日本人は国会議員を目指せ!<本澤二郎の「日本の風景」(4387)

<主権者排除・1000兆円以上借金でも世界一の高給取りに平然!>

 昨夜の巨大地震で再び東北と首都圏民は青ざめた。震源地を知ってフクシマの第一と第二原発を脳裏に浮かべて「大丈夫か」と心で叫んだ。ウクライナのゼレンスキーは、そのころ英国議会に次いで、米国議会でも大演説。「真珠湾攻撃と911を忘れるな」とバイデンに檄を飛ばした。


 昨日の筆者は、永田町一筋で生きてきた友人の解説に歯ぎしりした。そこから感じたことは「1億2000万人の日本人は、すべからく国会議員になれ」「貪欲な人間、カネに執着する人間は、国会議員が最高だ」である。


 超がつく日本人の特権階級は、国会議員である。出自を隠しても、ひたすら政界の椅子に座ることが最高の人生を約束するだろう。やくざも気付いて、入れ墨を隠して政治屋に変身。政治屋の夫になっている御仁もいる。


 さて、その結果はどうか。自分たちで自由勝手に、血税から報酬を決めるのである。こんなことがあっていいわけがないが、本当なのだ。言われてみると、永田町で飯を食べてきたジャーナリストも「その通り」と回答するほかない。


 しかも、日本国の財政は破綻状態だ。借金は1000兆円を優に超えている。おかしな政治屋は「もっと借金しろ」とわめいているらしい。とても永田町の狂気についていけそうもない。


 問題は、彼らの中に自身の報酬について「ちょっとひどすぎる。もらい過ぎだ。半分に減らさないとおかしいよ」という正義と公正の御仁がいない。まるっきり聞こえてこないのだ。彼らは憲法を読んでいない。読んでも二度と読まないのだろう。


 孫や子供たちの借金のツケのことなど考えようとしない。倫理も道徳もない、人間でないような人間といえるだろう。明日の日本、将来の日本とそこで生きる

日本人のことを考えない。無視しているのだ。主権者を無視している!


<自民党から共産党まで全議員が「おかしい」といわない伏魔殿・国会>

 友人に言われるまで日本の国会議員の給与が、世界一だということを知らなかった。永田町に首を突っ込んだ時期は1972年からだ。1980年代に中曽根バブルで浮かれた永田町は、各国に金をばらまいた。


 政界の長老は「よくぞここまでこれたもんだ」と驚いていたが、中曽根バブルが崩壊すると、その犠牲者に人びとはため息をついた。しかし、中曽根バブル時代に高額報酬を懐に入れてきた国会議員は、その後の日本経済転落などおかまいなしだった。

 自分たちが、お手盛りで決めた国会議員の報酬は、そのままである。こんな国は他にないはずだ。国の台所が火の車だというのに、国会議員は別格扱いに悪びれる様子がなかった。子供以下だ。

 「おかしいよ。こんなにもらっていいのか」と誰もが口を開くはずなのに、日本人の国会議員と他国から出稼ぎに来たという国会議員は、沈黙を守っている。

 311でフクシマが放射能まみれになっても、原子力ムラに沈黙する自民党など全政党と無所属議員ばかりだった。プーチン戦争を口実にして「もっと作ろう」とわめく悪徳議員ばかりだ。


<小選挙区比例代表制は大政党・自民党と宗教政党・公明党創価学会向けの民意が反映しにくい最悪の選挙制度=3分の2議席のからくり>

 「小選挙区制は腐敗を生む」(エール出版)を書いたときに調べて分かったことは、戦争犯罪人だった岸信介の最大の野望である平和憲法を破壊するための唯一の手段が、小選挙区制にすることだった。


 これに比例制度を導入し、宗教組織票を抱き合わせると、改憲強行に不可欠の条件である3分の2の壁を乗り越えられるという、実に手の込んだ選挙制度である。自公連立のための選挙制度なのだ。これなら極右・戦前派の悲願である「戦争国家日本」を実現できるというものだった。

 「派閥解消」という口実で国民を騙したものだ。このことを証言できる人物は、小沢一郎や河野洋平、それに東大の御用学者らだ。推進派の石井一は、悔恨の本を書いたというが、いかにも遅すぎる。


<コロナ・プーチン戦争大不況も5000円買収資金で参院選も安泰だよ>

 またしても、自公の国民を騙す作戦が浮上した。庶民大衆は大不況で収入が激減している。特に年金生活者の減少はきつい。そこで5000円をばらまいて、参院選を勝利しようという買収作戦である。


<首相はいくらでも犯罪OK!検察は林真琴・警察は中村格だよ>

<一度手にした議員バッジは未来永劫世襲できるよ!>

 安倍晋太郎と加藤六月の嫌がらせで政界入りに失敗した清和会OBは、甘い蜜が永田町にあふれていると指摘した。挑戦してみてはどうか?

2022年3月17日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

プーチンは裸の王様<本澤二郎の「日本の風景」(4386)

<元KGBもバイデンCIAの罠を完全に読み切れずピエロ役!>

 ロシアとウクライナの停戦交渉の行方は定かではないが、感情論を抜きにした双方の戦略・戦術面を眺めると、旧ソ連の諜報機関・KGB生え抜きの暴君は、どうやら今回の現代戦争において「裸の王様」を演じている。IT情報戦に敗れた情報人間だった。


 既に「鉄の腕」は錆び付いていた。米CIAに太刀打ちできなかったといえるかもしれない。要するに、プーチンは世界最強の陸上部隊を総動員することで、隣国の元俳優大統領が即座に白旗を掲げて降参すると判断した、という想定での大戦車部隊の侵攻だった。


 どっこいそれを想定していたゼレンスキーは、連日、映像で反撃の怒りのメッセージを発信して、国際社会の同情を独り占めにしてしまった。元俳優の演技は、事前に用意されていたものであろう。大量の戦車隊と住宅へのミサイル攻撃の映像を抱き合わせることで、これが「プーチン戦争」(ドイツ首相)、21世紀の暴君と、誰もが容易に決めつけることができた。プーチンの足元からも「戦争NO」の激しい反対運動が巻き起こった。


 気が付いてみると、ロシアの価値・ルーブルが急落し、有史以来の経済封鎖にロシア人の誰もが震え上がった。プーチン側近もうろたえて、あたふたと停戦交渉に応じるしかなかった。

 プーチンは、今後も権力維持に執着するだろうが、もはや彼を誰も信用しない。国際司法裁判所の法廷に立たされるだろう。裸の王様をロシア国民は、もはや受け入れないだろう。東側の衰退を決定づけてしまった。


<安倍晋三とは違った隣国・ゼレンスキー分析のプーチン>

 思えば、この10年のプーチンは、やりたい放題、言いたい放題の暴君を演じてきた。その極め付きが、かつての経済大国・日本の安倍晋三を、露骨に手名付けたことだった。27回も会談して、日本土産をクレムリンに運び込んで、そこから自身の宮殿に隠したとの憶測も出ている。


 「安倍の土産は国宝級ばかり」との声も。巨額の金は、円なのかドルなのか?今回、凍結されることになっている。かつては日本の領土でもあったサハリンでは、英米日のカネと技術で天然ガスを採取、そのガスの大半を日本などが輸入している。笑いが止まらないプーチンと取って代わったバイデンだ。


 プーチンは、この10年余、居ながらにして、他人のふんどしで相撲を取って、莫大な利権を手にした。安倍を手玉に取ったプーチンは有頂天だった。「旧ソ連のエージェント・中川一郎は自殺した。ロシアのエージェント・SSはどうなるか。安倍の新たな腐敗も、ワシントンから噴き出すだろう」と事情通は指摘する。


 安倍の犯罪は、コロナマスクからイカサマ薬品の売り込みもその一つだろう。史上最大の犯罪王にふさわしい安倍と、今後のプーチンの行方も注目を集めそうだ。


 プーチンは、ゼレンスキーを見くびっていた。安倍のあんちゃんと違っていた。元俳優は、CIAからしっかりと手ほどきを受けていた。何でも同調する安倍と、抵抗・反撃するゼレンスキーを見誤ったのだ。北方領土返還を欺いた安倍とは、全く異質のゼレンスキーにプーチンはたじたじなのだ。


<先手必勝でバイデンに泡を食わせるつもりだった!>

 先手必勝は昭和天皇の真珠湾攻撃であるが、結果は逆だった。ワシントンの情報戦に、アメリカ国民は怒りで立ち上がった。ウクライナもそうだった。プーチンの侵攻に、ウクライナどころか世界が立ち上がった。


 ワシントンは「プーチンの熊が罠にかかった」と小躍りした。NATO諸国、とりわけフランスとイタリアはロシア国債を大量に保有していた。日本の大手行と何と年金までも、高い金利に騙されて買っていた。

 ルーブルが紙になる可能性が高い。安倍責任も大きい。


 ロシアはもっと大変だ。年金が払えなくなる!崩壊する年金は、日本も同じような事態が想定されるが、その場合は、市民による暴動やクーデターが起こる。

 世界最大のエネルギー産出国のバイデンは、大喜びである。原油高騰の責任は、ロシアのプーチンなのだから。

 先手必勝でゼレンスキーの黒幕・バイデンに一泡食わせるつもりだったプーチンの戦略は、見事に破綻してしまった。


<正確な情報が集まらなくなっていたプーチンの諜報機関>

 裸の王様だったプーチンに情報は集まらなかった。ロシアと米国の諜報機関の連携?さえも疑われる。暴君に隷属する国民はいない。日本は例外だった?ワシントンは知る人ぞ知る覇権大国だ。沖縄を見よ、である。

2022年3月16日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

この世は闇か<本澤二郎の「日本の風景」(4385)

<哀れ旧千葉3区の自然破壊とやくざに屈する民度>

 朝目を覚ますと、真っ先に腰の痛さを感じた。昨日の山登り?のせいである。といっても、自宅から10キロほど先の久留里城に登ったからだ。三の丸から本丸までおよそ100メートルの高低しかないが、春先だというのに夏日の陽光が照りつける急坂を、休み休みに登った。それでも本丸・天守閣手前で30分ほど休憩した。歳には勝てない!


 今年初めての近距離運転となった。今春初めて鶯の鳴き声を聞いた。城の駐車場入り口では、今冬の冷え込みで開花が遅れた寒桜が出迎えてくれた。梅と寒桜が同時に開花している!やはり異常気象は恒常的なのだ。何としても原子力発電所を止めて、廃炉にしないと、人間も大自然も安全に生き延びることは出来ない。孫の時代を考えると、いたたまれない気分になる。


 小さな城の天守閣から四方に目をやった。ゴルフ場が真っ先に飛び込んできた。砂利を採取した大きな傷跡が、山裾に広がっている。人間の利権アサリに屈服している房総半島を印象付けていた。美しい日本とオサラバの半島を、今も支配しているのは、やくざと連携する政治屋である。


 既に君津市の水源地にある産廃場には、公然と放射能汚染物質が投棄されている。袖ヶ浦市林地区では、それを不法投棄している。残土で蓋をしてやり過ごそうとしている。やくざが関与しているという。


 公明党創価学会は、恐ろしいことに自らの野望実現のためだろう、やくざ代議士に票を回していた。今もやくざの倅を、とことん支援している。そのことに違和感を抱かない房総半島の人間を、なんと評したらよいのか。言葉がない。


<旧城下町の店舗商品は便乗値上げラッシュ>

 帰路スーパーマーケットに寄って、買い物をしてみた。高い。まだ戦争が起きて10日足らずだが、便乗値上げの値札が貼られていた。

 大好きな生活必需品の納豆が、20円も跳ね上がっていた。無理して買い込んだ。哀れな消費者である。高い果物に手は出ない。割安のシシャモを見つけたが、お腹に卵がいっぱいなので、コレステロールを上げる食材なので止めた。


 せめて地元の無農薬野菜を、店頭に並べるという当たり前の知恵を働かせていなかった。なんとなく殺伐さを感じさせる店舗だった。


<目の玉が飛び出たガソリン1ℓ167円!買い物にも自由に行けない!>

 自宅近くのガソリンスタンドに寄って、レギュラーガソリンを入れることにした。車がないと田舎暮らしは不可能である。小さい車の運転席は、決まって老人と老婆が占拠している昨今だ。認知症にならない限り、車は無理してでも維持しなければならない地方なのだ。


 昨年暮れは153円と高かった。円安と原油高のせいである。安倍と黒田が仕掛けたアベノミクスによる円安政策によって、その分、庶民が被害者となって、財閥輸出企業をぼろ儲けさせてきた。財閥の内部留保500兆円。この悪政を推進してきた公明党創価学会は、連合と同じ穴の貉である。


 今回のガソリンは167円!目が飛び出る値段である。円安政策で財閥を儲けさせた結果にプラスして、新たに戦争による原油高が加わったのだ。167円!空前絶後の高値である。車社会が崩壊するのではないか。農業も厳しくなる。いまの農業は完全な機械化だ。油がないと、機械も動かなくなる。ビニールハウスの暖房にも油だ。大変な事態である。


<「プーチンこの野郎」と心で叫んだガソリンスタンド>

 167円に「この野郎プーチン」と心中叫び声を上げてしまった。

 隣国・ウクライナに戦争を仕掛けたプーチンは、21世紀の暴君の地位を不動のものにした。彼の周辺には、今では刺客だらけかもしれない。プーチンの相手は、悪役の英雄気取りの芸人・ゼレンスキーである。

 ゼレンスキーは、市民を盾にしている、これまたずる賢い元俳優である。それに裏で強く糸を引くバイデンが、それぞれ主役を演じている。貧乏くじを引くのは誰か。バイデンは笑いが止まらない。


<プーチン窮地!本物のワルはバイデン>

 クレムリンの内情も漏れてきている。鉄の結束が壊れてきているのだ。世界を敵に回したプーチンは、最悪のシナリオを選択してしまった。早く収拾しないと、本当に危うい。ロシアの反政府運動も気になる。

 西側の報道も当てにならない。本当のワルは、ワシントンの主である。バイデンの表情は、決して悲壮ではない。正義の士ではない。沖縄を見よ、である。

 周辺でピエロ役を演じている岸田文雄もまた、日本国憲法を破壊する人物で信用できない。この世は闇である。鶴田浩二の歌の文句が浮かんでくるではないか。

2022年3月15日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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