本澤二郎の「日本の風景」(4943)

<小渕恵三内閣官房長官・青木幹雄は罪人か>

昨日は珍しい来客と予想外の話題で、楽しい時間をつぶすことができた。彼はもう70代、土建関係の仕事に従事してきた。「土建はブラック」とか「やくざさん」という言葉から「無知の知」を思い知らされた。人間には表と裏がある。自身を振り返ってみてたとえば、当初ツネ(渡辺恒雄)が心酔した中曽根康弘について「保守改革派」と勘違いして記事を書いた。彼のライバルの松野頼三は「銀座を走る壊れたキャデラック」「遠くから眺めると富士山は美しい。近くだと石がごろごろして醜い」などと見事に評した。岸信介・佐藤栄作兄弟を知悉する松野の人物評は大いに参考になったが、土建関連企業がブラックと明かしてくれた点は、昨今の房総半島・君津郡市の地方政治を眺めていると、文句なしに頷ける分析であろう。


本日は竹下登に食らいついて、後継者の小渕恵三内閣の官房長官になった青木幹雄を、政治論で論じようと思う。竹下・小渕・青木はいずれも早稲田の稲門会。森喜朗もそうだった。したがって森が小渕の後継者になっても不思議ではなかった。当時の新聞テレビの判断だったが、主役の青木はとんでもない政治的な過ちを犯してしまった。森は自民党極右の清和会人間で、岸を尊敬していた。A級戦犯の戦争犯罪人に傾倒していた。したがって侵略戦争の精神的支柱として戦争犯罪の中心的機関の国家神道(敗戦後は神社本庁)の熱心な信者でもあった。この点では松下幸之助の政経塾と同様である。

戦争神社である靖国神社参拝派のため、戦後の国際協調主義の日本国憲法に違反する。戦後は憲法破壊勢力の中心に位置して、保守合同後の自民党に神道政治連盟として巣食った極右の牙城でもあった清和会。善良な国民は清和会の政治家とは、利権で結びつかないとなじめない派閥だった。

岸はいったん後継者の福田赳夫を指名するが、福田も政権を降りると岸との関係はこじれる。岸が娘婿の安倍晋太郎に派閥を渡せと迫る中で、福田は側近で岸に近かった田中龍夫(田中義一元首相の息子)とともに抵抗する。清和会秘書会の幹部は、何度も福田が安倍を面罵する現場を目撃している。

中曽根は、ライバル福田との確執がひどかった関係で、後継者に竹下を指名した。政権は竹下の経世会主導で進行、改憲や反中外交は影を潜めたのだが、小渕急死の場面で青木は、清和会の森にバトンタッチして日本を殺す。極右改憲軍拡政治・お化けのような「神の国」神道カルト政治が表面化した。


<宏池会加藤紘一の森打倒失敗=自民党を極右片肺内閣へ>

神道カルト政治に一人挑戦した人物が現れた。護憲リベラルの宏池会は大平正芳の秘蔵っ子・加藤紘一だ。彼が「神の国」政権にかみついたのだが、なんと抑え込んだのが側近の谷垣禎一らだった。中曽根とツネ言論も加藤の乱を封じ込めてしまった。日本の悲劇はここから始まる。


<小泉純一郎の安倍擁立の黒幕は田布施信仰>

小泉純一郎は田中角栄の娘・真紀子まで巻き込んで森の後継者になると、真っ先に靖国神社参拝を強行してアジア諸国に衝撃を与えた。小泉の成果というと、郵政の民営化と思われているが、政権の裏側では神社本庁が台頭していた。その証拠が後継者に安倍晋三を誕生させたことだ。

鹿児島の田布施から山口県の田布施への政権移譲である。この田布施が何か、極右政治の原点を知るためには、ぜひとも理解する必要があろう。逆に言うと、安倍銃撃事件の狙撃者は反田布施派の仕業とも読める。 

日本と半島の古い歴史が分からないと、天皇政治も見えてこない。中国・朝鮮半島の歴史を知る必要があろう。岸や笹川良一・児玉誉士夫・文鮮明ら韓国・朝鮮人脈を活用した米CIA工作のすごいところだ。凡人ジャーナリストには手が出ないのだが、言えることは日本国憲法・戦後民主主義が破壊されていることになろう。


そこへ言論界からの改憲派・ツネの暗躍が絡むことで、この国は経済的衰退と外交的危機即戦争の危機へと突っ込んでいる。もちろん、金利ゼロと円の異次元緩和による円激安政策と日銀の株買い占めによる株高で、財閥は途方もなく潤って笑いが止まらない。この事実を新聞テレビは報道しない。報道規制にツネの暗躍を指摘できるだろう。岸田文雄が現状を利用した解散にあせる理由でもあろう。

国民生活は物価高と低収入でぼろきれのように捨てられている。青木幹雄の罪は絶大である!


<護憲リベラルの宏池会破壊者=清和会のカルト神道とカルトの統一教会>

今回の改造で岸田は、加藤紘一の娘を入閣させた。小渕の娘を党の選対委員長に起用した。そして不可解な林芳正外相更迭と上川陽子起用。米国では野党共和党がウクライナ支援予算をはじいた。むやみな予算拡大にブレーキがかかった。日本は際限なく銭金が印刷されていながら、それでも政治屋も言論界も沈黙している。

以下に昨日流布された記事を添付したい。


「青木さんの心残りは、小渕さんのお嬢さんのことだと思います。あなたの夢、希望が叶うように、最大限の努力をする」

8月29日、港区芝の東京プリンスホテル「鳳凰の間」で、今年6月11日に89歳で亡くなった元官房長官・青木幹雄の自民党葬が開かれた。86歳の森が弔辞で述べた「青木さんの心残り」とは、すなわち、小渕優子を総理大臣にすることにほかならない。


口はただである!そういえば極右・石原慎太郎も晩年、突然田中角栄礼賛本を出版した。政治屋は嘘の連発だけではない。日本を殺している!

2023年10月3日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


本澤二郎の「日本の風景」(4942)

<地方創生空回り=千葉県はやくざ支配の核汚染ごみで窮地>

2014年4月のやくざ浜名による「木更津レイプ殺人事件」で非業の死を遂げた戦争遺児・K友子さん追及取材をしていたおかげで、やくざが事実上支配する房総半島の悲劇に目を向けることができた。K友子さんの無念を必ずや晴らしてやるとの決意は俄然、強まるばかりだ。


巷では入れ墨やくざが、出家して坊主になったり、牧師に変装して悪行を積み重ねていることも常態化している。いわんや創価学会公明党の信者・党員に化けて、介護施設を経営しながら強姦性奴隷殺人をしていた入れ墨やくざ浜名の生まれは、ハマコーや倅と同じ富津市。


それにしても「地方創生」と聞いてあきれる。石破茂などはこのポストを自身のために活用していたが、何のことはない。やくざ社会を列島にはびこらせただけであろう。岸田文雄は首相としてハマコーの倅を「43兆円戦争準備」のための防衛相に起用した。しかし、ついに週刊文春が親父のやくざ人脈をそっくり継承していたことをスクープした。先の改造で更迭せざるを得なかった。


天命なのか?やくざが跋扈する千葉県・房総半島に浜田靖一打倒の旗を掲げた樋高剛が飛び出した。「防弾チョッキをつけてマイクを握る」という覚悟だ。それでもかつては平和・福祉を叫んできた公明党創価学会が浜田支援を継続するだろうか。重大な関心事となっている。


そして今また311福島東電の核汚染ごみが、こともあろうに君津市の水源地に続いて袖ヶ浦市林・高谷地区の水源地にも埋設されていた!ガン多発地区の地元住民が市の放射能測定器で見つけたのだ。千葉県知事の熊谷俊人も袖ヶ浦市長の粕谷智浩も蓋をして、いまだに調査もしようとはしていない。参院行政監視委員会の青木愛が現地を視察しても、双方とも無視したことも発覚した。案の定、二人の背後にやくざ政治屋ややくざ系産廃業者がまとわりついていることが判ってきた。

熊谷も粕谷も利権行政の中心人物かもしれないという疑惑もささやかれている。市・県の環境行政の役人の内情に県民の注目が集まっている。それは核汚染ごみである!


<「袖ヶ浦市民が望む政策研究会」も全戸チラシ配布でZ旗>

「自民党の平河町も公明党の信濃町も腰を抜かしている」とのささやきも漏れてきた。やくざと縁を切るのか?統一教会問題と同様、国民の関心事である。

ついに袖ヶ浦市の市民団体が決起した。「若者よ!怒りの声を挙げよ」「有権者全員が投票してやくざ排除の民主的な行政を実現しよう」と呼び掛けている。

この種のチラシを全戸に配布する!これはすごい市民運動である。地元では圧倒的な「人徳の人」と定評のある関巌元木更津高校教師。


<「大気と水は人権4市市民連絡会」も連動、浜田系市長打倒に決起>

木更津・君津・袖ヶ浦・富津と市原市姉崎の水道水に汚染疑惑が噴き出している。すでに住民の反対にもかかわらず浜田系市長によって水道事業が民間に委ねられてしまった。水道料金の値上げと汚染水道水により30万、40万人が安心・安全ではなくなっている。


「大気と水は人権」と叫ぶ4市市民連絡会も連携している。小櫃川を水道水として利用している市民の命の源は、すでに悪徳産廃業者によって1万トン以上の核汚染ごみが投棄され、いまだに法廷闘争が続けられている。

これに加えて袖ヶ浦市林地区の核汚染ごみなどが清流だった幽谷の松川を経由して小櫃川へと合流している。東京湾の河口に近い場所が水道の取水口。ここでシラス漁をしていた漁師は「2年前からシラスが全く獲れない。明らかに小櫃川は毒に汚染されている。水道水も安全と言えない」と明かしている。


筆者は、以前から怪しいと察知して、近くの山から噴き出るわずかな水を10キロの容器に汲んできてご飯を炊いている。今どきは蚊に食われながら大変だが、健康第一ゆえに水道水は洗濯や風呂専用である。

林地区の住民の中には、水を買って飲んでいる人もいる。問題の核汚染ごみに周辺の農家は、ガン患者で泣いている。悲惨極まりない。


<市民党で11・12選挙勝利に向けて候補者調整中>

いま市民団体や一部の市幹部らが11月12日投票の市長選の候補者を調整している。前回は浜田系候補の粕谷が9755票で当選したが、敗北して福原7495票、塚本7175票。投票率は47・33%。

市民党が名乗りを上げれば、大半の無党派層が投票すると現職の粕谷を軽く超えて圧勝することも想定されている。水源地に核汚染ごみが不法投棄されても沈黙する市長、質問さえしない議員ばかりのやくざが支配する袖ヶ浦市である。


11・12選挙勝利の女神が市民党候補に微笑みかけている。

2023年10月2日記(反骨ジャーナリスト・政治評論家)


粕谷批判チラシ.docx最終校正版 (004).pdf(527.4KB)2023年9月水道・埋め立て確定版3.pdf(813.8KB)

政策研会員/大気と水は人権4市市民連絡会会員/協力者様

BCC並びに重複失礼します。 関です。明日の袖ケ浦市内全域の新聞折り込みに別紙のチラシが入ります。この中で今秋予定されている袖ケ浦市長選の立候補予定者を募集しております。粕谷市政の4年間は市民に沿った市政を行ってきていませんのでどなたかいませんか。


本澤二郎の「日本の風景」(4941)

<溶解・漂流する世界の暗闘>

西洋の工業化と科学がついに地球を破壊し、気候変動による異常な温暖化を招き寄せてしまい、それを解決するどころか核科学は追い打ちをかけている。このまま人類は滅んでしまうのか。個人的にも今夏の猛暑は堪えられたが、来年以降はどうなるか。誰も自信がない。米国発の生物兵器・コロナウイルスはいまも猛威を振るっている。大気も水も地球は、核で汚染され続けている。


ロシアとNATOの戦争を「西欧の没落」と決めつける報道が現れたが、正確には「地球の没落」である。日本はたとえば「異次元の金融緩和」という、日本の価値を政治的に墜落させるアベノミクスを10年以上も続けて、異次元の物価高を生み出している。それでも言論も議会も、政府・日銀の暴政を批判さえできないでいる。国民生活は破綻し、財閥株屋と投機筋を肥え太らせる、異次元の格差社会を作り上げてしまっている。


他方で、民衆に目を向ける政治勢力が誕生しないこの国の没落過程において、若者どころか老人を含めて、人々は自暴自棄に陥っている。はては「いくらでも国債を発行してもいいのだ。国民は関係ない。どんどん借金すればいい」という暴論までが飛び出し、反対すると「財務省信者」という途方もないレッテルを貼られる。日銀の黒田東彦と同じ学者馬鹿も「物価の番人」という使命を放棄して、財閥にひれ伏している日本の衰退もただ事ではない。21世紀の財閥解体論も表面化してきた。


そんな時に311の核の汚染水を海洋投棄するという暴挙を強行した東電原子力ムラと日本政府。「汚染水をたれ流すな」という国際常識に対して、反対に非国民のレッテルを張るナベツネ配下の言論界は、当たり前の批判国に謝罪するどころか、逆上したかのように「非科学的」と追撃して恥じない。自らの非を棚上げして、反対国を血祭りにする、いわゆる偏狭なナショナリズムに戦前化した日本を感じる。恐ろしい事態は欧米どころかアジアでも起きて、第三次世界核戦争を待ち受けている!


<久しぶりの北京だより>

先ごろ雑草刈りと樹木の伐採を業者に2日ほど依頼したところ、1日1万5000円の労賃。周囲から「高い」と指摘された。昨日は末っ子が草刈りをしてくれ、大分畑も整理できた。主も鎌を持ち出して大地と格闘した結果、大好きな茗荷を4個見つけた。まじめに生きている息子の前途に明るい希望がないのが悲しい。


昨日は、北京に戻った友人から便りが届いた。日本の偏向報道では、中国は日本と同じくデフレに入ったと決めつけていたが、実際はその逆で物価高・インフレ。「買い物に苦労」している。「タクシー代がべらぼうに高い」のだが、日本人特派員は実際に乗っていないため、気付かないらしい。


年配の友人は、いま2か月かけて、ようやくタクシー・バス・地下鉄に乗れるようになった。現金を使わないで何事もスマホカード。大変なデジタル社会では、老人は生きられない。

しかし、人間は生きるために何でもする、どんなことでも平気で堪えることができるのか。「タクシー運転手は一日15時間労働をしながら、文句を言わない」という。文革に逆戻り、覚悟の生活をしているのか?


昨日は北京から内モンゴル省のバオトウという工業都市に旅した友人は「鉄道チケットの購入に苦労した。4時間もかかった。到着駅から3キロほどタクシーを利用した。運転手は北京とバオトウで暮らしている。北京にも家があるが、環境のいい内モンゴルがいい。車が少ないだけいい」と語った。

友人は北京が好きではない。人と車が多すぎる。今も変わっていない」というのだ。


国慶節の中国の地方都市である。ホテルに荷物を降ろし、夕食に広東料理の店に入った。「久しぶりに中国を代表する広東料理に満足した。エビや太刀魚など海の魚も出た」という。味付けが最高で、日本人のみならず中国人も、広東料理に一目置いている。「食べ過ぎて翌日のバイキング朝食を抜きにする。それに値段も安かった。北京とは違って物価が安い」と人間は誰もが食事で評価する。


友人は、実をいうと北京入りした直後にコロナに感染した。2週間も寝込んだ。飲み食いできない2週間の間には「もうだめか」と人生に終止符を打つような時期もあった。

病の大敵は「食べない」「眠れない」ことである。この難病で死を覚悟したという。労働は健康の秘訣だと、昨日の草刈りでも感じさせられた。睡眠を約束してくれる。適度な酒もいいだろう。


日本産の魚介類を敬遠する北京では、内陸の湖水で獲れる淡水魚が人気だという。新彊産が人気だという。友人の住む近くにイスラム系の地区がある。そこでは新鮮な肉がスーパーの輸入肉よりも多少安く手に入る。

「以前に比べてマンションの庭が美しくなった。緑がいっぱい。その代わり蚊もいるが、日本の蚊に比べてかゆみが少ない。900戸ほどのワンルームマンションには出稼ぎの住人は少なくなった。電気代はべらぼうに高い。深夜や早朝に料理をするようにしている」とも。

厳しい生活環境の中でお互い住人は助け合って、励ましあって生きている人たちも少なくないという。子供の教育は相変わらずで、母親の教育熱心は相当なもので、外野席から苦言を言い出す余地もない。

友人の近くに中規模の病院がある。そこで漢方治療を受けているのだが、若い医師は優しく親切で最高だと喜んでいる。日本の医師の中には特権意識をちらつかせる藪医者が少なくない。

2023年10月1日記(政治評論家)
https://x.com/010_seisaku/status/1706667971643646274?s=20

https://sp.nicovideo.jp/watch/sm42818055

 接種後死亡者数何と3115000人強‼️

 年末になったら400万に達するということです。

きちんとデータを調べ確認もとって、反論の余地無しです

↑このページのトップヘ