クルーズ船「日本列島」<本澤二郎の「日本の風景」(3596)

<官邸犯罪もみ消し人を次期検事総長=永田・平河町>

 生き物も組織も頭から腐るという。今の日本の権力の中枢がそうである。ワシントンなどもそっくりだが、あちらには頭を替える力がある。78歳のバーニー・サンダースが1%を打ちのめすかもしれないが、日本には目下、見当たらない。


 クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」号にちなんで、クルーズ船「日本列島」と呼ぶべきであろう。安倍・自公官邸は、官邸犯罪もみ消し人役に、黒川という人物を次期検事総長に選んだ。暴挙もいいところだ。


 首相官邸が腐ると、乗船客にも感染して、生活を破綻させることになる。国連のWHOは「プリンセス号でコロナウイルス感染者が劇的に増えている」と嘆いている。中国どころか日本列島SOSである。


<池田を裏切って戦争三法+カジノ法強行=信濃町>

 途方もない公明党創価学会の池田大作裏切り行為は、2013年12月の時点で表面化した。木更津市の戦争遺児が「太田ショウコウは裏切り者だ」と断罪したのだ。理由は、戦争三法の第一弾・特定秘密保護法を強行した太田国交相に対して、彼女は池田側近を代表して怒りの声を上げたものだ。


 太田はその後も対中戦を想定したような、自衛隊参戦法と共謀罪を強行、安倍から途方もないご褒美を懐に入れたとされる。永田町の常識となっている。

 むろん、太田一人ではできない。背後で山口那津男率いる公明党の全面的な支援のお陰でもあった。


 官邸の頭が腐ると、そこに付着する枝も腐る。

 太田と交代した石井は、カジノ法を強行した。



<戦争党・毒饅頭党でいいのか>

 池田を裏切り、安倍の毒饅頭に満足する公明党から離反する動きもあるようだ。事情通の「創価学会に大金を献金した純朴な会員が返金を求めている。すでに返却した例もある」との話も聞いた。当然のことであろう。

 「最近は戦争党とか毒饅頭党と呼ばれている」という。「自民党に天罰、公明党に仏罰」は本当かもしれない。


 木更津の戦争遺児の叫びは、沖縄から野原善正の池田親衛隊が継承して、列島に燎原の火のようにこだましている。理事長を解任された正木のグループの巻き返しも、大きなうねりとなって、腐った頭に襲い掛かっているという。


 時事通信の世論調査だと、公明党支持率2・8%は、共産党や国民民主党よりも高いが、上昇とは無縁である。いずれは秘密口座が発覚するだろうから、腐った頭に平穏は無縁であろう。


<3分の2議席背景に極右グループを発足させた?公明党創価学会>

 人は安倍政治を「暴政」と呼んでいる。憲法違反を公然と演じているのだから当然のことなのだが、彼らは暴政の背景に関心を示さない。

 原因は、3分の2議席がすべてなのだ。自民党単独では得られない。いくら神社本庁や生長の家、統一教会がシャカリキになっても、到底手の届かない議席数である。


 無知蒙昧の徒の集団と言われる、上命下服の創価学会員の強力な支援による。だが、その力も陰りが見えて久しい。


 桜事件とカジノ汚職の発覚で、新たな正体が暴露されて安倍失墜、解散を強行する力を失ってしまっている。


 野党が結束して体当たりすれば、安倍陥落の場面であるが、救いは野党の力不足というよりも気力・気迫不足にある。


 そうした中で安倍の岩盤である極右が、安倍に反旗を翻したのだ。習近平国賓招待どころか、来日にさえ真っ向から反対していることが表面化した。数人と思いきや、実に50人近い自民党議員である。

 衆参とも比例当選者が目立つ。つまりは公明党創価学会の力で議席を確保したメンバーである。


 平和国民、日中友好の日本国民は、公明党創価学会によって、破憲の安倍暴政のみならず、反中尊皇派の第二青嵐会を誕生させた、このことを注視すべきだろう。頭が腐ると、大変な事態を招来させるものなのだ。

2020年2月16日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

安倍の岩盤崩落<本澤二郎の「日本の風景」(3595)

<モリカケTBS山口強姦魔救済事件、桜事件カジノ汚職に決起か>

 5年か6年前になるだろうか。中国の武漢大学のシンポジウムで、当時は聞きなれない日本の極右団体「日本会議」のことを話しかけたが、会場はポカンとして聞き流すだけだった。

 昨2月14日に初めて聞く「日本の尊厳」「国益を守る」という自民党極右代表が、官邸に乗り込んで、中国・国家主席の国賓どころか、来日そのものに反対する文書を突きつけた。


 安倍の岩盤の崩落を象徴する出来事であろう。アベ独裁を野党ではなく、右翼が押しつぶした格好である。安倍「死に体」政権を裏付けている。安倍の解散権は封じられたようなものだろう。


 右翼も、モリカケから始まってTBS山口強姦魔救済事件、そして桜事件とカジノ汚職にいらついての決起なのだろう。この日公表された時事通信世論調査は、支持不支持が逆転していた。

 安倍内閣支持率38%不支持39%、自民党24・3%、公明2・8%、維新1・3%。国民の政府への支持は、まことに心細いのだが、それに輪をかけての野党の沈下に救われている。国民民主党は政党として認知されていない。


 要するに、日本という国を、多数国民は支持していない。支持する政党なしは、実に60・6%である。日本の政府も国会も国民から見放されている異常・異様な国なのだ。


<2・26にかこつけての反中尊皇派・第二青嵐会>

 まもなく有名な日本軍将校らの反乱で有名な、2・26事件が目の前である。それにかこつけたものかどうか不明だが、令和の反乱に天皇が飛び出すことはできないので、安倍・日本会議が抑え込むしかない。出来るだろうか。


 この7年の自民党と公明党という、まやかしの右翼政党に興味を失ってしまったジャーナリストは少なくないだろう。

 国民の6割が、支持する政党がない異様な社会である。

 そこでモリカケ事件から、TBS山口強姦魔救済事件、ついで桜事件とカジノ汚職と続いてきた。これらの事件封じに、飼い猫の配下の検事を次期検事総長に祭り上げるという違法・脱法人事を、売国奴法相が強行、それを閣議決定という不当な手段で安倍が断行した。

 右翼もじっとして居られないのであろう。決起したのだ。

 ともかく出鱈目の連鎖、独裁もいいところだ。安倍の岩盤崩落も自然の成り行きなのだろう。


 はじめて安倍の地盤である右翼グループをネットで調べてみた。数人の仲間の会と思っていたが、なんと40人から50人もいるではないか。相当の資金力を見て取れる。30数人が名前を出しているが、安倍人事を考慮してか、隠れて参加している議員も。

 1973年ごろ発足した青嵐会の黒幕は、岸信介と蒋介石だったが、現在の第二青嵐会と呼べそうな極右の黒幕は、誰なのか。


<習来日反対、中国への5000円支援NO

 彼らは、習近平来日反対ということから、安倍・自公内閣と真正面から対決する構えである。

 隣人が困っている時である。少しでも励まそうという自民党の二階幹事長が決断したとされる、自民党国会議員5000円を、報酬から天引きすることに反対、彼らは支援しないことを打ち出して、二階のメンツをつぶしてしまった。


 年金生活庶民は貧しても、日本の国会議員は、世界一といわれる高額の報酬を懐に入れている。それでいて5000円なのか。みみっちい過ぎる支援だが、中国の人民日報ネット日本語版は、大きく報道してくれている。


 この際、せめて一人10万円支援を全国会議員に呼びかけたいが、どうだろうか。官房機密費をふんだんに悪用している安倍と菅は、このさい、100万円、1000万円を出してはどうか。


 意外な効果を期待できるだろう。巨万の富を懐に入れている中国の腐敗官僚も、すべてを吐き出すかもしれないのだから。


 日本国内の70万中国人や中国との友好を重視する日本人も、マスクを送り届けるなど賢明である。霞が関の官僚だって、5万円は出せるだろう。


 思想信条関係なし、隣人が困っているときは、手を差し伸べる、それが人間の道である。極右に振り回されてなるものか。ただ、政治論でいうと、安倍が終わりを告げている極右の反乱といえる。

2020年2月15日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

憶測渦巻くカジノ汚職<本澤二郎の「日本の風景」(3594)

<「菅訪米目的は米カジノ王との会談」なのか>

 ロッキード事件は、当時のニクソン大統領が田中角栄首相にロ機の売り込みを直訴したことが背景にあったが、今もうもうと煙が立ち込めて、列島を包み込んでいるカジノ汚職重大事件も、安倍・トランプ会談である。「カジノこそ日本の成長戦略」とほざいた安倍・暴政の一環である、と声を大にして断定したい。


 2019年5月の官房長官・菅義偉の訪米が、新たな憶測を呼んで、関係者の注目を集めている。

 日本の右翼メディアは「次期首相に向けての売り込み」とはやし立てていたが、さにあらず副大統領・ペンスとの会談は、菅の目的に蓋をかける役割を果たしたものだった!

 単なる憶測とも思えない。「菅はトランプの最大の金権・献金者のユダヤ系カジノ王のシェルドン・アデルソンとの密会が目的だった」というのだ。これが憶測に過ぎないものかどうか、いずれ判明しよう。


<横浜市長変身と菅の怪しい関係露見>

 秋田県のイチゴ農家出身の菅は、上京して夜間大学、ついで小此木彦三郎事務所の潜り込んだ。彼の採用を決めた人物を知っている。材木屋の娘である。小此木は、横浜を足場に、東京・永田町では、ロ事件のど真ん中にいた中曽根派に所属した。そんな小此木選挙を横浜で支えた菅は、今では神奈川県を代表する政治屋として、河野太郎や小泉進次郎を配下に従えている。


 7年有余、官邸の金庫・官房機密費を牛耳ることで、安倍を凌駕する勢いである、と持ち上げる御用記者も少なくない。


 事情通は「菅が訪米を終えて帰国すると、横浜市の女市長が変身した。カジノ推進派になって、自身の公約を反故にした」という。


 横浜市長と菅は、カジノ強行で連携を強めている。そんな矢先にカジノ汚職で、秋元司というネズミ一匹が逮捕されたが、黙秘を貫いた彼の強気の背景は「もっとすごい汚職人物がいる」という逮捕前の一撃に、菅と安倍が頼りにしている東京高検検事長が恐れている?


<安倍・トランプ会談で実現したカジノ法強行>

 米誌ニューズウィークも書いている。2018年10月11日号で「トランプー安倍会談 大口献金者のため、米カジノ大手日本参入を要求」と報じた。


 アメリカは、御用新聞テレビばかりではない。NHKや読売・産経・日経ばかりではない。日刊ゲンダイのような権力監視の出版物も少なくない。


 トランプの飼い猫になって安倍晋三が、カジノ法を強行成立させたのは、2019年2月。安倍ートランプ会談が2017年2月10日。安倍は2年後にトランプとの約束を守った。日本も情けない。

 田中の旅客機はまだしも、カジノを強行した戦後最悪の安倍という屑政治屋に怒りを覚える。


 会談の夜、トランプはホワイトハウスにアデルソンと夕食を共にしている。「安倍は相性がいい」と絶賛したようだが、内心では「俺の言うことは何でもイエス。大馬鹿野郎の犬か」と満足したのであろう。

 大口献金者の要望を果たすというトランプ、加計孝太郎の要求に国の政策で応じた安倍に共通項がある。


 いうまでもなく、カジノはまともなビジネスではない。人間を狂わせる。家庭を破壊する。悲劇をまき散らす。健全な国家はカジノを容認しない。子を持つ親は大反対だ。


<安倍と一蓮托生の公明党創価学会>

 カジノ法は国交相が担当大臣だ。7年有余、公明党創価学会が独占している利権ポストだ。

 太田ショウコウは戦争三法を強行する安倍の飼い猫に徹した。カジノは石井とかいう悪党が、これを強行した。


 散歩中、創価学会公明党の宣伝ポスターと出くわす。そこには「教育」という文字が浮かぶ。教育を重視する公明党宣伝であるが、これは詐欺行為に値するポスターであろう。


 池田大作が今どうしているのか、門外漢には不明だが、彼が健在であれば、いまの公明党創価学会の政治に対して、怒りでもって卒倒してしまうであろう。


 人間の裏切りをナベツネで知った。だが、宇都宮徳馬の平和軍縮論は健在である。誰も反対できない。帆船日本丸がいいに決まっている。武器弾薬で狂喜するのは、財閥1%である。


 ともあれ、池田がまいた公明党創価学会は、安倍・ストロング・ナショナリストと一連托生である。このことに気づかない純朴は会員が哀れでならない。


<口封じ!秋元司の黙秘保釈の裏事情>

 安倍・桜の衝撃を少しでも癒そうとしてか、東京高検検事長はカジノ汚職に手を付けた。しかし、3匹の巨悪には手を付けない。その約束で、ネズミ一匹で始末をつけて、犯人を保釈した。

 逮捕前の秋元の証言に関心が集まっている。

 「三匹の巨悪とは菅とカジノ議連会長の細田、もう一人が幹事長の二階と言われている」と清和会OBが打ち明けてくれた。「気の小さい細田は派閥の掌握どころか、事務所で震え上がっている」という。

 「菅と安倍は一体だから、正確には4匹だ」とも。


 すでに日刊ゲンダイや一部週刊誌が、逮捕前の秋元の証言を紹介している。

彼は三羽烏と呼んでいるが、彼らは法外な金を懐に入れているというのだ。これは事実に相違ない。


 参考までにいうと、米ラスベガスのラスベガスサンズのカジノ王・アデルソンは、トランプ選挙に2000万ドル、大統領就任式に500万ドルを献金している。


<稲田・検事総長と黒川・東京高検検事長の対決の行方>

 安倍・菅のコンビは、財政法違反や桜事件の告発に対して、これを受け入れようと正義・中立を重視する立場に傾倒している検事総長の稲田と、他方、安倍と菅がテコ入れしている東京高検検事長の対決の行く方が注目される。


 次期検事総長含みで、定年の延長を閣議決定した暴挙に、心ある国民は強く反発している。法曹界も動き出した。日弁連も決起するだろう。


 国粋主義者の長期政権は、とことん腐敗する。犯罪首相を葬れ、との世論は、当然のことながら増えている。

 友人は、検事総長周辺に正義を真っ当せよと激励の電話までしている。

 「稲田立つ」という当たり前の場面が起きてくれば、この国はかろうじて救われるかもしれない。

2020年2月14日記(東京タイムズ元政治部長・政治評論家・日本記者クラブ会員)

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