2019年危機(7)ネット言論弾圧<本澤二郎の「日本の風景」(3274)

<ライブドア・ブログの恐怖の弾圧事件>

 10年以上にわたって正義の情報発信をしてきた「ジャーナリスト同盟」通信は、新聞テレビがおかしくされた今日、相応の役割を果たしてきた、と自負してきた。一度、某氏のペンネームでの執筆がわかり、止めてもらった。匿名を排除正々堂々と真実一路に徹してきた。

 それが2019325日で使用できなくなった。予告もなかった。突然の暴挙である。ブログやネットに無知なジャーナリストは、戸惑い、うろたえてしまった。ブログを提供するライブドアが、突如として牙をむいて、本気で襲い掛かってきたことさえ、理解できなかった。


 ライブドアが、どんな会社か知らない。昔は堀江という若者が立ち上げた会社、というぐらいの知識である。なにゆえ、言論人を押しつぶそうとするのか。合点がいかない。

 ライブドアは、フリーランス・ジャーナリストを排除した、原因と理由を説明をしなければならない。ブログに詳しい読者の支援も期待したい。

<輪転機を止める悪辣な手口>

 今回のネット言論弾圧事件は、新聞に例えると、突然、やくざが新聞社に押しかけてきて、輪転機を止めるようなやり方である。

 捜査員の場合は、令和ではないが、令状を提示することから始まる。中国の清朝時代の映画を見たのだが、そこでもまず令状をかざすことから始まる。

 今回はそれがない。やくざの手口である。

 ブログ開設において、役所の認可が必要なのかどうか。単なる届け出制なのかどうか。知らないが、やくざを使って輪転機を止めるような行為は、明らかに重罪である。

<やくざを使って配送をストップさせる非道な行為>

 筆者の言論を封じ込める一時的な利益者は、いうまでもなく悪しき権力者・権力機構であろう。輪転機を止めて、読者に新聞を配達するという配送業務さえも止めたことになる。

 言論弾圧も極まっている。断じて許されない。声を上げるしかない。言論でライブドアと対決しなければならない。被害者の義務である。

 やくざにレイプされても沈黙する「木更津レイプ殺人事件」の美人栄養士であってはならない。木更津市がやくざに占拠されていいわけがない。犯人は特定している。

 本事件はライブドアである。ライブドアの非道を許してはならない。

<出版社に融資を止める犯罪>

 かつて拙著「大勲位中曽根康弘」(健友館)を世に出すと、まもなく健友館が倒産した。読売新聞元政治部長の多田実さんが、彼の後継者として筆者を送り込んでくれた二松学舎大学も「講座がなくなりました」という巧妙な手段でもって排除されてしまった。

 悪しき権力は、まじめなジャーナリストの糧道を絶ってきた。中曽根・国家主義の悪辣さはそのまま読売言論に通じるだろう。

<数千人の読者を盲目にさせる悪魔の手口>

 とはいえ、残念なことはライブドアブログのジャーナリスト同盟に愛着を抱いてくれた数千人の読者のことである。

 徳間書店元編集幹部は「健康を害して寝込んでしまったのか」と驚いて電話してきた。すなわち、数千人の読者は、ライブドアによる言論弾圧の事情を知らない。多くは健康問題と理解しているのかもしれない。

 言論弾圧は、人権侵害でもある。

 ジャーナリストは、人々の目と耳となって、人々の知る権利にこたえるという、それなりに崇高な任務なのである。長い経験と勘を必要とする。だれでもできる仕事ではない。

<ライブドアに天罰を!>

 ジャーナリストの一番の任務は、権力監視である。権力の不正・暴政への監視である。国会議員も同じだが、彼らはそれを果たせる力が不足している。


 ライブドアは、そんな正義の言論人に場所を提供してきた。10数年も続けてきた。それを突如として、理由もなく止めた。典型的な言論弾圧である。


 同じようなことがほかにあるかもしれない。当事者が沈黙すれば、だれも気付かない。弾圧が正当化されかねない。

 筆者は沈黙しない。叫び続けて行く。天命である。


 ライブドアよ、堂々と説明せよ!これはライブドアへの宣戦布告である。第二の東芝か?

201944日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)


2019年危機(6)おかしな「令和」<本澤二郎の「日本の風景」(3273)

<令月しらず、規則決まりを押し付ける令に反発が>

 万葉集に令月という文字があるという。しかし、意味は不明である。安倍晋三のとってつけたような美しい意味はない。自民党最右派の清和会OBが電話してきて言うのには、全く評価できない新元号・令和であると断言した。「おかしい。万葉集は国書、漢籍と異なるというけれど、漢字は中国から伝わってきたもの。国書も根っこは漢字ではないか。問題は令だ。律令・政令・条令や命令の令である。上からの目線で、規則を押し付けるという意味。弾圧も込められていて堅苦しい。そもそも、令が頭にくる文字は少ない。ともかくわかりにくい。子供たちがなじむだろうか」と真っ向から異論を展開した。


 うなづけるではないか。筆者などは、令月とはどんな月をいうのだろうか、と的をはずして頭が混乱、シンゾウではないが狂ってしまいそうだ。

<出典は中国の古典、また安倍の大嘘>

 令月の出典は、万葉集第5巻梅花歌の「初春の令月にして気淑(よ)く風和(やわら)ぎ」。実際は、この数百年前、約2000年前の東漢時代の張衡(地震測定の製造者)の「帰田賦」に「於是仲春令月、時和気清」とある。また、全唐文にも「時唯令月、景淑風和」と。

 さらにさかのぼると、礼記・経解の中に「発号出令而民説(悦)謂之私、上下相親謂之仁」と使われている。

 万葉集独自の文字でないことは明らか。国粋主義者も、ここまではわかっていなかったのだ。恥を知らない国家主義者・ファシストらしい誤魔化しは通用しなかった。

<靖国の言霊ゆえにシントウ礼賛の令>

 今朝も電話してきた清和会OBは「令は霊。靖国の霊・コトダマ」と断じた。靖国派の安倍の思いが込められた令とも決めつけた。

 「神社本庁・神道の野望実現」とも分析した。「神社は喜んでいる」という。なんともあきれてものも言う気にならない。

<貴族・封建時代の律令制度の令ゆえに過去に前例なし>

 奈良・平安時代にさかのぼると、当時の天皇制は貴族社会、それを維持したのは律令である。律令で国を治めた。当時の庶民は、単なる「働きアリ」でしかなかった。

 想像しなくてもわかるだろう。彼らに漢文の素養などない。文字も読めない。庶民が歌を作れるはずもない。万葉集に彼らの作品があるはずがない。

 二人の天皇のもとでは、元号が同時期に2つ並立したことがあったが、全部で248。この間、令は一度も使われなかった。なぜか。令は体制の中核・律令ゆえの令だからである。

<軽重軽薄の愚策?>

 自民党の反安倍の急先鋒の石破茂は「違和感を覚えてしまう」と多くの日本人同様に、なじめない元号に異論を唱えている。

 あわてて官邸はNHKを動員して、国民の支持取り付けに狂奔しているが、時代の流れは「おさらば元号」であろう。

 中国古典を勉強したことのある自民党本部職員OBは「軽重軽薄な愚策」と断罪した。これまたうなずけてしまう。

 いえることは、最初から万葉集から、何か探せ、で始まったものであることが、薄々感じられる。それゆえ、さらに不可解な5つの候補を並べた。令和は最初から決まっていたのだ。

 文化勲章の人物が選んだのだろうが、その人物は、原典・出典が中国の古典からとったという事実に気づかなかった。かくして、安倍の得意中の得意の大嘘となってしまった。

 「安倍・日本会議の軽薄さを露呈する一番。歴史に残る?とんでもない」「官房長官の菅は、新元号を安倍に書かせようと画策した。安倍の美しい文字を天下にさらそうとした。さすがに、文字は書けない、読めない、それに下手な文字を主権者にさらすことは、側近に止められたようだ」

<海外では国粋主義価値観反映と>

 欧米の学者は、安倍の犬のような記者とは違う。本物がいる。

 令の文字から、安倍・日本会義の狙いを暴き出していた。さすがである。

 「国粋主義的価値観の反映である」と決めつけた。英・テレグラフや米国の研究者は、日本会議の野望を暴いて見せた。韓国のリベラルな新聞も、シンゾウを突いていた。

 ネットに登場した中国の分析の一つは「平和をゼロにする」というものだった。令は零・ゼロと皮肉った。国際社会の令和包囲網が、瞬く間に確立してしまった。それと日本の学者の薄っぺらさを暴露したことになる。

<元号制終わりの始まりか>

 世は21世紀である。古代でも中世でもない。卑弥呼の占いの時代ではない。

 学校では、すべからく西暦で動いている。どこの国も同じである。日本一国、万世一世などという大嘘など通用しない。

 すでに1945815日の敗戦で、過去の「原始のしきたり」「国家神道の日本」は、太平洋に沈めてしまった戦後である。

 天皇は象徴で、憲法が規定する国事行為を行うだけで、政治的発言も行為も、憲法が禁じている。その大事な約束事を反故にして、166億円投入の皇位継承に狂奔する自公のシンゾウ一家。

 やっていること、やろうとしていることは、国民・主権者を奴隷のように思いこんでいるのであろう。許しがたい心臓である。

<帆船・日本丸を放棄して空母「出雲」に警戒せよ!>

 166億円投入の目的は、好みの天皇を、150年前のように「田布施」から誕生させた、ということなのであろう。これは何としてもいただけない、許されざる行為である。

 徹底した政治利用に、象徴に徹してきた平成天皇の怒りの心情は、いかばかりであろうか。天皇に準じてきた皇太子も同様であろう。特に皇太子妃も同じく、複雑な思いに違いない。

 この機会に、皇室はシントウと手を切るのである。原始の宗教から離脱することが重要である。靖国神社宮司に愚弄される皇室ということは、シントウ・神道に羽交い絞めにされているからである。靖国の宮司の配下としての天皇は、もはや象徴失格である。

<ライブドア言論弾圧で「ジャーナリスト同盟」通信沈没>

 そこまで、徹底した政治利用は、憲法が政府に要求する、船に例えると、帆船・日本丸を海中に沈めて、再び大陸と半島に牙をむける空母「出雲」に乗り換えようという魂胆である。


 驚いたことに、こうした正義の言論を沈没させたのが、ライン・コーポレイション傘下の憎っくき「ライブドア」である。10数年継続したブログ「ジャーナリスト同盟」通信を、真っ先に攻撃・沈没させた。その罪は万死に値しよう。


 昨夜、消された「ジャーナリスト同盟」通信のことを心配して徳間書店OBが電話してくれた。彼の驚きは尋常ではなかった。ネット世界での言論弾圧事件なのだから。まさか、の出来事である。

 法的な対抗策も考慮してくれるだろう。期待したい。

20194月3日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

言論弾圧の実態を告発した韓国ドキュメンタリー「共犯者たち」予告編


          「共犯者たち」ポスタービジュアル (C)KCIJ Newstapa

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 イ・ミョンバク(李明博)とパク・クネ(朴槿恵)政権の約9年間にわたる言論弾圧の実態を告発した韓国製ドキュメンタリー「共犯者たち」の公開が12月1日に決定、このほど予告編が披露された。

 公営放送局MBCを不当解雇されたチェ・スンホ監督と非営利独立メディア「ニュース打破」取材班が、マスメディアを掌握し国を壊した「主犯」と、権力に迎合して韓国の報道を骨抜きにした「共犯者たち」の実態を暴く。

 2008年、米国産牛肉BSE問題などの報道によって国民の支持を失いかけたイ・ミョンバク政権は、公共放送局KBSや公営放送局MBCをターゲットに、メディアへの露骨な介入を開始。政権に批判的な経営陣は排除され、調査報道チームは解散、記者たちは非制作部門へと追いやられた。両局の労働組合はストライキで対抗したものの、政権が送り込んだ新たな経営陣は解雇や懲戒処分を繰り返し、検察も容赦なくストを弾圧。両局は政府発表を報じるだけの「広報機関」となったが、それでもあきらめないジャーナリストたちを追った。

 本作を一足早く鑑賞した阪本順治監督は、「社会派ドキュメンタリーは敷居が高いと思っている方がいれば、言いたい。これは至極のエンターテインメントである。泣けるし、笑えるし、最後には、自分たちの国に置き換えざるをえなくなる」とコメントを寄せている。

<以上の記事はライブドアニュース。日韓で落差明瞭>

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