ダボハゼ社福協<本澤二郎の「日本の風景」(4522)

<統一教会・勝共連合にからめとられ信者集金獲得に一大貢献の愚>

 外遊中の岸田文雄に言いたい。統一教会問題は、個々の自民党議員の問題ではない。自民党と政府の問題である。主権者を50年、60年といたぶり続けてきた、政教一致という歴史の教訓に反する重大な売国奴政治にある。


 今回判明したことは、自民党総務会長の福田達夫が「何のことか」ととぼけて見せた背景には、祖父赳夫の「アジアに偉大な指導者が現る。その人は文鮮明」という発言があった。福田赳夫の信条吐露には、文鮮明を日本に招き入れ、宗教法人格を与えた安倍晋三の祖父・岸信介のテコ入れと薫陶があった。今の自民党には、吉田茂・池田勇人・大平正芳・宮澤喜一の護憲リベラルの真っ当な勢力は消滅し、ひとり清和会が君臨している。側面に笹川良一の日本・東京財団が控えて、NHKなどが彼らを起用して、無知な国民をナショナリズムの渦に巻き込んでいる。


 その結果、新たな恐ろしい事態が発覚した。「ダボハゼ社福協」である。社会福祉協議会をご存知か。なんとなく貧しい市民生活に恩恵を与えている組織・団体と思いがちだが、ここが統一教会に乗っ取られていた。安倍内閣時の下村博文という悪党文科相が、統一教会の名称変更を認可した。その結果、世界平和統一家庭連合(韓鶴子総裁)として、新たな実績を生み出していた。その一つが社会福祉協議会という、得体のしれない福祉法人(社会福祉法)。国や自治体の福祉低下を補完する民間団体らしいが、一見して悪くない組織の印象を与えている。

 実態はダボハゼそのもので、反社会的な組織・団体の寄付も受け入れていたことが、今回明らかとなった。恥を知れ、である。Youtubeに出ているので、是非とも見てもらいたい。友人が見つけて送信してくれたものだ。


<名称変更で無知なダボハゼ社福協を懐柔=文科省と下村博文の重罪>

 統一教会は反社会的な宗教法人である。誰もがそう信じている。前川喜平元文科省事務次官は、実態が同じなので名称変更NOの立場を貫いていたが、安倍が側近の下村博文を文科省に送り込んで、名称変更を勝ち取ったことが、既に判明している。

 本来は、宗教法人の認可を取り消す場面だった。ということは、安倍と下村は、国賊である。「下村を叩き潰せ」の合唱が燃え広がっている。そして文科省もまた、その一翼を担ったことで、国賊省となった。

 清和会政権の恐ろしさは、枚挙にいとまがないほど次々と反憲法政治が飛び出してくる点であるが、誰も反省も謝罪もしない。福田康夫は語るべき時である。岸・福田・森・小泉・安倍・福田・安倍の極右・清和会=統一教会人脈は、果てしなく広がっている。最近では、岸田内閣の「こども庁」が「こども家庭庁」に代わった。福田達夫が「知らなかった」とは言わせない。福田一族も岸・安倍一族と同罪であろう。到底この国を清和会に任せるわけにはいかない。


 「下村を叩き落し、文科省を大改革する必要があろう。前川喜平氏の奮闘が期待される」と強く指摘しておきたい。健全な歴史教育で、隣国との友好関係を勝ち取ることが、政治と経済を安定させられる。これ以上の改憲軍拡政治は、第三次世界大戦を予感させるだけだ。


<急ぎ返却して謝罪せよ!目下返金ゼロ・大手新聞テレビ報道ゼロ!>

 自民党と公明党と政府・霞が関からの反省と謝罪が聞こえてこない。どうしたことだろうか。善良な市民の疑念である。

 そして発覚した社福協から、統一教会に対して返金が行われていない。こんなことが許されていいものか。社福協なる組織を廃止する時であろう。軍拡をやめれば、わざわざ社福協などという組織は不要である。

 そして重大な懸念は、この問題を新聞が取り上げていないことだ。日刊ゲンダイはどうか。確認してみたいが、大手の新聞は逃げているらしい。これはひどすぎて話にならない。

 読売のナベツネの声を聞いてみたいが、元気だろうか。目下、その筋に確かめている最中だ。


<統一教会と自民党は一体=新聞は報道する義務を果たせ!>

 福田達夫と岸田文雄に伝えておきたい。岸・安倍・福田の清和会のお陰で、統一教会という野蛮過ぎる国民の私財強奪カルト教団は、日本国民から数兆円の金を集め、その一部を統一教会の宮殿建設費用に回し、残りをアメリカに投資して暴利を手にし、右翼大統領まで懐柔して、ワシントンの内外政に影響を与えてきている。 日本ほどでないにしても、恐ろしいくらいで言葉を失ってしまう。

 莫大な資金には、山上家の1億円問題が無数に存在して、悲劇の人生を送っている。これらに目を向けると、善良な市民でなくてもいたたまれない。国葬など論外である。新聞が駄目ならネットがある。声を上げよう!

2022年8月2日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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安倍国葬は撤回が正義<本澤二郎の「日本の風景」(4521A

<カルト教団を喜ばせる日本の主権者はいるだろうか、いない>

 韓国のカルト教団・文鮮明の統一教会を狂喜させる安倍国葬は、主権者たる日本国民は大反対だ。自民党清和会が賛成しても無駄なことである。仮に強行すれば、コロナ下と超物価高でも、正義の日本人は、反対に立ち上がるだろうし、既に一部の政党や市民は決起している。福田達夫のようなとぼけた日本人は、一人もいないだろう。

岸田文雄内閣は、過ちを直ちに認め、撤回するしかない。国民の基本的人権である「内心の自由」を侵害する憲法違反である安倍国葬は、日本国民の正義に反する。国際社会からカルト教団と指摘されている統一教会に屈するというのでは、国会を解散して信を問うべきであろう。


<岸信介・安倍晋太郎・晋三の一族が文鮮明の野望に賛同し、多くの日本人弱者を不幸に陥れた罪は万死に値する!>

 従軍慰安婦や徴用工被害者にしっかりと真摯に対応する日本政府というのであればだが、こともあろうに怪しげな人物を招き入れ、あまつさえ宗教法人の認可を与え、その結果、実に馬鹿げた架空話で信者を募り、私財を根こそぎ巻き上げるという犯罪行為を許してきた岸・安倍一族の罪は重い。

 福田赳夫に至っては「アジアに偉大な指導者が現れた。その名は文鮮明」「お前らは神の子だと。少し偉くなった気分だ」と岸の子分らしい挨拶をしている。福田もまともな日本人ではない、国賊そのものを自ら公衆の面前で披歴したもので恥ずかしい。孫の達夫は「何が悪いのか」と開き直っている。康夫の言葉を聞きたい。文鮮明の配下となって、日本の警察力を抑え込んで、霊感商法など犯罪行為をやりたい放題させてきた罪は重い。

 岸・安倍・福田家の悪しき政治を、受け入れたことによる日本社会の悲劇は、耐え難いものがあろう。ジャーナリストとして強く指摘したい。それを承知した上で、安倍国葬を決断し、閣議決定した現閣僚の責任も重いものがある。それでも自民党を離党するもの、大臣をやめる者が一人もいない。要するに自民党と公明党政府が、完璧に統一教会にからめとられているのは明白な事実なのだ。賢明な日本国民は理解するだろう。信を問え、である。


<米CIA内部文書は韓国の諜報機関の手先・日本人から収奪した資金でアメリカ議会100人余を攻略>

 米誌ニューズウィークは、CIAの内部文書などを明らかにした上で、文鮮明の統一教会が、韓国のKCIAと連携してアメリカ議会工作に取り組み、その結果、右翼保守派の議員ら100人以上をからめとったということなどを明らかにしている。

 対して危機感を抱いた民主党は、統一教会の正体を暴き、遂には脱税で文鮮明を起訴し、有罪判決を勝ち取っている。

 米国は常時政権が交代する、日本よりましな政治体制下にある。一党独裁は想定できないが、日本は不幸にして岸人脈が、その後に福田を経由して、安倍一族へと継承し、この間に党内のハト派・リベラルは消滅してしまった。いまの岸田に、宏池会のリベラルな伝統を垣間見ることさえできない。二人の官房副長官さえも、改憲軍拡派で話にならない。

 統一教会の恐怖を理解出来ない。外国のカルト教団による自民党支配がどういうことなのか、売国奴のゆでガエルについての認識も反省さえもない。墜落する日本の要因である。


<「政治屋の暗殺が国葬」だとは日本国憲法も想定せず大反対!>

 日本は小選挙区制のおかげで、国民の意思が反映されにくいため、国民の少数の支持で議会をほぼ独占する自公である。結果、自民党の一党独裁が実現、首相はやりたい放題だ。とくに問題の政治屋の独裁は、極端にひどすぎた。

 そうした人物の悲劇に対して「国葬」で、が目下の永田町の対応で、これを押し切ろうとしている。現実は車の荷が重すぎて橋が壊れそうになっている。止めるしかないが、3分の2の議席が「押し切ろう」と牛馬の尻を叩いている。強行すれば、憲法である橋が破損して川に落下するだろう。

 今日も繰り返す。日本国憲法は、国葬を容認しない。戦前の国葬令は失効している。憲法は内心の自由を侵害する国葬を容認しない。法律家は声を上げよ、日弁連や学界も声を上げる時である。声を上げよ!

 日本政府は1日も早く国葬撤回を決断するほかない!

2022年8月1日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)


(追記)昨日久しぶりに日本記者クラブ会員のH君に電話した。コロナ陽性であと数日自宅待機という。イベルメクチンのことを教えたはずだったが。安倍暗殺の背景について披歴すると驚いた。本ブログを読むと約束した。自宅の菜園では、ゴーヤが自生し実をつけている。ミニトマトも元気がいい。ただし、暑さで茗荷はだめ。1日だけ咲いて散る赤い花が、木槿の純白と競っている。百日紅の季節に入った。毎日両親に感謝!上半身裸が今は一番!

福田三世と政教分離<本澤二郎の「日本の風景」(4521)

<雑巾がけ人物でも自民党幹部=主権者を愚弄してひどすぎる!>

 自民党総務会長の福田赳夫の孫の達夫が、国民を小ばかにした発言が尾を引いて、昨日もblog読者からお目玉を食らってしまった。「もっと国民の怒りをしっかりと代弁して欲しい」という要求に2日連続して書かねばならなくなった。総務会長は自民党の意思決定機関の責任者である。それでいて、このような軽薄な人物を起用した岸田文雄の目は節穴だった。さっさと雑巾がけをさせるべきだろう。さらに問題なのは、このような世襲の無能人物を、国民の代表に押し上げる群馬県民の責任が、同時に問われていることである。知事の山本一太は大丈夫か。

 政権党が、隣国の文鮮明の統一教会・勝共連合に操られていることに「どこがおかしい、僕にはさっぱりわからない」と放言した福田三世・世襲議員の政治信条に、改めて重大な懸念を抱く。

 孫は文鮮明の会で、祖父が文鮮明を絶賛した映像を見たのだろう。祖父と文の抱擁に「統一教会はいい宗教に違いない」と信じ込んでいた可能性が強い。おそらく達夫は、父親の康夫よりも祖父の赳夫に心酔しているのかもしれない。それは安倍晋三が父親の晋太郎ではなく、岸信介を尊敬していたのと似ている。

 いえることは苦労知らずの世襲議員は、歴史の教訓を踏まえた日本国憲法を読んでいないのだろう、厳しく指摘したい。政教分離を知らないのか。


<誰でも務まる自民党の3役=背景は3分の2議席>

 自民党幹部になるには、それ相応の階段がある。誰でもなれるはずがない。それが今の自民党は違う。なぜか。

 今の自民党に言論の自由はない。全議員が押し黙っている。民主的な政党ではない。したがって誰でも党の幹部が務まる、そんないい加減な政党に堕してしまっている。

 野党を圧倒する多数の議席数が、そのことを可能にしてくれる。無党派が昼寝をしてくれている成果だろう。同じことは公明党にも言える。党内民主主義が機能していない。


<化けの皮をはがすと=神社本庁+公明党創価学会+統一教会・勝共連合=政教一致体制=重大な憲法違反>

 自公体制は政教一致内閣である。この近代法の大原則に違反する憲法違反政党である。公明党創価学会は与党になって、権力の頂点に登ったことで、政教分離違反は明白だ。創価学会の信者を金と集票の組織として使うことは出来ない。信者の政治的自由を抑え込むことは、憲法に違反する。

 もはや誤魔化しは許されない。堂々と分離する必要がある。信濃町の政教分離は、待ったなしだ。同じことが神社本庁にもいえる。自民党の組織に神道政治連盟を組織して、自民党のほとんどの国会議員をからめとって、改憲運動を強要してきた。一時は靖国神社の「国家護持」という途方もない主張をして、内外に波紋を投げかけてきた。

 和歌山の生長の家(天皇教)信者の玉置和郎が、党内に「宗教政治連盟」を立ち上げ、金と票で政治屋を操作するようになって50年ほど経つ。その基盤となったカルト教団が、戦前の国家神道を継承した神道である神社本庁。玉置は中川一郎・石原慎太郎・森喜朗らと、反中勢力として岸信介の別動隊、血盟の青嵐会の中心人物でも知られる。


 そして今回の重大事件のカルト教団が、岸と笹川一族(日本・東京財団)が韓国の文鮮明を、日本に招き入れ、なんとなんと宗教法人を取得させた。そして統一教会の暴走が始まる。インテリ層を巻き込むため、各大学に原理研という工作隊を用いて学生信者を獲得、彼らの頭脳を徹底的に出鱈目な霊感商法へと駆り立てる。

 安倍銃殺犯の山上容疑者の母親を口説き落とした人物が誰か、まだ表面化していないが、それにしても1億円も巻き上げた手口に驚く。1冊3000万円の本を買わせ、それを5冊も買わされた哀れな信者がいたと、被害者救済の弁護団が明かしている。


 その巨額な資金は、ソウルの本部に持ち込まれるが、これは脱税と外為法違反の容疑がかかる。犯罪であるが、法務検察は無視して捜査しない。警察もグルなのだ。こうした事実を福田赳夫だけでなく、康夫も知っている。達夫は父親から聞いていなかったのか。だとすれば、恐ろしい神経の持ち主だ。政治屋失格だろう。


<民意を反映しない選挙区制度=小選挙区制廃止が急務>

 憲法に違反する政教分離とカルト教団の犯罪容認の歴史が50年以上も継続してきたことに、改めて驚愕するほかない。日本の民主主義も推して知るべしだ。市民活動家も、この憲法を定着させる運動の最重要課題が、政教分離を貫徹させることであることを、よくよく理解してもらいたい。

 法律家も、である。日弁連の責任も大きい。最近自由法曹団というまともな弁護団の名前を聞いたが、是が非でも政教分離を徹底させる取り組みが期待されるだろう。

 合わせて改憲目当ての小選挙区制を廃止し、民意の反映する中選挙区制に戻すべきだ。比例代表制も止めたらいい。諸悪の根源は小選挙区制にある。議会と司法の責任は重い。逃げるな、である。


<政教分離を貫徹する時だ!>

 繰り返したい、政教分離を貫徹せよ。福田達夫にも勉強してもらいたい。分からなければ父親に聞いてほしい。康夫の靖国神社参拝NOという主張は正しい。政教分離の日本へと転進できれば、前途に明るさが灯るだろう。

 余談だが、2011年の正月の記録を見ていたら、びっくりする報道が出ていた。菅直人の民主党政権であるが、彼は1日に近くの神社参拝、数日後に伊勢神宮を参拝していた。安倍とそっくりだが、その2か月余に311フクシマ東電原発大爆発が起きた。尾崎行雄は、憲法が天皇制を規定したことに対して「3度目の原爆投下」を予告していた。図星だった。

 時は21世紀、神がかりの時代からオサラバする時だ。福田達夫にはそれを実行する責任があるのである。その前に反省と謝罪も。安倍暗殺事件が雨降って地固まるなら、日本の将来に希望の火が灯るだろう。改憲よりも憲法定着が時代の要請である。

2022年7月31日記(東芝製品不買運動の会代表・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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