本澤二郎の「日本の風景」(4933)

<狂い咲きの植田・日銀は「物価の番人」をどぶに捨てた!>

猛暑襲来に紛れ込んだ日銀総裁・植田和夫によって庶民が殺されていることに、議会は沈黙している。秋に咲く桜花に対して警鐘を鳴らさない言論界!こんなことが許されるのか。それを事実上、許してしまっている主権者は愚か者を通り越している!声を上げない国民は奴隷であろう。それでもいいのか。

沈黙は金ではない、明白な犯罪である!


<国民生活を破壊する学者馬鹿に殺される日本国民!>

日本政治は永田町の一部の特権層によって牛耳られ、民意が反映しない悪しき反民主主義が横行している。「本澤二郎の日本の風景」は、そうして旗幟を鮮明にした反骨の言論をやむにやまれずに展開している。


思うに森喜朗の清和会が、この国を地獄へと引きずり込む先陣を切った。経世会の小渕恵三首相が急逝する前後に森を登場させた青木幹雄・森喜朗・野中広務・亀井静香・村上正邦の5人組が結束して動く。神道議員連盟の「神の国」という原始の神道信者の森が誕生する。村上の「森やれ」の一言の黒幕は中曽根康弘であろう。中曽根の知恵袋のフィクサーを任じていた渡辺恒雄もかんでいるだろう。日本の政治は、改憲軍拡の右へと急展開する。

青木・野中・亀井の政治責任は重い。極右・清和会政治の誕生が、その後に小泉純一郎・安倍晋三へと継承する。麻生太郎もこの右翼ラインにのめりこむ。


安倍の下で、異次元金融緩和とゼロ金利という円の紙切れ政策が実に10年継続。日銀総裁が黒田東彦から植田和夫の手に移っても推進され、円は1ドル148円台にまで急落して、超物価高で国民生活を破壊している。ハイパーインフレの危険性も浮上してきた。

異次元の紙切れ緩和路線を植田は昨日も宣言して、財閥と株高向けに発信した。庶民生活を破壊しつくす強硬策である。断じて容認できない。植田の政治責任を問う議会と言論と国民でなければ、この国は43兆円の戦争準備に呑み込みられてしまうだろう。戦後78年にして最大の危機に落ち込んでしまった。極右・清和会政治は、宏池会の岸田文雄のもとでも強行されている点に怒りが爆発する。

日本国憲法が歴史の教訓から勝ち取った民主・平和主義が、風前の灯へと追いまくられている。しかし、それでも言論・野党・国民はいまだに沈黙している。


<アインシュタインの警句=沈黙は犯罪>

昨日午後、宏池会秘書を経験した袖ヶ浦市の有力者が豚小屋のような拙宅を慰問を兼ねて来訪、四方山話に花を咲かせた。

やくざに窒息させられてきた千葉県・房総半島の悲しい現実について、忌憚のない意見交換もできた。

彼が「沈黙は犯罪」というアインシュタインの警句を披歴してくれたことに内心、驚いてしまった。自由な言論が存在すれば、このブログ「日本の風景」は誕生する必要がなかった。

しかしながら清和会政治という極右片肺政治が横行して、日本は間違いなく地獄の底へと突進している。

国民生活は破綻しているが、それでも日銀は「物価の番人」であることを放棄して平然としている。今朝のネット新聞の見出しは、悲鳴を上げるばかりで、議会・日銀批判はしない。

日銀、大規模金融緩和策を継続…

円の実力、過去最低「もう海外には行けない」SNSで広がる嘆息


(ブルームバーグ): 日本銀行は22日の金融政策決定会合で、長短金利を操作するイールドカーブコントロール(YCC)政策を軸とした現行の大規模な金融緩和政策の維持を全員一致で決めた。発表後、東京外国為替市場では円売りが優勢となっている。

  日銀関係者は株で大儲け!(ブルームバーグ): 22日の金融・証券市場はドル高・円安が急速に進んでいる。日本銀行の大規模金融緩和維持を受けて金利差を意識した取引が活発化。

<為政者次第で国民生活は変わる!岸田は万死に値する!>

沈黙する国民は「政治は誰がやっても同じ」と思い込んでいる。事実は違う。為政者次第で国民生活は変わる。そのことを日々の買い物で知っているはずであるが、それでも人々はしゃもじデモをしない。沈黙する民に安心している政府・日銀に怒りがこみ上げてくる。岸田文雄の罪は万死に値しよう!

2023年9月23日記(反骨ジャーナリスト・政治評論


本澤二郎の「日本の風景」(4932)

<人間性不在の東芝企業の人権と倫理=再建は不可能か>

官民が総力を挙げて推進してきた東芝の株式公開買い付けで、株主の78・65%が応じたという。株主にも見捨てられた東芝の再建は可能なのか。


筆者は2010年4月7日に東芝経営の東芝病院で次男の尊い命を奪われた。無信仰の凡人ジャーナリストも、毎日次男の元気なころの早稲田大学時代の写真と向き合い、無反省・無謝罪の人間性不在の東芝を「許すまい」と心に誓っている。最近は非戦の日本人最初の主唱者・松本英子女史の上総の国望陀郡茅野村の生家近くに、正文のための小さな顕彰碑を建立し、東芝との戦いを被害者らしく振る舞って屈しない。人間は被害者となって、初めて人間らしくなるという事実を体得した。


思い出すと、こんなことがあった。反省も謝罪もしない東芝に対して、初めて怒りの刑事告訴をした。すると真っ先に読売新聞の警視庁詰めの社会部記者が、自宅に飛び込んできて、事細かに取材してくれた。しかし、一行も記事にしなかった。原発企業・東芝と読売新聞は「仲間同士」だった。いうところの偵察取材だった。


いま汚染ごみや有害廃棄物など約60万立方メートルを、やくざ系産廃業者が不法に投棄した千葉県袖ケ浦市林地区の水源地に、朝日新聞についで読売新聞も取材に入った。朝日は、放射能とは無関係な市議会のおぞましい議会の慣行を書いて逃亡してしまった。原発推進派の読売が記事にすれば、日本は天地がひっくり返ることになるのだが?


<ジャニーズの児童性虐待事件で表面化した人権と倫理>

報道によると、日本民間放送連盟(民放連)の遠藤龍之介会長(フジテレビジョン副会長)は、9月21日の記者会見で、ジャニー喜多川氏の性加害問題に関して、「過去にジャニー喜多川氏が行った数々の行為が、性加害であり、重大な人権侵害であるとの認識を、民放を含む多くのメディアが十分に持てなかったことは事実で、反省しなければならない」と述べた。


少しだけ民放連が覚醒したのだろうが、遅すぎて話にならない。ニューヨークでは、43兆円の戦争準備を開始した岸田文雄が、日本の首相として「核なき世界に30億円」というラッパを鳴らしたが、国連総会議場はガラガラで誰も耳を傾けなかった。歴史の教訓を忘れた日本政府に国際社会は笑っている! 

<経営陣・株主も正文の死に向き合わなかった東芝!>

「日本産業パートナーズ(JIP)などの国内連合は9月21日、東芝へのTOB(株式公開買い付け)が株主から78・65%の応募を集めて成立したと発表した。議決権ベースで66・7%以上の応募が成立の条件だった。東芝は年内にも非上場化し、経営再建を目指す。不正会計問題の発覚以降、迷走が続いた東芝の経営は転換点を迎える」と報じられてもいるのだが。「再生に一歩踏み出した」とも御用学者などは持ち上げている。本当だろうか。

現在は21世紀である。産業革命の時代ではない。「企業の人権意識」「企業倫理」「社会的責任」が強く求められている。これらの視点からいえることは、人の命に向き合ってこなかった暴利一色の東芝の再建計画は、まず不可能であると断じたい。技術だけの時代は終わっている。経営の眼目は、人間性のある経営陣と労働者の存在が不可欠である。2010年から何人の経営者が消えてきたであろうか。不正・腐敗の三井住友財閥を代表する製造メーカーの東芝の存在価値は、とうの昔に無くなっている。

致命的な医療事故によって患者の命を奪いながら、反省も謝罪もできないような東芝は、企業失格である。経営陣どころか親会社の三井住友財閥も、はたまた株主も、人間らしい人間ではなかった。

<武器弾薬に手を染めてきた軍需産業の人権意識の欠落>

次男の命を奪いながら反省も謝罪もしない東芝という企業を、洗濯機やテレビなど電化製品をつくる会社くらいにしか理解してこなかった。通産大臣の秘書官が「東芝は役所内で別格の存在だった」と教えられて、以後どんな会社なのか、関心を抱くようになった。

防衛官僚らがたくさん天下りしている事実に気付いた。東芝は武器弾薬を製造する怖い会社でもあった。人殺しのための武器を製造する人間は、人間らしい人間とはいえない。心がまともとは、到底思えない。平和軍縮派・戦闘的リベラリストの宇都宮徳馬の下で学んだことだった。「軍人は勲章が欲しくて戦争を好む」という真実に納得した。武器弾薬を作る人間、それを手にする人間を信頼できない。「なぜ子供を東芝病院に入院させたのか」という非難は甘受しなければなるまい。救急隊の指示だった。NOといえるわけがない。ごく普通の看護は保障してくれるだろうとの安直な考えだったことを、いま白状しなければなるまい。

いえることは、武器弾薬を扱う企業は、たとえ病院であろうが何だろうが、そこで働いている人たちの精神はまともではないのだろう。「誤嚥性肺炎、1週間の入院」に抵抗できなかった父親は、いまも猛省しきりである。

<東芝は日本有数の一番危険なプルトニウム原発メーカー>

次男の自宅介護のための体力づくりにと、妻からジム通いを求められ、それに従った。そこですごい友人ができた。確か日立を辞めた元キャリアの優秀な人物で、なんでも知っていた。311の直後だった。東電福島原発崩壊現場で働いている被ばく作業員の存在を教えてくれた。被ばく覚悟で仕事をするという作業員?最初は面食らった。確実に被ばくして死ぬという運命に従う労働者の存在に誰もが驚く。

そこで東芝の原発作業員もたくさん働いていると知らされた。息子の命を奪っても反省も謝罪もしない東芝の原発作業員の待遇・扱いが気になった。案の定、東芝作業員の悲運をインターネットで知って納得するほかなかった。人間の命など金もうけのためなら惜しくないという哲学が生きている東芝だった。千葉県のやくざと同じなのか。東芝の洗濯機やパソコン、冷蔵庫を急いで取り替えた。

<東芝製3号機は核爆発!妻・眞知子も被害者かも?>

いまだに多くの国民は知らない。政府も東電も公表しないし、新聞テレビも報道しない。原子力やくざに羽交い絞めにされているためだ。したがって繰り返し活字に残しておきたい。福島の東電3号機は、東芝製の原子力発電所である。燃料はプルトニウム加工燃料(MOX)。ウランではない。プルトニウムは核兵器の材料で知られる。中性子を大量に飛ばす危険すぎる原発である。

この3号機の核爆発放射能が315の午前10時頃から昼前にかけて大量に首都圏に流れてきている。当時、東京・大井町のマンション13階に住んでいた妻も被ばくしたのではないか、との疑問が出てきた。そうだとすると、次男に次いで2013年11月23日に非業の死を遂げた妻・眞知子も!?と考えると、いたたまれなくなるのである。1年前には同マンション15階のAさんが肺がんで亡くなった。妻は肺腺癌である。被ばくの度合いや体質で異なるが、間違いなく首都圏の被害者は少なくない。東芝が再生に一歩?ありえないだろう。(本日も記事が消えたり、おかしな文章スタイルを強いられた)

2023年9月22日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


本澤二郎の「日本の風景」(4931)

<IAEAグロッシ事務局長は中立公正の人か??>

いま通貨ペソが安くなってアルゼンチン経済は、深刻な超物価高・ハイパーインフレに人々は泣いている。7か月連続で100%も物価が上昇して、都市部では集団略奪という犯罪行為が表面化している。まるで革命前夜を思わせるような映像が世界に発信されている。

店舗は銃で武装しているが、100人規模の略奪集団に対する防御はままならない。貨幣の安定が、政治の基本である。日本の将来を暗示しているようで精神が凍り付く。


この10年以来、日本の政府・財政当局・日本銀行は、国債という借金を天文学的に発行すると、待っていたとばかり「物価の番人」である日銀が、円を刷りまくり、円を紙切れにして円激安政策というアベノミクスを強行して、政策的に円を激安に追い込んで、財閥の懐を潤わせてきている。あぶれた円は、他方で金利ゼロを利用してハゲタカ基金が暴利を上げる。庶民は円安による物価高で泣かされ、中には生活苦で一家心中という悲劇が繰り広げられてきている。

この悪政をだれも指摘しない。筆者は繰り返し訴えているのだが、結果として黒田東彦についで植田和夫の日銀も同じ財閥暴利の悪政をやめようとしていない。財閥は輸出でぼろもうけ、消費税を返金するため、二重の利益を上げている。あぶれた資金の一部は株に流れる。財閥経営陣は自社株買いで数億円を懐に入れている。巷では年収100万円、150万円の非正規労働者や年金生活者が苦しんでいる。それでも世界一の報酬を懐に入れている国会議員は沈黙している。

日本もまたアルゼンチン化へとまっしぐらに突き進んでいる。なぜアルゼンチンの経済と政治を紹介したか。お分かりの日本人はいるだろうか?IAEA・国際原子力機関の事務局長・グロッシは、アルゼンチンの元外交官である。むろん、岸田と同じで聖人君主ではない。IOC役員と同じレベルの人間。買収されているとみていい。それはワクチンのWHO事務局長についてもいえる。人間が腐っている。

要するにIAEAによる311東電原発核汚染水垂れ流しのお墨付きは、限りなくあやしい。今後10年、30年も継続するわけだから、そこについては何も語っていない。「今だけ自分だけ金だけ」のIAEAと断じたい。日本政府と東電など原子力やくざによる大義のない猛毒トリチウム汚染水の海洋投棄は、即刻中止するほかない。


<IOCを買収して東京五輪利権を強行した安倍と森喜朗>

カネがなくても様々な行事を具体化させるワルの為政者は、どこにでもいる。気が付くと、当初の予算は倍増している。利権の塊に変身する。老いてようやく覚醒した凡人ジャーナリストにも困ったものである。

安倍の大ウソで始まった東京五輪!背後で国際五輪委員会を買収していた。それを東京地検特捜部ではないフランスの検察が察知、捜査を始めた。

前者は安倍が殺害されると、電通OBの雑魚を逮捕した。東京五輪は電通が動き、新聞界が追随した。言論界を巻き込むことで不正は隠蔽される。日本の言論界の腐敗も度が過ぎる。


<ワルの政治屋は核汚染水垂れ流しなどイベントで荒稼ぎ>

人間は顔つきで判断すると間違う。心が腐っている美男美女も少なくない。しかも男女とも「今だけ、自分だけ」の悪党ばかりといえる。ともかくいい人間が、この世にいないか少ない。

311の東北復興資金を引き抜く悪党も少なくない。これに本当のやくざがまとわりついている。


千葉県袖ケ浦市の水源地に無許可の違法産廃を投棄したやくざ系産廃業者は、福島の核汚染ごみを大量投棄し、その上に太陽光発電で蓋して、知らぬ存ぜぬを決め込んでいた。それを暴いた地元の住民は、英雄に値しよう。すごいことである。

しかし、遠方の人間はその深刻・重大すぎる問題を膚で理解できない。ここが悲しい人間のサガかもしれない。凡人ジャーナリストがそうだった。被ばくジャーナリストの戦いを知って、本気で福島問題を考えるようになった。悔しいがこれが事実である。

(注、今も記事が消えた。犯人は電通か)

悲劇に人々が集まって共に協力して悪党を退治する。他国ではネットに情報が氾濫し、瞬時に政府を抑え込んでいく。これが日本では、まだない。地元の新聞テレビは真っ先に横を向いて逃げる。正義の警察もやくざにかまれていて、手を出そうとしない。被害者が孤立するという不思議な現象を目の当たりにして、凡人も嘆き悲しむばかりだが、それでも屈しない。屈してはならない。そう思って小さな力を出しながらの戦いは続いているのだが。間もなく正義の大軍が支援してくれるはず、日本は民主主義の国だと信じ込んで、小さな抵抗をやめない。それは人間だからだ。

2023年9月21日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


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