと拡大していった。


 法務大臣の妻の違法行為が、議会で炸裂するとどうなるのか。暗愚の宰相・安倍でなくてもわかる。安倍は50日で河井の首をはねた。そうするしかなかったのだ。



<執拗な捜査にいたたまれず、案里が秘密の1・5億円公言>

 夫の法相就任で安堵していた妻の案里は、50日後の解任に驚愕したはずである。そこで一計を案じた。決して口にしてはならなかった安倍からの1・5億円の秘事を、これ見よがしにメディアに明かしたのだ。


 これに勢いずいたのは、他ならない検察と宏池会である。溝手には、党本部からの送金1500万円の10倍だ。案里金権選挙を自ら打ち明けたことに、衝撃を受けたのは幹事長や官房長官というよりは、1・5億円の送金者の自民党総裁だった。



<狙いは安倍・菅・二階に対して「死なばもろとも」作戦>

 自民党広島県連の宏池会を愚弄するかのような党本部からの政党助成金1・5億円は、自民党関係者にとって腰を抜かすような巨額の選挙資金である。


 多少の票を握る町議から県議、首長をすべて買収しても余る大金である。公明党創価学会を丸ごと買収してもおつりが出る金額である。

 河井夫妻の乾坤一擲の勝負とみたい。それは稲田検察と安倍官邸、二階党本部向けの牽制球だった。


 「我々をやるのであれば、すべてをばらす。いやなら稲田を押さえつけよ」の河井夫妻の反撃だった。「死なばもろとも」作戦である。



<安倍の河井法相降ろしと黒川弘務検事総長起用へと暴走・失速>

 安倍官邸の秘策は、稲田信夫検事総長の首を討ちとることだった。それは彼らにとってなんでもいうことを聞いてくれる犯罪のもみ消し屋・黒川弘務の起用である。


 1月30日の黒川の定年延長閣議決定がそれである。この違法行為に検察内部が荒れた。やむなく検察庁法改正案を強行することで、違法行為に蓋をかけようとしたのだが、なんと700万件の空前絶後のツイッター攻撃に安倍は屈服、ネズミは袋小路に追い込まれてしまっている。

 検察の家宅捜索は、自民党本部と安倍事務所とホテルニューオータニに絞られている。時間は少ない。決着をつけて法務検察の再生か、それともクロカワ検察に逆戻りか、全国民が固唾をのんで、成り行きを目を凝らして見守っている!

2020年6月30日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

↑このページのトップヘ