本澤二郎の「日本の風景」(5228)

<トランプは幸運か悪運か=バイデンは不運?>

生き物には運・不運が付きまとっている。こればかりは宗教も手が出ないが、一応は屁理屈をつけて信者を説得する。2年前に安倍晋三を銃撃した犯人は、警察もお手上げのようだが、真犯人はプロの狙撃手だから徹底して調べれば、突き止めることができるかもしれない。山上被告の花火銃からの弾ではない。

普通の人なら誰もが知っている。組織的な犯罪である。存外、安倍銃殺チームは権力の中枢に存在すると思われるが、この場では言及しない。


暗殺未遂のトランプは幸運な政治家人間に違いない。あるいは悪運が強かった?どうやらバイデンは、11月の本選挙で苦杯をなめるかもしれない。世界の政治指導者は青くなっているが。ロシアは喜んでいる。ロシア・ウクライナ戦争を止めることができるかもしれない。もうそれだけでトランプは高い評価を受けるだろう。

バイデンはコロナに感染してしまい、目も当てられない有様だ。異常な物価高に大衆は反発している。再選はますます遠のいている。


<日本の対応=自立する好機=米軍基地撤去・日米安保破棄?>

危機はチャンスだという。バイデンは43兆円の戦争準備の岸田に狂喜して、国賓待遇でワシントンに招待した。トランプは43兆円に満足しない。「もっと金を積め」と襲い掛かる。

むろん、日本国民は街頭に出て反対デモで応戦することになる。そのさい、賢い政府が誕生していれば、危機をチャンスに生かせるのだが。無理だとあきらめないで、必死に汗をかくことを勧めたい。


「43兆円以上は無理だ」などと言わないで、さらに踏み込んで「GDP1%以上は無理だ。財政が完全に破綻する。米国債をすべて売却するけどいいか」と徹底抗戦するのである。トランプが「それなら沖縄などの米軍基地を撤去する」と言わせれば勝負あり。

米兵の無数の強姦事件はなくなる。日本の警察・検察は、やくざ暴力団追放に本腰を入れられる。沖縄の悲劇は解消されるだろう。

「日米軍事同盟を破棄するけどいいか」と言わせれば、もっと素晴らしいことになる。日米安保破棄ともなれば、日本は戦後80年にして独立国になれる。アメリカの属国という情けない地位を放棄できるだろう。


日本外交の軸足をアジアの日本にすることができる。日本国憲法の求める本来の姿である。トランプの善政は、円高による米国のインフレ退治。バイデンの失政を跳ね返そうとする。1ドル100円程度に戻すと、日本の物価高も収まって消費が伸びる。経済の好ましい循環が生まれる。消費税廃止ならもっといい。


<アメリカ第一に日本第一で互角の日米関係構築の21世紀>

武器弾薬と戦争で経済を転がして暴利を手にしてきたアメリカは、昔のことである。バイデンの失政は、二つの戦争を同時にこなすことで、地獄への道に突き進んでいる。そこに日本を引きずり込んで、世界を混乱させている。

バイデンはワシントンから去るしかない。世界はトランプにかすかな期待をかけるしかない今日である。アメリカ第一主義に対して、日本は日本第一主義で応じることで、夢物語が現実のものになるかもしれない。

日本に政党らしい政党と政治家らしい政治家を誕生させることで、日米対等の21世紀を切り開く時であろう。

2024年7月19日記(茅野村の憲法仙人・日本記者クラブ会員・外交評論家)


https://www.sankei.com/article/20240714-4TOEHCIQBVOJ7O5US3YVESWRLQ/

https://www.bbc.com/news/videos/c3gwngv2e79o

https://www.thegatewaypundit.com/2024/07/just-eyewitness-tells-bbc-reporter-he-saw-trump/ 

【ワシントン=大内清】米共和党のトランプ前大統領が11月の大統領選に向けた選挙集会で発砲を受け負傷した事件で、米BBC放送は7月13日、現場近くの建物の屋上にライフル銃を持った男がいるのを目撃した男性のインタビューを放映した。男性は、銃を持った不審な男がいることを付近の警官やシークレットサービス(大統領警護隊)に伝えたにもかかわらず、犯行は防げなかったと語った。男性は、東部ペンシルベニア州の会場でトランプ氏の演説が始まった数分後、男が建物の屋根にライフルを持ってよじ登るのを見つけて警官隊にその情報を口頭で伝えたり、男を指さして離れた場所にいる警護隊に警戒を促したりしたという。しかし、その後もトランプ氏の演説は続けられ、数分後に「5発の銃声」が響いた。直後に男は駆けつけた要員によって射殺された。男性は、この男がトランプ氏を狙撃したのは「100%間違いない」と語った。

【ワシントン共同】米ホワイトハウスは17日、バイデン大統領新型コロナウイルスに感染したと発表した。

命を懸けた兵庫県元局長に敬意=知事失脚は必然 斎藤元彦・兵庫県知事のパワハラ告発後に死亡…元局長が受けていた“個人攻撃” 告発文書で名指しされた“4人組”を直撃

本澤二郎の「日本の風景」(5228)

<公的機関の命の水調査・検査にデータ改ざんあり!?>

安倍晋三の森友事件を忘れていない国民は多い。そこでの一番の驚きは、国民の税金で働いている官僚がデータを改ざんして、警察と検察が安倍を守ったことだった。国民の国民による国民のための政治は、どぶに捨てられていた。官房長官だった菅義偉は、その真相のすべてを知っている。その犯罪人が次の首相を作り出そうとしている?自民党は国民政党ではない。まともなジャーナリストはそう信じている。


菅は、安倍事件もみ消し役として後継者になれた悪人政治屋である。菅の御用記者に聞きたい。元NHK記者の岩田もよく知っている御用記者の典型人であり、ジャーナリストに値しない。むろんTBSの山口強姦魔は人間の屑である。


言いたいことは公人が、国民のためでなく自身のために悪いことをしている。そして犯罪を隠すためにデータを改ざんする。同じことが千葉県でも繰り広げられていた!その証拠を袖ヶ浦市の住民がしっかりと手にした。これはスゴイことであろう。銅線被膜洗浄工場の日高金属が垂れ流した汚染水の水質調査で判明した。


<袖ヶ浦市・日高金属の排水検査に三者三様の数値!>

愚かすぎる市民の多くは、まだ同市環境部の偽りの検査を信じていることが悲劇的事実なのだが、賢くなった住民は同じ汚染水の検体を、3か所で実施することに成功した。日高金属自身の検査と市当局の検査、そして利害関係のない県外の検査所だ。

同じ結果が出れば、問題はない。水質検査技術はほぼ100%確立している日本である。だが、結果は違った。天地ほどの開きが出た。既に詳細は本ブログで報告しておいた。


<利害関係のない第三者機関=水銀など基準の数倍>

あの水俣病で知られる水銀の数値が、基準の数十倍、それも3年前から垂れ流されていたことに同市林・高谷地区の住民は腰を抜かした。清流・松川から魚や蟹の姿が消えてしまっていた。

地下水のみならず水田や畑を潤すどころか、4、50万人市民の飲料水に利用されている。

以上のデータは、千葉県外の業者の測定である。


<袖ヶ浦市環境部長は「2年前から水を買って飲んでいる」>

知らぬは市民のほとんどだ。林・高谷の対策委員会は、事柄が「命の水」ゆえに、環境部長に怒りの抗議をした。すると問題の環境部長のSは「私はもう2年前から水は買って飲んでいる」と水道水が汚染していることを認めた。


市民は水銀水を飲まされ、市の幹部は水道水を使っていなかった。猛毒の水道水を認めたのである。小櫃川から取水する広域水道水は、君津・木更津・袖ヶ浦・富津と市原市と千葉市の一部の市で利用しているのである。


<千葉県の天下り財団は全て合格・問題なし>

袖ヶ浦市は検体を千葉市の事実上、県営の財団で検査した。そのデータはほとんど基準値以内だと公表した。民間の利害関係のない水質検査会社との数値の落差は、あまりにも開きがあった。この二つのデータは、一部大手新聞の千葉支局記者の手にも渡っている。


数日前の7月7日の千葉版でも大きく報道され、波紋を呼んでいる。財団の登記簿を取り寄せると、なんと代表理事も理事も袖ヶ浦市出身。代表理事は千葉県の天下り、しかも現職の同市環境部長が財団の理事になっていた!この驚くべき人事から不正行為が容易に出来る構造が存在した。いうなれば、この問題の財団は、公的な冠をかぶった犯罪組織そのものだった。


ちなみに日高金属自身の調査は、木更津市の業者。こちらは銅の数値が少し高めに出ていた。具体的な数値は、地元対策委員会(御園豊委員長=元水田三喜男秘書など歴任)に問い合わせるといい。


<PFAS全国調査に国民は不安>

目下、日本政府は水質汚染の主役に躍り出たPFASについて、やっと全国調査の方針を打ち出したのだが、果たして正確なデータを公表するのかどうか?

日米安保にも絡む。見方を変えれば日米安保破棄の好機でもあるのだが、バイデンのポチの政府に期待できないと見られている。現に元凶である米軍基地内のPFAS調査は不十分で不徹底なものばかりである。木更津駐屯地など自衛隊基地にもメスが不可欠だ。日本国民と議会・司法・言論が正念場を迎えていることでもある。日本国民らしい日本国民の台頭と無関係ではない。

2024年7月18日記(茅野村の憲法仙人・日本記者クラブ会員・暴力団追放国民会議)


<恐ろしい米軍基地に対する政府配慮!?>

沖縄で米軍による基地汚染を監視するNGO「IPP(The Informed-Public Project)」代表の河村雅美さん。嘉手納基地周辺で深刻な汚染が明らかになってから8年がすぎ、汚染を裏づけるさまざまなデータが示されてもなお、日米とも嘉手納基地が汚染源であると認めていない。


本澤二郎の「日本の風景」(5227)

<日本がつくった尖閣危機=植草一秀解説>

「現実に論争が存在することを認めながら、この問題を留保し、招来の解決を待つことで、日中政府間の了解が付いた」(読売)と双方の知恵者が考えついたものが、国交正常化後の尖閣問題だ。鄧小平の知恵であろう。

経済評論家の植草一秀は、月刊誌「紙の爆弾」8・9月合併号で紹介しているが、全くそうである。いい意味での棚上げ論だ。ところが、2010年6月8日に発足した民主党の菅直人内閣が、あろうことか「尖閣諸島に関する我が国の立場は、尖閣諸島をめぐり解決すべき領有権の問題はそもそも存在しないというものである」と閣議決定。それまでの日中両国政府の合意を一方的に破棄した。背後の蠢きを知りたい。


筆者は気付かなかった。個人的にその理由があった。この年の4月7日、最愛の息子が東京・品川区の東芝病院に緊急入院、診断の結果、誤嚥性肺炎の治療で1週間の入院と決まったものの、入院数時間後に医師と看護師の予想外の患者放置という怠慢で、痰がのどに詰まって窒息死。院内での孤独死に衝撃を受け、数か月間立ち上がれない状態だった。

しかも、初歩的な看護ミスに東芝側から反省も謝罪もない。そのことで父親の精神は壊れかけていた。刑事告訴するほかなかった。息子の運命に悲嘆にくれる毎日だ。重過失の医師・看護師らへの怒りで、永田町の様子を監視する余裕などなかった。当時は、菅内閣の恐ろしい決断に気付かなかった。今振り返ると、菅直人の対応に怒りがこみ上げる。1年後の311処理もそうだったが、民主党政権も安倍内閣に準じてお粗末な政権であったことが分かる。看板を変えても駄目な政党なのか。


海上保安庁巡視船が閣議決定に即応したことも。尖閣周辺で中国漁船を追いかけ回すテレビ映像は記憶していたが。それも3時間に及んだ追跡劇。無防備の中国漁船を確保し、船長を逮捕するという暴挙に及んだ。明白であろう。日本が緊張をつくりだした重大事件である。「緊張がなければ緊張をつくるんだよ」との宇都宮徳馬の言動を、実に分かりやすく菅内閣は演じたのだ。市民派の菅を少しはましな政治家と思い込んでいたのだ、彼も現在の岸田と変わらないではないか。

それにしても、何ゆえの閣議決定だったのか。ワシントンの指示だったのか?これを新聞テレビはどのように報じたのか。


<民主党も安倍・清和会政治とそっくり>

民主党も自民党右翼内閣と変わりないのか。植草は、これのいきさつをウィキリークスが暴露していたと深堀り解説する。それによると、仕掛け人は「当時の国交大臣の民主党右派の前原誠司」。記憶に間違いがなければ、彼は確か北京滞在中、ホテルでいかがわしい行為を、公安警察に見つかった恥ずべき御仁ではなかったか。「北京の恥を尖閣で?」でなければ幸いだが、かなり怪しいものだ。


ウィキリークスの暴露は続く。党内右派や霞が関・ワシントンは、民主党鳩山由紀夫内閣の沖縄・普天間基地の県外移転計画を快く思っていなかった。

自立外交を目指す鳩山由紀夫内閣を、憲法ジャーナリストは大いに評価している。ところが同内閣の2010年2月2日、ワシントンの国務次官補のカート・キャンベルが来日し、小沢一郎と面会したあと、ソウルを訪問した。帰国すると彼は米国政府に対して「現在の鳩山・小沢ラインから菅・岡田ラインに変える」との物騒な報告をしていた。キャンベルは、小沢と会う前に前原とも面会していた。そのさい「小沢は相手によって話しの内容が変わるので注意してほしい」と進言したり、沖縄知事選にも言及するなど、怪しい動きを見せていた。前原はワシントンの犬だったのか。


案の定、5か月後にキャンベル報告通り、間違いなく菅・岡田ラインに移行している。鳩山・小沢体制を崩壊させるために、政府与党内のワシントンの犬たちと新聞テレビが連携した、鳩山おろしが見て取れる。鳩山の普天間基地の県外移転計画に与党内・霞が関・ワシントンと言論界が連携して、鳩山と小沢を罠にかけていた。それに検察も動員して!自民党の派閥抗争と同じような、ワシントンを巻き込んだ民主党内の権力抗争だった。


<尖閣漁船事件とウクライナ・ロシア戦争の手口>

植草は、ウクライナ東部のドネツク・ルガンスク両州で起きた内戦と収拾のためのミンスク合意、しかしウクライナが一方的に破棄したことにも言及する。対ロ強行派新大統領のゼレンスキーを誕生させるや、ミンスク合意を破棄して、プーチンとの軍事対決に引きずり込む。背後のワシントンの暗躍による準備が整ったことを意味する。まさにウクライナと日本の菅内閣の手口はそっくりである。


バイデンはNATOをまとめるだけでなく、その資金を日本の財布に委ねる。岸田がワシントン戦略に今も乗っていることからも理解できる。それに新聞テレビが宣伝し、ロシア叩きとウクライナ支援の合唱である。岸田も菅も安倍・小泉らと同じムジナだった。属国日本である。


ワシントンと民主党内の反鳩山の連携下、忽然と日本政府が尖閣棚上げ論を反故にすることで、日中関係は対立へ。菅・前原の野望に突き動かされるワシントンでもあったのか。財閥はむろん、ワシントンと菅・前原組に塩を送る。緊張・利権が転がり込む。その大金は決まって大衆の財布から絞り出される。国民総動員でウクライナ支援をしながら、中国を封じ込めていく。なんということか。


田中・大平の自民党護憲リベラルが、東アジアの平和と安定のために実現した日中友好の輪を、民主党がそして安倍と大平派・宏池会の岸田が破壊する!ワシントン主導の中国封じ込めの策略始動に、民主党右派と外務省右派が率先して飛び込んでいたのである。


<極右三文作家・石原慎太郎と偏狭な民族主義・松下政経塾の野田佳彦による尖閣国有化で日中破局>

緊張がなければ作り出せばいい、を地で行ったような尖閣国有化の最終稿を強行した人物は、安倍側近の極右の三文作家で知られる石原慎太郎と、菅後継内閣の野田佳彦。尖閣の国有化が決断し、日中関係は破局を迎えてしまった。無念の極みである。

大平正芳と田中角栄が命を懸けた日中友好は、砂上の楼閣だったのか。日中友好をライフワークにしてきた凡人ジャーナリストは、天を仰ぐしかないのか。


日中分断による政治的効果は、一つには改憲大軍拡を期待する偏狭なナショナリズムが列島を覆い、二つには財閥・軍需産業とカルト的宗教極右団体の日本会議を狂喜させる。三つめは自民党を制圧した神道政治連盟・神社本庁の国家神道復活も浮上させる。宗教右翼の台頭は、靖国神社を狂喜させ、戦争への道を突き進むことになろう。腐敗の自衛隊幹部らの靖国参拝の意味するものは何か。考えなくても分かる。対抗して中国は、強権の終身国家主席体制で対抗している。


日中友好はアジアの平和と安定の基礎である。その破綻は特に東アジアに不気味な緊張の網がかぶさる。既に愚かな岸田内閣によって43兆円の戦争準備が始まっている。防衛省は台湾有事のシナリオを繰り返し机上演習している。一触即発の日本海に追い込んでいるではないのか!


目の前の日中対決は、日本がつくり上げ、始めた戦後最悪の外交失政である。ワシントンは後方支援?野田の尖閣国有に拍手し、銃撃で倒れた安倍の追悼演説した因果は深い!!

2024年7月17日記(政治評論家)


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