金魚が死んだ!<本澤二郎の「日本の風景」(4410)

<房総半島の水源地が放射能などで汚染されている!!

 近くに、地下水を汲み上げている水場がある。そこへと近隣やはるか遠方、さらには東京湾の橋を渡ってくる東京・横浜・川崎の人たちもくる。この辺の人たちも、水道水(上水)に汚染した小櫃川の水も汲み上げていることが分かってから、房総の山から浸み込んで地下水となった浄水に目を向けて久しい。しかし、この水に入れた金魚が死んだ!このことがいま小さな話題となって、春爛漫の房総半島を走っている。


 いずれにしても生水は要注意か。筆者もゴミため化した、房総半島の水に関心を持つようになった。今日では、11年前の311フクシマ東電原発の放射能汚染物質が、水源地に埋設されているという、途方もない事実にたじろいでいる。それを許す千葉県や関係する自治体を、中央の環境省が見逃していることにも、この国の前途に暗い影を落としている。


 清浄な水と空気は、生き物が健康に生きるための必須要件である。それが破壊されている。千葉県と各自治体は、総力を挙げて地下水と水道水の総点検をして、汚染水を排除することが何よりも優先課題であろう。


<放射能残土がれき類が君津市水源地に1万トン以上も投棄>

 もう3年も経とうか。北京から戻ると、昔ダンプ街道の過積載・騒音・速度違反などで「甘い取り締まりの警察」と戦っていた森美秀派大工の、今回はその子供からの留守電に飛び上がってしまった。

 君津市の産廃場にフクシマの放射能汚染物質が投棄されている!腰を抜かすような事態である。小櫃川の放射能汚染が、いずれ水道や水田を汚染、人間の命を奪っていく。警察官の息子というタレント・森田健作知事の大暴走を裏付けていた。千葉県の民度の低さは、やくざが国会議員になるところであるが、それにしても知事に対する非難が聞こえてこない。

 森田が、県内に高級別荘を建てたことも分かってきたが、12年もの利権行政の不始末が表面化しないまま、県政を去った。言論不在・県議会不在を物語っている。「腐臭列島 房総半島の闇」(データハウス)の執筆者もお手上げである。やくざが跋扈する千葉県・房総半島に屈するだけの千葉県警・公安委員会とはどういう組織か。


 気が付いてみると、フクシマの放射能汚染物質の投棄場所になっていた!ため息が出るなどというレベルではない。「房総半島のフクシマ化」を阻止した沖縄県の話も聞いた。この調子では、フクシマ化が全国に拡大するのかもしれない。そしていま第二の君津市が、袖ヶ浦市で起きている!放射能まみれの房総半島は、他にもあるはずである。


<袖ヶ浦市林地区水源地埋め立て現場から噴き上がる放射能!>

 木更津市にワコーという目下、巨大な廃棄物処理工場を建設した会社に関心が集まっている。袖ヶ浦市林地区の水源地に不法投棄した疑惑だ。森林法に違反して、こっそりと森林を伐採、そこに危険なものを埋設、その上に土や廃材をかぶせ、高く盛り固めた場所から、恐ろしい放射能が噴き上がっている!


 近くに13軒の住宅があるが、うち7軒からがん患者が発生して、そのうち一人が亡くなった。「おかしい」と判断した地元の区長らが、放射能測定器を市から借りて、見事な盛土の上で測定すると、驚くべき数値がでた。測定器の針が大きく触れたのだ。それは人の命に影響する値であった(本ブログ既報)。

 出光興産に勤務していた区長は、万万が一のことを考えて、出光所有の放射能測定器で試してみた。なんともっと高い数値が出て仰天、以来この半年の間、袖ヶ浦市や千葉県に掛け合って、徹底した測定と対策を求めている。


 驚いた袖ヶ浦市議会議員も現場を視察した。もっと驚いたことは、自民公明は全く動こうとしない。原子力ムラに抑え込まれているのである。さらに仰天したことは、共産党市議まで二の足を踏んでいる。まともな質疑を行おうとしていないのだ。腐った市議会と市の行政当局である。 


 これとは別の不法投棄現場(日高金属)から流れ出ている汚濁水からは、高い有毒物質が見つかった。水源地が有毒・危険物質のゴミ捨て場と化しているのである。近くを国道が走っている。ダンプでの持ち込みが容易なのだ。

産廃業者にとって最適なゴミ捨て場なのだ。そこに放射能ゴミも、というのだ。


<君津市山砂採取近くの地下水で金魚が死んだ!>

 「金魚が死んだので、もうあそこの水場の水汲みはやめた」と打ち明けた、その場所とは、君津市小櫃の山本地区にある。近くにはダンプ公害の原点ともなった山砂採取現場がある。

 聞くところによると、巨大な山を跡形もなく削り取り、そこを格好の産廃場として使用、その上に砂をかけて隠ぺいしている。そこを農場にしたりしているらしい。危うい。内部告発はまだである。


 房総半島は、数千万年前に海が隆起して形成された。昨日は70余年前に初めて登った貝殻坂に行ってみた。そこには現在も貝殻が散乱、子供たちの遊び場だった。雨水でえぐられた山道脇の土手には、まだ手を付けていない貝殻が砂利にこびりついている。それを土建業者が建設資材にと運び出した。真っ裸にされた房総の山肌は、今も痛々しい。自然と共にあるという観念が、現在の科学技術にはない。人間の命を奪い取っているおぞましい人間の本性を、露呈して余りあろう。


 雨水を浸み込んだ地下水が、生き物の命を奪っている。金魚の命を奪う地下水が、人間の命に襲い掛かっている!愕然とするばかりだ。


<木更津市も狙われている!>

 産廃業者は大方のところ、やくざが関与している。住民の反発を力で威圧しておさえこむのである。「木更津レイプ殺人事件」は、偶然発覚したもので、実際は常態化している。女性の人権は危ういままだ。

 木更津市の我が地区でも産廃業者が暴れ、水利組合の人が犠牲になった。先日、近くを散歩していると、ないはずの道路が山裾に向かって伸びているではないか。ダンプ街道にするのだろうか。そばに高速道路が走っている。要注意だ。安心して農村にも住めない!


<房総半島の水脈が有害物や放射能で汚染は確実か>

 近くの人の説明では、房総半島の水脈は半島全域につながっている。一か所が汚染すると、全体に影響を与える。友人は鴨川で長狭米をつくって高級米として販売して、生計を立てている。

 このまま有害物質や放射能で汚染すると、房総半島では水も飲めない、農作物も作れなくなるだろう。


<千葉県や袖ヶ浦市は火消しに躍起!>

 直ちに行動を起こさなければならない。ところが、袖ヶ浦放射能問題について、行政は動こうとしていない。新聞テレビも、行政の後ろから歩いて、まともな取材をしない。それどころか水をかけて、蓋しようとしているのである。


<命と健康に蓋をする自治体に怒り狂う住民> 

 房総半島の悲劇的な現状は、明日の日本列島そのものであろう。第二第三のフクシマは、最近の地震を知るだけでも想定できる。無論、戦争すれば真っ先に原発が狙われ、もうそれだけで相手の息のを止めることが出来る。

 林地区の住民は、がん患者となって怒り狂っている!棄民なのだ。

2022年4月10日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

朝日よ、お前もか<本澤二郎の「日本の風景」(4409)

<一線を超えた安倍晋三子分はTBS強姦魔だけではなかった!>

朝日新聞は変わった、変えられた。変えた人物は、国粋主義者の安倍晋三もその一人だ。いわば朝日新聞の敵に塩を贈り続けていた人物が、朝日のベテラン記者だった。ミイラ取りがミイラになった典型かもしれない。朝日読者の清和会OBからの連絡で知ったのだが、昨日インターネット情報で確認した。

 朝日も変わったものである。筆者は30年ほど前に購読をやめた。正解だった。ブルータスお前もか、である。平和憲法を破壊することに執念をたぎらせる国粋主義者は、目下の旧ソ連の二人の戦争当事者と精神が共通するのであろう。人の命に向き合えない野獣のような存在か。

 そこでは、一方が人間と建造物を破壊すると、それを口実にして西側から武器弾薬を集めて反撃する。日本のストロング・ナショナリストには、憲法が容認しない危険な政治屋に入れ込んでいた朝日記者!呆れてモノも言えない。安倍の子分は、TBS強姦魔の山口だけではなかったのだ。NHKの岩田はいまどうしているだろうか。 


<峯村某が停職1か月?朝日不動産の凋落を裏付けたものか>

 朝日新聞というと、記憶に残るまともな記者は、在京政治部長時代に隣り合わせた松下宗之さんだ。1983年から87年まで政治部長をしていた。穏健だが、肝は座っていた。「汐留グループで交流しませんか」と声をかけてくれたものだ。即応しなかったことが悔やまれてならない。その後に、彼は社長になって朝日の改革途上、肺がんで亡くなった。


 今はどうか知らないが、以前の「天声人語」は評判だった。名コラムニストの原稿にあこがれた人は多かった。いま「天の声」を発する記者はいないのであろう。朝日の内情を知る人物は「不動産業で生きている。不勉強な女性記者が目立つ」と批判的だ。


 昨日に安倍のために働く峰村某のことを初めて知ったが、泉下の松下さんが知ったら即刻クビにしたろう。「停職1か月」は甘すぎる処分だ。社内に第二、第三の安倍の子分がいるのであろうか。

 「有楽町前の元本社跡地の不動産売上で何とか生きられる朝日新聞」と揶揄する向きもあるが、要するに「朝日の読売化」では衰退するばかりだろう。

 右傾化というよりも極右化した現在の日本の政治経済下のもとでは、言論機関は国民の怒りで抜刀して叩きのめす課題が山ほどある。99%の弱者国民は泣いている。


 安倍の時代に、何か外交で得点を挙げたことがあるのであろうか。常人は思いつかない。領土問題や拉致問題は一歩も前進しなかった。台湾にのめり込んで、東アジアに緊張を作り出すことに、峰村某は安倍を煽っているのだろうか?


<日本を墜落させた元首相支援!恥を知れ>

 特定秘密保護法・自衛隊参戦法・共謀罪の憲法違反の悪法強行に、背後から支援していたものか。武器弾薬で平和を手にすることは、77年前に証明されている。改憲して核武装国家にすれば、そのための原子力発電所建設にまい進すれば、日本の将来は明るくなるとでも思っているのであろうか。


 教育勅語にこだわった、戦前回帰の森友幼稚園問題に対して、彼はどんな知恵を授けてきたのか。政治資金規正法や公職選挙法違反の「桜を見る会」の強権的行事について、いかなる逃げの方法を、馬鹿な心臓に知恵をつけてきたのか。


 朝日新聞記者は、高額報酬のため、アルバイト記事を禁じてきた。峰村某は貪欲な人物なのか。この手の人物が、今後はテレビで世論操作すると思うと、泣けてくるではないか。


<政界の翼賛体制が新聞の世界でも進行していた!>

 ひょっとして政界の翼賛体制下を主導しているのは、読売産経ばかりではなく、朝日も関与しているのか?疑惑を持たざるを得ない。

 停職1か月という軽い処分を詮索してみたくなるではないか。言論界の狂いにナベツネの高笑いが聞こえてくるようで、正直いたたまれない。読者はどうか?政界も言論界も落ちるとこまで落ちようとしているのか。

2022年4月9日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


朝日新聞の現役記者が“安倍元首相の代理人”として他メディアに「ゲラ見せろ」と圧力! 政権御用『ひるおび』がコメンテータ… 赤かぶ (asyura2.com)

ロシア兵のチェルノブイリ被ばく<本澤二郎の「日本の風景」(4408)

<「地震・福島・子供の健康・チェルノブイリ森林火災」(竹野内真理共著)を読めばよく理解できる>

 米CIAの罠に見事なくらい落下したロシアの裸の王様・プーチンの軍隊は、チェルノブイリ原発を制圧するという愚挙をやらかした。その結果、重い放射能被ばくを受けて遁走した。ようやくその事実の一部をウクライナ政府が公表した。既にそのことを予見した本が、日本人の勇気ある翻訳者・竹野内真理によって自費出版されていた。「地震・福島・子供の健康・チェルノブイリ森林火災」(2021年7月発行)。医学者は手にして読んで欲しい。「チェルノブイリ森林火災」による予想を上回る放射能被害は、今日では原発被害研究の第一人者のユーリ・バンダジェフスキー博士による、30年間に渡る医学研究論文がそっくり日本語と中国語で紹介されている。

 研究では、頻発する森林火災によって、強烈すぎる放射能が拡散、生き物の命、特に子供たちの細胞を破壊している事実を、詳細に調べ上げて、世界に発信している。

 その渦中に飛び込んだロシア兵のほとんどが被ばくしたもので、ウクライナのエネルギー省の発表の75人にとどまらないはずだ。このことは、日本のフクシマにも当てはまることに日本人は要注意だ。猛毒トリチウム汚染水の海洋投棄問題だけではない。森林や土壌に蓄積されている放射能に、生き物は耐えることが出来ない。被ばくすると、細胞に異変が起きるだろう。


<ベラルーシの学者が政府の圧力に屈せずに恐ろしい放射能被ばくの実情を研究で証明済み>

 これまでも著者の貴重なblogファイルを紹介してきたが、彼女も被ばくジャーナリストとして、フクシマの子供の命を守る運動に専念したことを知る市民はほとんどいない。他方、原子力ムラは彼女に対して徹底して攻撃を加えてきた。なんと彼らは、侮辱罪で刑事告訴して、活動の息の根を止めてしまった。それでも屈せずに、昨年、10歳になる息子と共に立ち上がって、この貴重な本を自力で出版した。

 このような人物が言論界に存在したことに驚くばかりだが、1986年のチェルノブイリ原子力発電所の事故が、被ばくジャーナリストを突き動かした原動力といえる。筆者は「もんじゅ西村成生謀殺事件」について、市民運動家から聞かされるまで、彼女の存在を全く知らなかった。


 彼女のすごいところは、バンダジェフスキー博士の研究論文をそっくり翻訳して掲載した点で、翻訳家としての才能を開花させて、素人でも概要をつかむことが出来る。素人には、内容が難解であるが、医学者であれば詳細を理解することが出来るだろう。30年前の原発事故について、論文は冒頭で「今後何世代にわたって人類の生存を脅かす」との認識を示して、無知な人間に核の脅威をさらりと指摘している。

 日本では中曽根康弘や渡辺恒雄らが、地球上最も危険な原発を、安心神話に作り上げて、まき散らしてきた。その本来の狙いは、日本の核武装化だ。改憲はこの点に絞られている。世論操作の先兵が、日本の原子力ムラが推奨する読売新聞グループである。


 ウクライナはソ連時代は核兵器を製造する地域だった。原発はそのためだった。現在は隣国・ベラルーシもまた同様である。原発推進派が支配する地域での、チェルノブイリ被ばく研究は、当局による弾圧が待ち構えている。しかし、学者としてのバンダジェフスキーは、拘束されても屈しなかった。その研究論文が日本で、日本語と中国語で出版されたことは、フクシマの311被ばく者のうちの約30万人の当時の子供たちの人生と、その後にも数世代にわたる被ばくの遺伝的影響を考慮すると、フクシマ被ばくの大きさを裏付けて余りあろう。


 フクシマに帰ろうという運動が政府と県によって進められている。被爆地での生活は、まさに731部隊のような「人体実験」を意味する。既に「福島エートス」なるプロジェクトがその先陣を切って推進されている。驚くべき事態が過去11年も継続してきている。

 甲状腺がんで手術を受けた若者に対して、手術医は必ず311とは関係ない、という嘘をいう。原子力ムラに支配されている福島県の病院であることの証明であろう。

 原発の安全神話は311で崩壊したが、新たに甲状腺311無関係神話が福島県内で始動しているのである。ここで言いたい。医師を名乗るのであれば、この竹野内本を読むべきであろう。


<同じことがフクシマでも起きている!原子力ムラ傀儡政府の福島200万棄民政策は重大な犯罪>

 ウクライナやベラルーシ、さらにロシアの被ばく地の住民は、政府によって嘘で固められたチェルノブイリ原発を教え込まれている。筆者は半年前にYoutubeで「チェルノブイリの森に動物が蘇っている」というような映像を見た。当局が作成したものであろうが、フクシマでも同じようなYoutubeの映像が飛び出すであろう。既に放牧された牧場の牛の映像を見たことがある。チェルノブイリでは、牛乳を飲んでる子供たちの健康異常を指摘している。


 フクシマの酪農は要注意であろう。低線量被ばくに問題はない、という嘘に騙されてはならない。放射能汚染地域の住民・200万福島県民は「棄民」にされていることに気付くべきだ。生き物は核と共存することは出来ない。コロナやインフルエンザとは全く違うということに、誰もが気づくべきだ。


 この機会に言いたい。戦争したい改憲派は、真っ先に戦場に立つと約束しなければならない。原子力ムラの面々は、ナベツネを先頭に311原発の街で生活してほしい。国会議事堂をフクシマに移転するのもいいかもしれない。

2022年4月8日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


【ワルシャワ共同】ウクライナのハルシチェンコ・エネルギー相は5日、ロシア軍が一時制圧したチェルノブイリ原発近くでロシア兵が被ばくし、75人前後がベラルーシの病院で治療を受けているなどと述べた。事実だとすれば、重大な被ばくが起きたことになる。共同通信のオンライン取材に応じた


全漁連が東電・岸田首相に猛毒トリチウム放出大反対は当たり前だ!
この中で、岸会長は「国民や全国の漁業者の理解を得られない処理水の海洋放出に反対だという立場はいささかも変わっていない」と述べました。NHK

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