浮足立つ永田町<本澤二郎の「日本の風景」(3630)

<五輪幻想曲の裏で進行する政局夏の陣>

 日本の新聞テレビだけは、7月の五輪開催報道に、戦前軍国主義の大本営発表のように徹底していて、かまびすしい。古典音楽になぞらえると、東京五輪幻想曲といったところだろう。誰も信じない幻想曲に付き合わされるテレビ観戦者も楽ではない。

 誰もかれも、特に多少とも長い期間に目を向ける習性を有する国会議員は、浮足立っている。ボールがどこを飛んでいるのか、どこから飛んでくるのか、がはっきりとしないものだから、瞬時にバッターを振り回せるように身構えるしかない。

 すでに夏の政局へと進行しているのだが、誰も予測できない。はっきりしていることは、安倍・自公時代は終わるという漠然とした予想である。


 経済も壊れた。自公政府の不正腐敗によって、人心は病んでしまっている。パニック寸前である。人々はマスクや便所用品の爆買い?に関心を抱いている。1月から、もう春は3月花見時だというのに、止まらない。


 安倍桜重大事件追及は、これからというのだが、もう今年の桜が開花してきている。国会の議席3分の2が、戦前戦後を通じて不正腐敗の権化のような安倍政権を支えている。


 公明党創価学会に倫理も国民も関係ない。ひとたび恋した相手を裏切ることも、けんか別れすることもしない。忠告もしない。ひたすら安倍と地獄までついてゆく、というものだから、大衆・民衆の思いなど無関係なのだ。安倍が消えない唯一の理由である。


 問題は、こうした政治構造の鍵を誰も明かさない。打ち明けようともしない日本の言論界である。しかし、それでも日本列島は確実に地殻変動を起こしている。


<インタビュー中止に安堵、次期立候補者との面会も中止>

 私事に触れると、さる月刊誌が自民党に今も残っている政治家とのインタビューを依頼してきた。断れない長い付き合いなので、了解したのだが、その政治家と連絡すると、喜ぶどころか「今回は勘弁して」と断ってきた。


 正直なところ、彼に感謝した。いまのコロナ危機の最中にバスや電車、地下鉄を利用して国会に出向くのは、正確なところ命がけである。コロナの正体が不明なので、どこから襲い掛かってくるのか100%分からないのだから。安堵して当然である。


 このことからも、永田町の浮足立つ様を見て取れるだろう。政局夏の陣に向かって、安倍後に蠢いているのである。板子一枚、落ちれば溺れてしまう。


 安倍日程からも読める。与野党の動きを、さして事情のよくわからない警察官僚から聞き出すのに懸命だ。

 日本会議の本丸・神社本庁は、不動産売却事件や幹部の男女の不倫騒動で、ここもアテにならないものだから、余計に警察情報に頼ることになるのだろう。安倍自身が、真っ先に浮足立っている。


 幸運にも安倍報道に徹してくれるNHKなどが、五輪幻想曲を演奏してはくれているものの、トランプどころか各国政府や各国選手から文句が噴出している。五輪のために東北復興を犠牲にしてきた安倍・自公政府は、いままた甘いコロナ対策で、自国民の命を奪っている。


 森友事件では、公文書改ざんを強いられた、近畿財務局の赤木俊夫さんは、自殺して罪をかぶるという、通常では想定できない霞が関の忠義の人であるというのに、彼の遺言書を見ても、安倍も麻生も、ともに反省も謝罪もしない。

 息子の命を奪って、それでも反省も謝罪もしない東芝経営陣と同じだった。これほどの悪党が、政権を担当して8年目である。



 話変わって、今日は山本太郎の仲間の三井さんとおしゃべりする日だったが、

この時期という事情から、昨夜急遽中止させてもらった。時代の大変革期に政界入りを目指す三井さんは、銀行マンからセブンイレブンへと渡り歩いてきて、本物の太郎と出会ったのだという。彼には希望の2020年となろう。予見できる。


<陰徳あれば陽報あり>

 陰徳あれば陽報あり、というわけではないが、昨日は珍しく宅急便、開けてみると、うれしいことにマスクが、中国製のマスクが入っていた。

 1月28日に日航の片道高額航空券で帰国した時、つけてきたマスク1枚を、今も買い物の時だけ使用してきたのだが、コロナがかなり長引くという現在の場面では、毎回同じマスクだと多少は心細かった。そこにマスクが届いたのだ。感謝感激である。


 送り主は、アジア通信社社長の徐静波君である。すぐに電話したが、つながらないので、彼が毎月送ってくれる「中国経済新聞」のFAXに謝礼文を書いて送信した。人間は、困っているときに助けられると、恩義を感じて忘れることはない。反面、期待した人に逃げられると、これも忘れることはない。人間は、出来ることは応じなければならないが、相手がコロナでは動きが取れない。改めて、三井さんら関係者には、ただ詫びるしかない。


 この日には、わずかばかりの生姜の種を植えて、少しばかり汗をかいた。散歩がてら、馬来田駐在所に出向いて「木更津レイプ殺人事件告発状」についての書面回答を求める文書を、木更津警察署署長宛てに提出した。


<2020年危機は一大変革の年>

 近くの山に白い塊を見つけた。山桜の開花であろう。そういえば、鶯の鳴き声が、当初のぎこちないさえずりから、本物になってきた。庭先の竹藪に目を向けると、数本の杉の大木と一緒に、太い孟宗竹も倒れている。昨年の15号台風の爪痕である。所有主も放置して手を付けていない。


 麻生太郎のいう「呪われた(安倍)五輪」は「小池東京五輪」へと連鎖する。5月の都知事選の展開も興味深い。

 2020年危機は、一大変革期でもあろう。

https://ameblo.jp/64152966/entry-12582330003.html

2020年3月20日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

自殺遺言の証拠能力<本澤二郎の「日本の風景」(3269)

<恥を知る(廉恥)公僕の遺言は圧倒的>

 NHKが軽く報道するニュースこそが、国民がもっとも知りたいものである、という不思議日本は、いつまで続くのであろうか。昨日からの大ニュースは、森友事件を左右する財務省公文書改ざん事件の責任をとって自殺した赤木俊夫さん(54歳)の遺言書のことである。彼は安倍や麻生ら無恥人間と違って、廉恥の人だった。国民に対する裏切りを、自害して責任をとった公僕だった。その場面で人間は、本当の自由を手にする。そうして書かれた内容である。その証拠能力は、圧倒している。これに検察も判事も逆らうことなど出来ない。その威力は、天を貫くほど強力である。


 犯人は佐川理財局長(当時)と、彼に指示したであろう安倍・麻生らと、支持した自公内閣全員が加害者だ。彼らもまた、損害賠償の当事者であろう。


<赤木俊夫未亡人!よくぞ生き抜いてくれました>

 それにしても、多くの国民は、改めて涙を流したはずである。未亡人が立ち上がって、声を上げてくれたことに対して、である。

 正直なところ、筆者は「よくぞ生き抜いてくれました」と絶賛したい。彼女の苦悩を取り除ける人間など、この世に一人もいない。

 彼女もまた、絶望の淵に追いやられて、後追い自殺するような場面であった。真っ暗闇に突き落とされている間にも、やくざの脅しが繰り返されて、窒息する寸前だったはずである。


 110番通報をしても、警察は動かないことはわかりきっていたのだから。親類縁者も「辛抱して」と泣きついてきたかもしれない。動くに動けなかった。亡き夫の遺言が、生きる支えだったのだろう。


 完ぺきな後追い自殺の舞台装置に、耐えられる人間などいない。それでも耐えた。それは「夫の無念を必ず、いつか晴らしたい」との一心であったろう。その時が今である。


<彼女の意図をくめない人間は、人間に値しない>

 昨日の国会での答弁などから、安倍や麻生、それに財務省の役人は、彼女の必殺剣に抵抗している。彼らは人間ではない。

 強姦魔のようなケダモノかもしれない。


 善良な人間は、彼女に対して全面的に支援・声援を送っている。当たり前の人間は、未亡人の味方であろう。官邸や霞が関には、悪魔のような人間が多いだろうが、中には廉恥の人がいる。声を出してほしい。



<森友改ざん事件を不起訴にした女特捜部長は森雅子レベル>

 森友事件の改ざん刑事事件を不起訴にした当時の女大阪地検特捜部長を国民は、いまも記憶しているだろう。


 森雅子に期待したように当初は、彼女の采配に希望を抱いたジャーナリストも、まもなく失望させられてしまった。

 友人いわく「検事も判事も、女性のほとんどが男性にかしずいてしまう。森雅子だけではない。資格試験の成績はよくても、人間性に欠けている。彼女らこそが、出世欲の塊で、人格的に尊敬できない」と。


 最近の傾向は、森雅子が国会の大舞台で毎日のように演じてくれるので、納得するほかない。

 日本人エリート女性は、自立していない。伊藤詩織さんのような人物は、山尾志桜里さんくらいだろう。



<都知事候補は山尾志桜里か山本太郎だ!>

 そう考えているものだから、今朝ほど連絡してきた事情通に伝えると、彼は「シモの方が心配だ」とクレームをつけるものだから、もう卒業しているはずだと反論。


 事情通は「都知事候補に山尾か山本を担ぐと面白い」と真顔で言い放った。筆者も飛びついた。

 沈黙する日本文化・強姦文化に対抗できる点で、自立した二人は合格点だ。急いで、二人で話し合ってはどうかと提案したい。石原慎太郎退治を公約した小池は、もういらない。

 五輪は消えた。大半の選手が練習する場所もない。トランプのみならず、各国の五輪関係者から、公然と延期論が叫ばれている。そもそも「五輪を利権の巣」としていることに大義などない。ギリシャに返上したらいい。


 話題が、大分横道に反れてしまったが、自立した赤木俊夫未亡人の健闘を祈りたい!

2020年3月19日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

五輪政権延命策破綻<本澤二郎の「日本の風景」(3628)

<フクシマ汚染に蓋をかけ、東北復興を犠牲にした五輪にコロナ直撃>

 昨夕、無料テレビに東京五輪の担当者が登場、サーカスのピエロよろしく聖火行事の説明を長々と説明、そこに愚かすぎる運動部記者が、つまらない質問をしていた。


 40歳の次男が東芝病院で窒息死させられたのが、2010年4月7日なので、翌年の2011年3月11日は、時間を経ても記憶から消えることはない。もう10年である。

 莫大な血税投入などで、東芝の東電福島原発3号機の廃炉も、目途がついているころだが、まだ先が見えない。東北の復興でさえも、9年の間、さしたる成果を見せていない。


 理由・原因を、今では多くの国民はわかっている。安倍の嘘とIOC役員買収という犯罪行為で、獲得した東京五輪によって、新たな犠牲を強いられてきた。原発放射能垂れ流しと東北復興を犠牲にした、安倍の改憲軍拡のための長期政権の延命策としての五輪だった。


 2020年冒頭、安倍はとくとくと五輪開催にZ旗を掲げて、桜重大犯罪に蓋をかけたのだが、そこに天罰が落ちた。大陸から、新型コロナウイルスが襲い掛かってきた。それでも、五輪開催に執着して、まともな医療対策を取らなかった。今も、である。


 もはや打つ手はない。日本列島は、コロナ退治不可能な蔓延で、医療機関もお手上げのようだ。WHO工作も功を奏さず、すでに世界的大流行・パンデミック宣言をした。人モノのが止まり、原油の需要は激減、パンデミック恐慌が世界を押し包んでしまった。

 五輪どころではない。各国とも、生きるか死ぬかの防止対策に熱中している。


<「東北の小沢一郎・鈴木俊一は、森昌子と同等か」と国民の怒り殺到>

 この7年の日本政治を振り返ってみて、複雑な思いをさせられるのは、以上のような深刻極まる重大事態を目にしてきた、東北は岩手の小沢一郎や現在、自民党総務会長の鈴木俊一ら有力政治家が、人々を納得させるようなビジョンを提示、声を上げていないことだ。死に物狂いで、体を動かしている様子を感じることが出来ない、という不思議である。


 確かに、五輪が中止されれば政局に発展するという鈴木発言は、ややまともだが、この9年間、大馬鹿太郎の足元で、一体何をしてきたのか、今どうするべきか、を東北の人たちに叫んできていない。

 安倍にかしずいて、検察庁法違反を強行して、極右腐敗政権を擁護するような東京高検検事長の定年延長をした森雅子と、どこがどう違うのか。

 小沢にしても、ネットにごそごそと安倍批判をしているだけで、野党連合さえ実現できていない。

 結果的に、極右政権の延命に手を貸している、という批判に気づいていない。政治は命がけの仕事である。血税を懐に入れているだけと思われるようでは、本物の政治家ではない。


 鈴木も小沢も、東北人であるならば、どう行動すべきか、人々を安心させられるのか。決断し、行動をして、森雅子のような無様な政治屋に成り下がってほしくはない。


<佐川事件新証拠発覚・自殺した本人遺書がようやく露見>

 昨日のネットに、森友事件に絡んでの文書改ざんに関与させられた近畿財務局の赤木さんの遺書が、ようやく遺族の手によって明らかにされた。

 財務省中枢による近畿財務局の文書改ざん担当者の遺書の証拠は、圧倒的な重みがある。「犯人は佐川という当時の理財局長」であることが、遺書で判明した。この事件は振り出しに戻っての捜査となる。

 国税庁長官に昇格した佐川に、改ざんを強要したのは、安倍か麻生ということになろう。二人しての共謀か安倍夫妻と麻生の三者か、おそらく3人が関係していることがわかる。

 森友事件判決後に飛び出したことについて、遺族は恐怖で打ちひしがれていて遺書公開ができなかったという。やくざの脅しに屈したのだ。

 思うに、やくざにレイプ、性奴隷の挙句の果てに、逃げ出そうとしてドーカツされて、卒倒した「木更津レイプ殺人事件」の被害者も、声を上げることが出来なくて命を奪われた。

 悲劇の当事者が声を出せない、そこにやくざの脅しが関係するという日本社会が、自立できない日本人を形成している。集団主義という悪しき民族性も、そのラインにある。

 「権力とやくざ」「やくざと警察」の不浄な関係が、時に炸裂する中で、赤城夫人の決断に心から敬意を表したい。政治論では、安倍政府の衰退と関係している。


<「声を上げよ」の伊藤詩織さんに続け!>

 ノーベル平和賞の受賞者の「声を上げよ」は、近年の話題の国際的用語となっているが、沈黙を当たり前のようにして生きている日本人に対しては、強烈な刺激となっている。

 アメリカで、というよりも、日本の伊藤詩織さんのTBS強姦魔に対する怒りの声は、日本の女性史の1ページを飾るだろう。自民党の「女性議員を増やせ」は、第二の森雅子であろうから、とうてい納得できない。いざという場面での、自立する女性が日本社会最大の課題なのだ。

 その点でも、赤木夫人の声に心から拍手を贈りたい。彼女はやくざのドーカツに対して、即座に110番通報するだろう。

 法律は、声を上げる国民に対してのみ保護するが、声を上げない国民を守ってくれない。「木更津レイプ殺人事件」の悲劇は、そうして起きた。

 ただし、伊藤さんの声に法律は守ってくれなかった。安倍の不正腐敗による。中村格の仕業だけではない。安倍や菅も関与しているだろう。


<集団主義・沈黙のレイプ文化を返上する時>

 コロナ問題は、日本の集団主義の健在ぶりを、見事に露呈した。そこで改憲軍拡政権である自民党と公明党が暴走すると、どうなるか、あらかじめ予想される。

 「沈黙の文化」に山本太郎の政党が、気づいていることを確認した。「声を上げよ」である。伊藤さんこそが、日本人として初めて声を上げたヒロインである。


 女性の沈黙・自立しない女性こそがレイプ文化の、不浄な土壌である。やくざが跋扈する理由でもある。声を上げる女性は、今国会で山尾志桜里が登場した。知らなかったが、阿部知子も、問題の安倍・緊急事態宣言の法改正に棄権していたという。なぜ堂々と山尾と手を組めなかったのか?


 女性の弱点は、なぜか女同士の連携を好まない。対して、男にかしずく女は、男尊女卑を容認することだから、猛省と覚醒を呼びかけたい。


<安倍・自公内閣の失速は自業自得>

 暴政の長期政権は、とうとう自ら仕掛けた落とし穴に落ちてしまった。

 残るは、表からは見えない、野党による延命策のみとなった。野党によって支えられる政権は、戦前の翼賛議会そのものであろう。

 しかし、年金基金も莫大な損失を出し、五輪返上による経済損失も半端ではない。野党に力がなければ、自民党内の革新派の決起しかない。死に体の自公政府の再生は、全く想定できない。自業自得である。

2020年3月18日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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